表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームで伝説の鍛冶師だった、元アラフォーおっさんの異世界転移奮闘記  作者: Maya
第一幕 第一章:そして始まる異世界生活
16/312

鉱山事件の顛末

テレワーク中に書き上げる事が出来ました。

お付き合いいただければ幸いです。

それではお楽しみください。


【ふう、久しぶりの娑婆だぜ・・・。】


と、言いつつ洞窟を出て来た。


時間を忘れて徹夜で、掘ったり、調べていたら、次の日の朝になっていたようだ。

太陽を見ると朝の七時ぐらいだろうか?


遅くなってしまったが『アリステリア様』に祈りを捧げる。


腹が減ったので朝御飯代わりに干し肉を齧っている。

そう、予定では今日はオーカムに帰る日だ。


インゴットにする作業はこれからだけれど、かなりの数が期待できる鉱石を入手出来た。

その数、実に鉄の鉱石が約3000個、鋼の鉱石が約5000個。

鉱石一個からインゴットが三個作れるはずなので鋼のインゴットが約15000個の計算になる。

ついでに銀の鉱石を約500個と金の鉱石も約300個ゲットした。

しかも掘っていたら鋼の鉱脈を三か所も見つけてしまった。


運が良い。


黒いスライムみたいな魔力だまりは、魔法のディスペルを掛けた所、跡形もなく消えてしまった。

これでメタル・エレメンタルは出てこないだろう。

新たに見つけた鋼の鉱脈は手を付けていないので、流通の問題には十分だろうか?


地脈の事は専門家にでも聞かないと俺には分からなかった。


これらも町の人と領主様には報告しておかないとね。

領主様が一介の鍛冶師に会ってくれるかは分からないけれども。


結局、今回の件は討伐を全然してなかった事で洞窟内のアース・エレメンタルが飽和状態になった事が原因と思われる。

冒険者ギルドに依頼を出し、定期的に討伐をさせないとダメだという事で落ち着くだろう。


もちろん、町の人にもこの事は伝えるつもりだ。


一階を見て来たのだがアース・エレメンタルは自然発生するモンスターなので、飽和状態になっていると言う事はしばらく討伐されていなかったと言う事だ。

飽和状態になると、一階に約五十体のアース・エレメンタルが現れるので、是非とも討伐してほしいと町の名義で領主様に掛け合ってもらうしかないかな。

実際に坑道内のアースエレメンタル五十体以上を全て倒してみたら坑道内に発生する個体数は二体にまで減少した。


これで普通に討伐依頼に来てくれれば大丈夫だろう。


討伐は、スキル上げの良い機会なので是非やってもらいたいね。

灯りに関しては何か代わりになる魔道具でもあればいいんだけど。

そういえば街にあった街灯の灯りをつける魔法は代わりにならないだろうか?


まあ、それを考えるのは偉い人に任せよう。


地下二階のオーガ・ロードは存在を証明する為に無理をして牙を抜いたよ。

何度挫けそうになった事か。

グロ耐性無いんだよ・・・勘弁してよね。

しばらく血の滴るステーキとかは見たくない。


しかし、なんであんな所にオーガ・ロードがいたのだろうか?

討伐部位を取った後、しばらくしたら黒い靄になって消えてしまったので調べようがない。

部屋に隔離されていたような感じになっていたんだよね。

餌もいないし。


正解ではないだろうが、魔力だまりから出て来たと考えるしかないかな。

魔力だまりを消してしまったからもう確かめようはないのだが。


しばらく地下二階にいたが、出現ポップするモンスターはいなかったので安心して採掘出来るだろう。


後は領主様と冒険者ギルドの仕事だろうと丸投げしよう。


注意としては、アース・エレメンタルは強敵なので、今後は適正な冒険者が送られてくることを祈ろう。

じゃないと冒険者A君の件みたいな事が起きてしまうからね。


纏めるとこんな感じかな。


これで胸を張ってルイス達の元へ帰れる。

さてと、鉱石をインゴットにする作業をするか。

鉱石を大量にゲットしたことでハイになっているのだろうか?

