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下着と女性の美意識への執着

いつも読んで下さっている皆様、お待たせいたしました。

執筆が終わりました。

お楽しみ頂ければ幸いです。


風呂を上がり、部屋に戻ると下着姿のサーラさんとそれを見ているルイスとナナリーさんがいた。


「これが、新しい胸巻きとあて布・・・その名も下着です!」


「それを着けただけなのね・・・コルセットは着けていないのかしら?」


「ええ、コルセットは必要ありません、下着のみです。」


「それだけで、こんなに見た目が変わる物なんですねー。」


「ええ、それと女性としての自信がつきます。それで私は変わる事が出来ました。」


「「ふむふむ・・・。」」


「特に胸ですね、巨乳だと言う事で今までは俯いていましたがこの下着を着ける事によって俯かなくなりました!」


「「ほほ~・・・。」」


「それと、巨乳のせいで今までは肩が凝ったりしていましたが、このブラジャーを付ける事によってそれも少なくなります。」


「「それはありがたいわね・・・。」」


「そしてこのパンティーとヘファ師匠が呼んでいた下の下着です。お尻がキュッっと持ち上げられるようになってます。」


「「ふむふむ・・・」」


「見て下さい、この美しい腰からお尻にかけての曲線を。」


「綺麗よね・・・。」


「綺麗ですー。」


「歩く姿を見て下さい。」


部屋の中で下着姿のモデル体型の女性がウォーキングをしている。

入口に突っ立っている俺に気付いたのだろう、こちらに向かってウインクをして来た。

モデルさんだ!

モデルさんがいる!


「背筋がすっとしていて綺麗ね。」


「そうですね、胸が大きいと、どうしても前のめりになりがちですからねー。」


「これで、私は女としての自信を付けたのです!」


「「おおー・・・。」」


・・・そろそろ来るかな?


「ちょっと、貴方。私の物もあるんでしょうね?」


「ヘファ君、お姉さんの物もありますよねー?」


【は、はい、用意してますよ。調整をしますので着けてみて下さいね。】


それぞれに下着を渡していく。

二人は遠慮せずにその場で着替え始める。

うん、俺がいるのに恥じらいはまったくないね!


サーラさんの対応が初々しかっただけに残念だ・・・。

・・・っは、俺にはルイスとナナリーさんと言う人が!

いやいや、でも気分が良かった。

こう、胸が暖かくなると言うか。

中学生の頃にした初恋がこんな感じだったな・・・。

と、思いにふけっているとサーラさんの指示もあり二人とも着替え終わったようだ。


【二人とも動いてみてくれるかな、違和感があれば手直しするよ?】


俺が寝る部屋に下着姿の女性が三人もいるぞ!?

しかもそのうちの二人は下着姿でストレッチをしている!


「そうね、乳首が当たるわ。動くと擦れてしまうかもしれないわね。」


「そうですね、私も当たりますねー。」


やっぱりトップの位置か。

製品にするには改良を重ねないといけないね。

まあ、ゴムがあったらだけれど・・・。

今の状態だとオーダーメイドでしか対応できないし、採寸が問題だ。


【では、手直しをするね。二人とも脱いで下さい、採寸をしますので。】


まずは裸になったルイスから。

ふむふむ・・・。

メモを更新する。

ルイスさん、順調に育っておりますな!


続いて、同じく裸になったナナリーさん。

ふむふむ・・・。

同じくメモ更新する。

ナナリーさん、お尻が大きく!

二人とも立派になって・・・。


くう、そう言えば今夜から我慢の生活か・・・。


【では、二人ともタオルを巻いていて下さい、すぐに仕上げますので。】


「「はーい。」」


そして、手直しをしていく。

トップとアンダーでここまでの差が出るとは、男の俺には思いもよらなかった。

男物なんかS、M、Lとかでしか売ってるのを買った事しか無いからなぁ。

ユ〇クロ万歳!

でも、良い経験になったね。

次からは、この経験を生かそう。


【二人とも、調整しましたので、着けてみて下さい。】


「分かったわ。」


「分かりましたー。」


二人とも目の前で着替え始める。

一応、男がいるんですよ?

まあ、もっとすごい事をやっているんだからね。

俺がいても、恥ずかしくはないよね!

