表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
201/315

生まれた疑念

いつも読んでくださっている皆様方、お待たせいたしました。

執筆が終わりました。

お楽しみいただけると幸いです。

【ティアー!ティアさんやー?】


【・・・来たわね、ダーリン。それで、今日は何が聞きたいのかしら?】


【うーん、ティアが言いたくないなら聞かないよ?】


【そう?なら、じゃあ・・・今日は魔法の事を話してあげるわ。お土産はあるのよね?】


【御嬢様、それはこちらに・・・。】


バックパックからササッっとミルクレープと紅茶を取り出す。


【いいわ、話してあげる。では、そもそも魔法とは何かしら?】


【難しい質問だね?】


【難しい事なんかないわよ?】


【一般的な答えだと魔力を思った形に具現化するって言う事なのかな?】


【正解であり、間違いでもあるわ。いい、ダーリン。世界の根源を成す物、それがマナの力なのよ?】


【え?神々の力の根源じゃないの?】


【違うわ。良いかしら?その理解が間違っているから人々は呪文を唱えるのよ?】


【ちょっと理解が追い付かない。最初から教えて下さい、ティア先生。】


【先生・・・良い響きね。みるくれーぷを切り分けて頂戴・・・良いかしら?そもそもマナと言う力は何?】


【神様の力じゃないの?】


切り分けながら答える。


【一般的にはそうね・・・でもよく考えて。ならばなんで人族がそれを使えるの?】


【呪文を唱えて魔法の形を作り、力ある言葉で神々の力であるマナを具現化させるんじゃないの?】


【一般的な考えはそう、けど間違っているのよ。】


【どんな間違え?】


ティアの前に切り分けたミルクレープを置くと食べながらティアが答える。


【考え方ね。先程も言ったけれども世界の根源を成す物、それがマナなの。神々の力では無いわ。】


【じゃあ人族が魔法を使えるのは・・・。】


【そう、何度も言うけれど神々の力では無いの。それだから使えるのよ。もちろん私達、悪魔族もね。】


【じゃあ、ティア達はなんで呪文を唱えないの?】


【私達使徒はマナから作られているの。マナに直接干渉できる私達に呪文は必要ないわ。それは悪魔族もそう。位が上がれば上がる程にそれは顕著になって行くわ。】


【ちょっと理解できた。じゃあそもそも何でマナは神々の力だと思われているんだろう?】


【それには魔法の神マギアが関わっているわ。】


【そう言えば魔法の神がいるじゃないか・・・あれ?魔法の・・・神?】


【気付いたかしら?】


【気付いたと言うか・・・マナが神々の力だったなら魔法の神は必要ないんじゃないのか?】


【正解。自分達の力に神は、監視は必要ないわよね?】


【監視?じゃあ、魔法の神って?】


【根源たるマナを監視しているのよ、マギアの爺は。】


【何で監視が必要なの?】


【先程も言った通り、自分達の力ではないからよ。マナとは世界そのもの、魔術の根源たるもの、それが魔法なの。】


【と、言う事はその根源の力を引き出すのに人族は呪文を唱えるの?】


【そう、マナの力から生み出されていない人族は、呪文を唱えないと魔法を使う事は出来ないのよ。】


ん?

ちょっと待て。


【あ、あのさ、ティアさんや?呪文を唱えないで魔法を使える人族がここに居るんだけれど?】


【・・・あら、残念ね。みるくれーぷが無くなってしまったわ。今回はここまでね。】


【ちょっと、ティア!?】


【ダーリン、良い事。アリステリアには気を付けなさい。あの女神様は待っているのよ。】


【何を待っているんだよ!?それにさっきの質問の答】


ティアの人差し指が俺の唇を押さえつける。


【いい、ダーリン。貴方は特別なの。それだけを今は覚えておけばいいわ。】


【・・・。】


【良い子ね。さあ、戻りなさい、ダーリン。】


人族は呪文を唱えないと魔法を使う事が出来ない?

じゃあ、呪文を唱えないで魔法が使える俺は?

疑問がグルグルと俺の頭の中をかき回す。


その後どうやって部屋に戻ったのか記憶が無かった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


朝を迎える。


眠ったような眠らなかったような・・・。

ティアの言った事がグルグルと頭を回って眠った気がしない。

人族は呪文を唱える?

唱えなくても使える俺は何だ?


あれは確か公国での戦いの時だ。

黄色いのと青いのが・・・テレポートの魔法を詠唱破棄して使っていた。

何となく出来るのではないかと思った。

やってみると出来たのでその時はスキル様の力だと思っていた。


いや、今でもそう思いたい。

駄目だ。

顔を洗ってすっきりしようか。

コノ寝ぼけた頭もスッキリするだろうカ?

