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やっぱり鍛冶仕事は良いよね?

いつも読んで下さって、誠にありがとうございます。

執筆が終わりました。

お楽しみ頂ければ幸いです。


いつもの朝を迎える。


二人の温もりを感じている。

柔らけえ・・・

毎朝こうやって起きる幸せをじ~んと噛みしめている。


さて、今日の事を考えてみる。

今日も武具を作る予定だ。

期限が迫っていると書いておいたので恐らく誰か来てくれるだろう。

そう考えていると二人が起きたようだ。


「朝から難しい顔をしているのね?」


「ヘファ君、額に皺が寄ってますよー?」


ナナリーさんが額を指で擦って来る。

皆には女将さんの、この宿の手伝いをしてもらっている。

街の復興中なので冒険者の数が少ない為にポーションの露店が出せないのだ。

後はオーガの牙、皆の心技共に成長が著しいので装備を仕立て直さないといけない。

ベルフゴールの復活までに色々とやりたいのだが、最優先は皆の武具の作成だろう。

色々と考えてしまう。


【よし!今日も頑張りますか!】


皆で起き上がり支度をする。

そして三人でアリステリア様に祈る。


「「「『アリステリア様』本日も良い事があります様に。」」」


食後、皆は仕事に向かう。

俺はギルドに向かいがてら露店の状況を見ておく。

北通り以外の建物の復興が落ち着いて来たので、ぼちぼちと露店も立ち並んでいる様だった。

後は冒険者達が戻ってくれれば良いね。

そう思いながら東通りを歩いて行く。


ギルドに着くと受付に行く。

今日はアリシアさんはいなかった。

聞くと規定の休みだと言う。

この忙しい中でも休めるのは、良いマスターが来てくれたおかげだろう。


「アンタ、遅かったじゃないの?」


【なんだよ、ミカ。俺に会いたくて早く来たのか?可愛い所があるじゃないか?】


「この特大お馬鹿!」


パシーン!


後頭部を引っ叩かれた。

そうしてミカと鍛冶場へ向かう。

今日も装備を作る。

午前中はいつでも作れるようにとベースになる物を作っておいた。

昼になる頃に、ジャスティン達三人が来てくれたので昼飯を御馳走がてら話をする。


「ディアナがとても喜んでいたよ。ありがとう、アーサー。」


「そうそう、すっげえ喜んでたぜ?」


「そうなんさ~、す・ご・く、喜んでたんさ~。」


っく、アンナには感づかれている様だ。


「それは良かったです。後は三人の武具なので、今日中に採寸を済ませて、素体を作っちゃいますね。」


ミカは黙って話を聞いている様だ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「この塩ラーメンっていうのは美味しいね。これはお代わりが出来そうだ。」


「そうだな、美味い食い物だ。すするっていうのが難しいがな。」


「そうなんさ~。美味いもんを食うのに試練が必要なんさ~。」


すするのが苦手そうなアンナを尻目にミカが言う。

・・・猫舌じゃないよね?


「アンタ達も、アタシの様にすすれば良いのよ!」


ズルズル~・・・


おお、上手くすすっている。

昨日は上手くすすれていなかったのだが・・・。


【・・・ミカさんや、練習したのかね?】


「ち、違うわよ!れ、練習なんかこれっぽっちもして無いわよ!」


真っ赤になって言われてもなあ。

多分、自慢したくて練習したんだろうな。

その甲斐があってすするのが上手くなっている。

箸の使い方も慣れてきていて良いじゃないか。

そうしてお代わりに応え昼飯を食べ終わると、裁縫部屋に移動し採寸から始める。


【アンナさんから始めましょうか?】


と、言う俺にミカが反応する。


「ちょっと!アンナさんのはアタシがやるからね?」


「ミカ様?アーサー君でも良いんさ~?」


「駄目よ!このスケベ大王に何されるか分からないからね!アタシがやるわ!」


アンナは何かを期待していたようだが仕方が無い。

そう、仕方が無いのだ。


【じゃあ、まずはジャスティンさんから行きましょうか。】


俺がそう言うとアンナはミカと別室で採寸を始める。


・・・くう、ジャスティンめ、まだ身長が伸びているじゃないか!