・・・でもさ、二人とも少しは恥じらいを持とうよ。


「こ、これで良いのかしら?」


「これで良いのですかー?」


【歩いてみてよ、他に違和感は無いかな?】


「私は大丈夫ね、背筋を意識すると良い感じね、胸と体が軽いわ。」


「私もですね、肩が軽くなりました、これも下着の効果なのでしょうかー?」


【ルイス、ちょっと良いかな?ナナリーさん真似をしてみて下さい。】


「何をするの?」


「分かりましたー。」


後ろに回って胸に手を当てる。


【ちょっとごめんね、着け方なんだけれどこうやって腋から肉を持ってくるようにするんだよ。】


「ちょっと、何してるのよ!二人が見ているのよ!?」


【集中して、ルイス。】


「わ、分かったわ。」


腋の方から胸の方へ肉を寄せて行く。


「ふむふむー。」


【これでどうかな?】


「やだ、さっきよりぴったりと合うわ!」


「これは、良いですねー!」


「ヘファ師匠、この着け方は凄いですね!」


【そうですよ、胸も揺れにくくなっているでしょう?】


「本当、歩いてもあまり揺れないわ!」


「私も揺れませんねー。」


「私もです!」


【効果としてはバストトップの位置をあげる事と、服を綺麗に着こなす為なんですよ。】


「「ばすととっぷ?」」


「そういえば、先程もそのような事を言われてましたね。」


【ああ、胸の一番高くなる位置の事です。二人とも、下着の上から、これを着てみて下さい。サーラさんが着ていた物と同じ物です。】


「分かったわ。」


「分かりましたー。」


二人とも着替え始める。


「・・・これは凄いわね、下着のおかげで、身長が高くなった感じがするわ。それにこの下履き、足が長く見えて気分が良いわね。」


「この服だと足が見えますが、腰から足にかけてが綺麗に見えますね。少し恥ずかしいですが、気になるのはそこだけですねー。」


「腰から足にかけて上手く視線を誘導して、ブラジャーとシャツで上手く胸を隠しているんですよ。」


この三人が並ぶとファッションショーのモデルさんが目の前にいるようだ。

俺は、凄い光景を目にしているぞ。

一通り着替えて確かめると、ルイス達が言ってくる。


「こんな物があったのね、もう、もっと早く作ってくれれば良かったじゃないの!」


「ヘファ君は凄い物を作れるのですね、お姉さんは感激ですよー。」


「ヘファ師匠は素晴らしい人です。私もこれから色々と吸収させて頂きますね!」


・・・前世の、しかも他人が作った物だなんて言えないよね。

済みません、先達達よ!


【あ、でも寝る時はこの下着は外して下さいね?】


「どうしてなのかしら?」


「どうしてなんですかー?」


「どうしてなんですか、ヘファ師匠?」


【寝る時には専用の物を付けます。胸が横に流れるのを防ぐのと、着け心地に配慮されていて寝る時に負担にならないんですよ。】


「「「その専用の物を作って下さい!!!」」」


三人が迫って来た。


【きょ、今日は無理だよ、時間が無い。今度作るから、ね?】


「「「明日でお願いします!!!」」」


三人がもっと迫って来た!


【は、はい・・・。】


その迫力に流されてしまった。

明日から大変そうだな。

えーっと、確か綿で作ると痒みやかぶれの心配がないんだったっけか?


期待されてしまったんだ、頑張って作ろう。


そして下着が気に入ったのか女性三人が話題に花を咲かせる。

俺は蚊帳の外だ。

ぐすん・・・寂しい。


そして俺は、いつの間にか眠っていた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ん?


何かごそごそとするので目が覚めた。

足元から誰かがベッドに入って来た。

侵入者はシーツで隠れていて分からない。

ルイスか?

ナナリーさんか?

何にしてもサーラさんがいるんだ、答えてあげられないぞ?


『へ~ふぁ~し~しょ~う、あ、目が覚めましたね?』


『サ、サーラさん!?ちょ、何してるの!』


『うふふ、ちょっと夜這いに来ました。』


『夜這いって、何で!?』


『口付けだけでは物足りないからです。ヘファ師匠もでしょう?』


『駄目だよ!この部屋にはルイスにナナリーさんもいるんだよ?』


『ヘファ師匠が黙っていれば問題はありませんよ、それと声は出さないで下さいね?』


マイサンがその淫靡な雰囲気に反応してしまっていた。


『ふふ、こっちは素直ですよ、ヘファ師匠?』


『だ、駄目だよ、サーラさん。』


マイサンが暖かくて気持ち良い物に包まれる。


『サーラさん、声が出ちゃうよ。』


『我慢して下さいね、ヘファ師匠。すぐに気持ち良くして差し上げますから。』


今日はリビドーが凄かったから誘惑に逆らう事が出来なかった。

っく、ルイスとナナリーさんがいるんだぞ?


『感じてくれているんですね、ヘファ師匠、口の中ですごく跳ねますよ?』


『サーラさん、待って!』


『サーラって、呼び捨てにして下さい!』


月明かりの部屋の中には粘着質な音だけが響いていく。

しばらくその音は続いていた。

そして、終わりの時を迎える。

くそう、二人がいるのに!


『うぼっ!?ん・・・んっ。』


『サーラ・・・。』


『うふふ、嬉しい、まだ元気ですね。収まるまで慰めて差し上げます。』


『うあ、駄目だよ、サーラさん・・・。』


俺はその誘惑に逆らう事が出来なかった。

結局収まったのはその後に五回もされてからだった。


『ヘファ師匠のおかげでお腹がタプタプしてます。』


『・・・。』


『今日は、これで終わりにしておきますね。』


『え?きょ、今日は?』


『ええ、辛そうな時は来て差し上げます、ヘファ師匠。いえ、ヘファイストス様。』


そう言うとサーラさんがゴソゴソとベッドを出て行った。

彼女ってあんな積極的だったのか?