何か、なにかシゲキガホシイ。

あれ?

このクロイモノハナンダロウカ?

ココチヨイ、コノママミヲユダネテミヨウ・・・。


コンコン


【ドウゾ。】


「ねえ、貴方戻ってるかしら?」


【アア、ルイス。モドッテイルヨ?】


「ちょっとまた黒い物が、ねえ、どうしたの?キャッ!?」


ルイスノウデヲツカムト、ベッドニオシタオス。


【ルイス、モウダメナンダ。アタマノナカガグチャグチャダ。】


「どうしちゃったのよ!?ねえ、元に戻って!」


【ルイスヲダキタイ、イイヨネ?】


「・・・私で良かったら良いわ。でも、抱いた後は元に戻って頂戴ね?」


【モチロンダヨ、ルイス。】


ルイスガフクヲヌイデイク。

イイナガメダ。

コレカラルイスヲハゲシクオカス。

ソウスレバコノアタマノモヤモヤモカイショウスルダロウ。

マダカ?

タギル、バクハツシソウダ!


「旦那様!ルイス殿!朝から何をやっておられるのですか!?」


セリス?


【ウルサイゾ、セリス。ナンノヨウダ?】


「朝早くから剣聖殿が旦那様を訪ねていらっしゃったのですよ?それなのに」


「っち。この馬鹿もんが!黒い影に、力に飲まれるとは何事かっ!」


コイツハケンセイトカイウジジイジャナイカ。

ドウシテココニイルンダ?


【ウルサイゾ、ジジイ。オレハイソガシインダ、ジャマヲスルナ。】


「手荒く行くぞ!」


【ウルサイナ・・・オレハコレカラルイスヲダクンダヨ。オモウゾンブンニナブルンダ、ソレデコノモヤモヤモナクナル。】


「やかましい!この力に飲み込まれたどあほうがっ!」


ドガアッ!


ナゼカ、ナグラレテルイスカラハナサレタ。


【ナニヲスルンダ、イタイジャナイカ。】


「いい加減に正気に戻れ!」


【ウルサイ、ウルサイ、ウルサイ。】


コノママダトキモチヨクナレナイジャナイカ!

ルイスハドコダ?

イタ!

オモウゾンブンニナブル・・・。

ナイテイる?

ドウして?


「貴方、正気に戻って頂戴!」


パシンッ!


ナいているルイスにほほをはられタ。


いタい・・・。

いままデで一番痛い。

俺はどうして?

何て事を!?