ステータスの影響か全然疲れていないので出来るうちにやってしまおう。

高炉で大量にインゴットを作っていった。


ちょうど良いのでルイス達のお土産も作った。


しばらく作業して大量のインゴットを手に入れたのだけれども、町の関係者が全然巡回に来ない。

衛兵でも良いのに巡回が来ないのはどうかと思う。

巡回の範囲に入っていないなら、巡回のコースに入れてもらうようにも言っておかないとね。

まあ、あの門衛さん達の感じでは巡回自体をしていないのだろうが。

さて作業も終わったし町長がいればに報告に行くかな。


荷物を片付けてから町に向かうのだった。


町に着くと、辺りの歩いている人に町長さんがいるのか聞くと、いると言うので家に案内してもらう。

案内してくれた人がここがそうだと言うのでお邪魔する事にした。

案内してくれた人にお礼を言って別れる。


ドアをノックする。


コンコン


【こんにちは、町長さんはいらっしゃいますか?】


と、声を掛けると、御年輩のメイドさんが出てきた。

事情を話すと最優先で町長と面会をさせてくれるというのでしばらく応接間で待つ。


時計を見ると現在の時刻は十二時五分。


五分程してから、ドアがノックされ、くたびれた感じの初老の人と先ほどのメイドさんが入ってきた。


「どうも、町長の『マクレガー』と言う。早速だが事件の顛末を聞かせていただけるだろうか?」


【お昼時にすみません、私は『アーサー』と申します。それでは・・・。】


事情を説明して見解を述べる。


すると報告を聞いた町長が安堵して言って来る。


「まさにその通りだ。町からも領主様にご報告申し上げないとな。」


町長さんが素直に受け入れてくれたので良かった。


【それでは町長さん。報告の件は、よろしくお願い致しますね。】


「任せてくれたまえ、事件解決と報告を、ありがとう!」


【いえいえ、では失礼致しますね。】


そう言って町長の家を後にする。


さてと、インゴットは入手出来たし報告は済ませたのでオーカムに帰るかな。

帰る支度を整える。


町を出る時に門衛さんに言われた。


「おう、兄ちゃんか。昨日冒険者達が帰っちまったんだけれど依頼は失敗かね。」


心配しているのでまだ報告は来ていないんだなと思い無難に返事をしておく。


【そのうち町長さんから良い報告があると思いますので心配無いですよ。】


そう言って、少しでも安心してもらえるように話をしておく。


「そうか。冒険者達も女の子も無事だったしこれから良くなるといいな。」


と、衛兵さんが言っていた。


【そうですね・・・それでは失礼しますね。】


「おう、また来いよな!」


「また、そのうちに来ますね。」


そう言って二人と別れる。


さてと、ルイス達はどうしているかな?


街道を走る。

時刻は十三時時ぐらいだろうか。

ルイス達に早く会いたいな。

俺は帰り道を急ぐのだった。

運よくモンスターとは出合わず結構良い時間で街が見える位置まで来れた。

暗くなってしまったがオーカムの西門に到着した。


門衛さんが俺を見て言って来た。


「閉門にギリギリだったぞ。」


そう言っていたので門の閉まる十八時前には街に着いたのだろう。

まあ、四時間近く走りっぱなしだったからね。

さすがスタミナもチート。


ギルドカードを見せて中に入る。


無事にたどり着いた事を喜ぶと、俺はいつもの宿屋へ戻るかと北通りを目指すのだった。

此処まで読んで下さってありがとうございます。

評価、イイネ、ブックマーク等、大変ありがたく執筆にも力が入ります。

今後共よろしくお願いいたします。

次話、久しぶりの皆(仮 でお会いしましょう。

それではまた~

11月28日加筆。

字が詰まっていて読みにくいとのご指摘を受けました。

執筆中の原稿を止めて少し考えてみたいと思います。

内容の指摘は無かったので楽しんでくれたのでしたら申し訳ない事をしました。

もう少し読みやすさを勉強してみます。

11月28日加筆。

読みやすさはどうでしょうか?

スペースを作ってみましたがその代わりにボリュームを減らしてしまいました。

しばらく試行錯誤いたしますのでお付き合いください。

よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 文字が詰まって読みにくいので、適切な字下げや改行をご検討ください。 他の作品を参考にするとよろしいと思います。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