女として目覚めさせてしまったのだろうか?

それに、二人がいるのに・・・。

くそっ!

何をやっているんだ俺は!


そんな事を考えていて、その夜は眠れなかった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


次の日の朝。


『ねえ、貴方。昨日の夜、一人で慰めた?』


『ど、どうしてかな?』


『ちょっと臭うのよ・・・ねえ、我慢できなくなったら言ってね、私が慰めてあげるから。』


『う、うん、その時はお願い致します。』


『ねえ、いつものように私の顔を見て言って頂戴。』


ヒソヒソと二人で話していると声が掛かる。


「おはようございます、ヘファ師匠!ルイスさん!ナナリーさんは・・・まだ寝ていますね?」


「おはよう、サーラさん、二人は今日はどうするの?」


【お、俺は手が空いてたら、サーラさんの鍛冶仕事を見てあげようかな。それに例の物も作らないとね。】


「ありがとうございます、ヘファ師匠!」


「そうなのね。なら、いつも通りギルドね?」


【う、うん。】


駄目だ、ルイスの顔がまともに見れない。


「どうしたの、貴方?」


【な、なんでもないよ。さあ、今日も頑張ろう!】


「・・・そうね?」


「そうですね、頑張りましょうね、ヘファ師匠!」


【お、応。】


「・・・?」


ナナリーさんが起きると日課の祈りを捧げる。


「「「『アリステリア様』本日も良き日でありますように・・・。」」」


「あー、皆さんで祈っているんですか?」


「そうよ、創造神様信仰なの。」


「そうなんですよー。」


「うう、私は商業神様なんですよ。」


【そ、そうなんだね。】


「商業神エンボーリオ様、今日も良い物が作れますように・・・。」


【さ、さて、御飯を食べに行こうか!】


「朝市に行くのではないのかしら?」


【そ、そうだったね。】


「・・・それじゃあ支度をしてくるわ。」


「して来ますねー。」


【待っているよ、ルイス、ナナリーさん。】


ルイスとナナリーさんは支度をしに自分のベッドの方へ行ってくれた。

ホっとしているとサーラさんが近寄ってきて囁いてくる。


『ヘファ師匠、昨日の物が残っていてお腹が空いていません。』


『そ、そうなの?』


『ええ、でも私が行かないと不自然でしょう?口直しに行って差し上げますね?』


『ああ、お願いするよ。サーラさん。』


『ヘファ師匠、サーラと呼んで下さい。』


『わ、分かった、サーラ。』


「ふふ、では支度をしてきますね。」


そう言うとサーラさんは着替えに戻って行った。

皆の支度が終わると朝市に向かう。


「ここはいつ来ても変わらないわね。」


「そうですね、活気があって良い場所ですねー。」


【そ、そうだね。】


「どうしたのですか、ヘファ君ー?」


【な、何もないですよ?】


「そうですかー?」


【それより、味醂干しを食べに行きましょう!】


「ええ、行きましょう。」


「是非ー。」


二人が先に進んで行くとサーラさんが近寄って囁いてくる。


『ヘファ師匠、言動が不自然すぎますよ?』


『そ、そんな事は無いぞ?』


『あるんです、そんな事ではバレてしまいますよ?』


『!?』


『私は構わないのですが、夜の事はそんなに気になさらないで下さいね?』


『わ、分かったよ、サーラさん。』


『サーラと呼んで下さいと言いましたよね?』


『分かったよ、サーラ。』


「結構です、ヘファイストス様。」


サーラさんはそう言うと二人の後をついて行く。

その三人の背中を慌てて追いかけた。


何処をどう回ったのか、味醂干しを食べたのかが全く頭に入ってこなかった。

宿に戻ると朝御飯の時間だった。


「さあ、御飯も食べましょうね。」


「そうですね、でもいつかはリズちゃん達も連れて行ってあげたいですねー。」


「あの子、朝が弱いから、いつになるかしら?ねえ、貴方。」


【・・・。】


「貴方?」


【え!な、何かなルイス。】


「今日の貴方何か変よ?」


「そうですねー。」


【何でもないさ、それより朝御飯だろう?】


「そうね、貴方。今日も楽しみにしておくわね。」


「楽しみです、ヘファ君ー。」


くそ、二人の顔がまともに見れない。


【済まないが、今日は女将さんのおススメで頼んでくれるかな?】


「「・・・?」」


皆で朝御飯を食べる。


俺は夜の事で頭がいっぱいで、御飯の味が良く分からなかった。

ここまで読んで下さり、誠にありがとうございます!

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマーク等々。

大変に励みになります。

皆様方に感謝を!

今回はちょっと過激な文章がありました。

嫌いな方々申し訳ありません。

それでは 次話 苦悩とミカというライバル(仮 で、お会い致しましょう!

お疲れ様でした!

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