【ルイス・・・俺は・・・。】


膝をつく。

するとルイスが抱き留めてくれる。


「貴方は、疲れていたのね。もう大丈夫、今はゆっくり休んで・・・ね?」


黒い物が無くなった。

ルイスの胸に抱き寄せられる。

心地が良い。

だが、意識が・・・。


【うん、ごめんね・・・ルイ・・・ス・・・。】


俺は意識を失った。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


意識の無くなった愛する人を手伝ってもらってベッドに寝かせる。


「ふう、嬢ちゃん。大丈夫かの?」


「ええ、助けて頂いたようで・・・ありがとうございます。」


「いや、無事ならええ。まずは服を着るがええ。で、コイツ・・・何があった?」


服を着ながら答える。


「分かりません、多分ですがアバリティアさんの所に行っていたんだと思います。」


「そのアバリティアっちゅう奴は何者じゃ?」


「言っても信じてもらえるか・・・。」


「多少の事では驚かんぞ?」


「どうか内密にお願い致します。帝国に居ると言われている七大悪魔の一人で強欲と呼ばれる方です。」


剣聖様は真剣な目つきで私を見る。


「・・・うむ、嬢ちゃんの言、信じよう。そいつに何か言われたのかもしれんな。」


「ええ、起きたら話してみます。」


「万が一の為、同席しよう。」


「ありがとうございます。ところで、剣聖様ですよね?申し遅れましたこの人の妻でルイスと申します。」


「これは丁寧に、ジュウベイと申す。」


「ジュウベイ殿、旦那様の件ありがたく。」


「なに、皇女様が言うとった『黒い影』の事をコイツに教えようと思ってな。」


「ジュウベイ殿、その黒い影とは何なんですか?」


「皇女様よ、その小僧の黒い影・・・生半可な物では無いぞ?今まではどうしていたんじゃ?」


「多分、この人は我慢していたんだと思います。」


「お嬢ちゃん・・・我慢じゃと!?こんなになるまでか・・・。」


「色々と無理をさせていたんだと思います・・・。」


「・・・強いの、嬢ちゃん。じゃが時には泣いても良いんじゃぞ?」


「はい・・・ごめんなさい・・・貴方・・・。」


「ルイス殿・・・。」


入口に人影が現れる。


「ルイスさん、セリスさん、朝からどうしたんですか?」


「ルイスさん、セリスさん、どないしたん?」


「御二方・・・。」


「なんでも・・・なんでもないの・・・。」


「「・・・。」」


「ルイスさん、坊ちゃんの事だろう?ウチで良ければ話しておくれ。」


「わ、私にも!」


「この人が起きたら話しますね。」


「分かったわ・・・それなら御結びでも作ってきますなぁ。」


「嬢ちゃん、わしにも作ってくれるか?」


「ええ、構いませんよ。では、行ってきますなぁ。」


「「「いってらっしゃい。」」」


フェイさんを見送るとベッドで寝ている彼の側に行く。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


真っ黒な空間に居る。


何故か意識ははっきりしている。

昨日ティアから言われた事を考えてしまう。

うーん、俺は何なんだろうか?

人族ではない?

なら『アリステリア様』は俺の体をどうしたんだ?

転移させると言っていただけだよな?


転移か・・・。

そう言えばゲームのキャラクターを媒体として体を作り転移させると言われたような気がする。

転移ならば普通は自分の体のはず・・・だよね?

元の体は事故で酷い状況になっていたのか?

新たなる体だと、良く知っているキャラクターの体だと喜んだ。

それに若返らせたと言っていた。


あの時はさすが創造神様と思っていた。


だが、もしもだが転移先の人物いたとする。

その人物が元々若かったとしたら?

そう、十五歳の都合良い体があった?

いやいや、それなら、何で記憶にある十五歳の俺の顔なんだ?


復活させる事が出来なかった?


ゲームに似た世界と言う事だっておかしく感じる。

毎日のように遊んでいた素晴らしい世界に来たんだぞ?

そうだ、せっかく転移したんだ。

存分に今を謳歌しようではないか!

そんな単純な事を考え過ごしてきた。


冴えない俺に恋人が五人も出来た。

そのうちの一人とまだ仮にだが結婚も出来た!

素晴らしい出会いがたくさんあった!

そうだ、全て『アリステリア様』のおかげだ。


『アリステリア様』を疑うような事を思っては駄目だ。


それに剣聖様との試合の時の声・・・似ていた・・・。

ティアの言葉が頭に残る。


「アリステリアには気を付けなさい。」


何故こんなにも頭に残る?

心に訴えて来る!?


気が付きたくないだけではないのか?


何に?


本当は気付いているんじゃないのか?


何に?


見て見ぬふりをしているだけじゃないのか?


何に!?


俺はどうしたら良いんだ!?

誰か助けてくれ!


・・・こんな考えでは駄目だ。


それに黒い影と言っていた。

黒い考え、心地良さに身を任せたらあのざまだ。

ルイスに合わせる顔が無い・・・。


もう御終いなのかな・・・。

こんな事で、こんな形でルイスを失いたくない。

でもあんな酷い事をしてしまった。

許してくれるだろうか?


お願いだよ・・・。

誰か、たまには助けてくれよ。


ルイス、ごめんね。

こんな駄目な夫で。


ナナリーさん、済みません。

俺は貴女が思うような人間じゃないのかもしれない。


サーラ、俺は師匠失格だね。


セリス、君が誇っている奴はこんな駄目な奴なんだ


フェイ、君にはこれからがあると説教した坊ちゃんはやっぱり駄目な奴なんだ。


ああ、全てを消し去りたい。


「・・・さん?」


誰だ?


「・ファさん?」


この声は!


「ヘファさんなのです!」


【アリスじゃないか!】


ここにはいないはずのアリスが現れた。

俺の妄想か?

それでもいい!

いつもその笑顔で俺を励ましてくれる子!

そんな元気なアリスと話す。


「ヘファさん、すけべなのは駄目なのです!」


【うん、そうだね、アリス。】


「んー・・・もしかして悪い事をしたのですか?」


【そうなんだ、物凄く悪い事をしたんだ。】


「それなら謝ると良いのです!」


【今回は、許してもらえないと思うんだ。】


「そんな事は無いのです!」


【どうしてそう言ってくれるの?】


「本当のごめんなさいをすれば大丈夫なのです!」


【大丈夫かな?】


「むー、ヘファさんは頑張りすぎなのです!」


【俺は頑張ってるのかな?】


「頑張っているのです!」


【どうしてそう思うのかな?】


「ヘファさんのおかげでルイスちゃんも、リズちゃんも、ベスちゃんも、マオちゃんも、もちろんアリスもすごく幸せなのです!」


【そうか、そうだったらいいな。】


「だから本当のごめんなさいをするのです!」


【・・・出来るかな?】


「ヘファさんなら出来るのです!」


【そっか、アリスの期待には応えないとね。】


「頑張るのです!」


【ああ、頑張ってみるよ!】


「それでこそ、ヘファさんなのです!」


良い笑顔だ。

そうだ。

この笑顔に助けられていたんじゃないか。


【ありがとう、アリス。】


膝をつき、その幻影だろうアリスを抱きしめる。

お日様の匂い、アリスの香りがしたような気がした。


「頑張るのです、ヘファイストス。」


え?

上から声が?

声がした方を見上げると成人になったであろうアリスらしき・・・いや、アリスがいた。


「いつでも見守っているのです、ヘファさん。」


誰かに似ている・・・。


俺の意識はそこで覚醒した。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


柔らかい物の上に頭が乗っかっている。


ああ、これはルイスの太腿だ。

どうやら膝枕されているようだった。

顔に雫が落ちて来る。


「御目覚めかしら、御寝坊さん?」


【おはよう・・・ルイス。いつも情けない所を見せてごめんね。】


「そんな事は無いわ。」


【なんかね夢の中かな?アリスに元気づけられたんだ・・・。】


「アリスに?」


【うん。】


「・・・。」


【・・・酷い事をしちゃったね、ごめん。】


「私はそんなに酷い事をされた覚えはないわ。」


【いや、あれは酷い事なんだ。ごめんね、ルイス。】


「いいわ、素直にごめんなさいが出来たから、今回は許してあげる。」


【・・・本当にごめんね。】


「ふふ、たまにはそんな弱い所も見せて頂戴ね、貴方。」


【まだ怖いからこのままでも良いかな?】


「良いわよ。ゆっくりしなさい、ヘファイストス。」


その温もりに体を、頭を預ける。


【ルイス。】


「どうしたの?」


【もっと近くに来て欲しいな。】


「膝を外すけれど良いかしら?」


【うん、ルイス。抱きしめてほしい。】


と、外野の声が聞こえる。


「・・・坊ちゃんって甘えん坊さんなんですなぁ。」


「っく、甘えるのはルイスさんばかりなんですよ!」


「私にも甘えてほしいぞ、旦那様。」


「お主ら、黙って見ておく事は出来んのか?今が良い所じゃないか!」


「【・・・。】」


ルイスだけじゃなかったのか。

頬が熱くなる。


【ルイス、後でにしよう。】


「ええ、分かったわ。」


チェー、良い所だったのに。

まあ、俺も先に聞いておきたい事があったんだよね。

名残惜しいが膝枕から起き上がる。


【さあ、ジュウベイさんよ。話を聞かせてもらおうか?】


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「お主の抱えている黒い影・・・わしの見た所では坊主、お主かなり浸食されておる。」


【それで、この黒い影?この俺の状態は何なんだ?】


「戦った時も言ったんじゃが、坊主、お主・・・何を恐れておる?」


【俺は恐れてなんか・・・いや、正直に言おう。自分のこの力を恐れている。】


「力か、それは武芸者ならば、ほとんどの者が通る道じゃのう。」


【そうなのか?力に関しては詳しい事は言えないんだが・・・。】


「坊主、お主その力を無意識に留めておるのよ。それが溜まると黒い影となって現れる。」


【それはどういう事?】


「簡単に言えば力が制御できておらん。そのせいで余分な力が黒い影となって体に溜まっておるのじゃよ。」


【余分な力が黒い影って何だよ?】


「正規の訓練を受けてスキルを使っていればこんな事にはならぬ・・・それに、お主なら分っておるのではないか?」


【分かっている?】


「例えば、お主。剣術のスキルが高いだろうに動きが素人そのものじゃ。」


【それは感じている。スキル様頼りな戦いばかりだからな。】


「そこでじゃ、戦っている時に経験があればもっと上手くやれたはずだ、などと心の中で思っておるじゃろう?」


【それは思うが・・・。】


「お主のように力を持っているのに何で上手く出来なかったと思う事が体に溜まって行く、するとそれは黒い影となって現れる。」


【爺さん、その黒い影を抑える事は出来ないかな?】


「その事ならばわしが師事してやるが?」


【是非お願いしたい。】


「厳しく行くぞ?」


【構わない、それが出なく、いや、制御できるのならば。】


こうしてその日から剣聖様の指導は始まった。

ここまで読んでくださって、誠にありがとうございます。

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマークなどなど。

大変に励みになります!

皆様に感謝を!

さて・・・近況報告は活動のほうに書きましょうか。

それでは 次話 心の在り方(仮 で、お会い致しましょう!

お疲れさまでした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