羨ましかったが仕方が無い。

ジャスティンの採寸が終わりダンの採寸を済ませると鎧下を作り始める。

ミカもアンナの鎧を作り出したようだ。

デザインは前の物と同じにして行く。


「アーサー、今回はどうするんだい?」


【各鎧の耐性を限界までにしてみようと思っていて、後はそれぞれに合った物を練成しようと思っています。】


「今までの物より強力になるのかよ?」


【そうです、ダンさん。後は鋼の限界までやってみるつもりなので、使いこなして見せてください。】


「分かったよ、アーサー!」


「楽しみだぜ、アーサー!」


二人から気持ちの良い返事が返って来る。

そして鎧下が出来上がると調整の為に着替えてもらう。

今回は内側に新作の速乾素材を試してみた。

見た所はピッタリだ。


【ちょっと動いてもらっても良いですか?】


俺がそう言うと二人共、準備運動を始める。


【違和感はありませんか?】


「うん、僕は大丈夫ですね。」


「俺もだ。」


【では、予備を作りますね。】


そして予備を作り終わると、試着してもらい大丈夫なようだったので鎧の製作に移る。


鍛冶場に移動してまずはダンの物から作製する。

作ってあったチェインベースを整えて鎧にして行く。

ヘルムは今回はクローズヘルムにしてみた。

プレートヘルムよりも横に視野が広がる為に選んでみた。

これも顔の部分が持ち上がりヘルメットを付けたままでも飲食が出来る。


今回は当て物も俺が作った。

ルーン文字等を入れて仕上げる。

ダンには早速試着してもらう。


次はジャスティンのプレートメイルだ。

こちらも作っておいたプレートベースから作製する。

加熱したりして柔らかくした所をハンマーを使い形を整えていく。

ジャスティンのヘルムは頑丈さを重要視して前と同じプレートヘルムにしておいた。

全部位が出来上がるとルーン文字等を入れて完成させる。


ダンがまたこの暑い中、フル装備で運動をしていた。

学習しようよ、ダンさんや。


【ジャスティンさん。ダンさんと外で体を動かしてきてもらって良いですか?】


「そうだね、アーサー。外に行こう、相棒。」


「わ、分かったぜ。」


そう言うと二人で外に出て行く。


その間にロングソードとツヴァイハンダーを作っておく。

ジャスティンは威力不足だと言っていたので錬成で武器ダメージを高くするつもりだ。

そうすればバルロン以上の悪魔にも対応できるだろう。

彼らの実力ならば武器の真価を引き出せるだろうからね。

今回は気合いを入れて錬成をする。

鋼では何回の錬成に耐えられるのだろうか?

練成に失敗すると素材が無駄になるので、それも見極めないとね。


ダンのツヴァイハンダーにも強化を施そう。

両手剣だから少し多めに強化値があるはずなのでその分片手剣より多く錬成できるはずだ。

ダンには決定力を更に付けてもらおうかな。

こちらも武器ダメージを付けて・・・。

色々と考えながら作っていたら二人共、戻って来た。


【いかがでしたか?二人共。】


「良いですね。前と同じ、いや、軽く動ける気がするよ。」


「そうだな。さすがは、アーサーだな。前よりも可動範囲が広いぜ。」


軽く動けるのは、あれだけの戦いを経験して来たのだ。

本人達のSTRやDEXも上がっているのだろう。

だが、さすがのスキル様。

最適化も進み、更に性能良くしかも短時間で作れている様だった。

『アリステリア様』も俺達の戦いを見守ってくれているに違いない。

そう思い、『アリステリア様』に感謝しながら武器を仕上げていくのだった。


アンナの方も鎧の作成が終わっていたようだ。

ミカにコンポジットボウの図面を見せて作ってもらう。

図面通りに作ってはいるのだが『此処はどうしてこうなっているのかしら?』とか色々聞かれて先に進まない。

しかも下手に対応すればミカは本気で怒るからね。

時間が無い中でも丁寧に説明しながら作って行くと、十七時の鐘が鳴ってしまった。


コンポジットボウはもう一本欲しかったのだが仕方が無い。

アンナに言って予備を預かる。

後は宿で調整するかな・・・。

それで明日からは、錬成に使用する希少素材を集めなければいけないね。

ノモスに言えば集まりそうな気がするんだけれど・・・。

甘えすぎかなとも思うけれど相談してみようかな?


鎧が作り終わったので、今日の所は作業を終わりにして片づける。

片づけているとジャスティンが言って来た。


「アーサー、今回の鎧にはどんな性能が追加されるんだい?」


【うーん、鋼の限界までやってみるつもりなんですよねー。】


「鋼の限界・・・ですか?」


【そうなんですよ。インゴットによって強度が決まっているみたいなので、其処を見極めないと、下手をすると壊れちゃうんですよねー。】


「強度・・・そうなのかい?その辺りは僕達には分からないからね・・・。」


【それを分かられちゃうと鍛冶師の仕事が無くなっちゃいますよ?】


「そうだね、詳しくは分からないので君にお任せするよ。」


「ええ、任せて下さい。」


ダンとアンナはミカと話をしている様だ。

そう言えばジャスティン達は、何でこの街から離れようとしないんだろうね?

ダンにも探し物とやらが見つかったようだし、何かあるのだろうか?

そんな事を考えているとアリシアさんが様子を見に来てしまった。

どうやら十八時を過ぎても戻って来ないので心配して見に来たのだろう。

長引かせてしまった事をお詫びするとギルドを後にする。


ジャスティン達と別れいつも通りミカと宿への道を歩く。

扉を潜り宿に入ると女将さんが言って来た。


「小僧、お帰り。」


【ただいまです、女将さん。】


「女将さん、今日もお世話になるわね。」


「元気っ子も来てるのなら、皆に挨拶をしたら厨房に入りな小僧!」


【はい、女将さん!】


そしてルイス達の所へ行く。


【皆、ただいま!】


「お帰りなさい、貴方。ミカさんも。」


「お帰りなさい、ヘファ君。ミカ様もー。」


「「「お帰りなさい!ヘファさん!ミカさん!」」」


うん、皆元気でよろしい。


もうミカ専用になってしまった俺の席に案内する。

エプロンを取り出しつけると、皆に挨拶をして厨房に向かう。

皆は早速何かを話ししている様だった。

厨房に入るといつものカウンターにノモスとバウマンさんとグレイさんを見つけた。

ファリスさんは神都で調べ物をしている。


早速ノモスに相談する。


【ノモス、錬成の素材で必要な物があるんだけれど頼んでも良いかな?】


「もちろんだよ、アーサー!・・・と言う事は錬成をしにエギエネスシティに行くつもりなのかい?」


【その予定なんだけれど、この街は復興したてだろう?急いでいるんだけれど目当ての物が見つからないんだよ。今回は無理を言ってごめん。】


「いいのさ、アーサー!ならばバウマンを動かそう。大陸の店と言う店から探してやるぜ?」


「アーサー様、私めにお任せを。」


【じゃあ、これがリストになるんだけれど良いかな?】


そう言って羊皮紙をノモスに渡す。


「ふむ、・・・アーサー、インゴットは良いのかい?」


【欲しいんだけれどさ、これ以上はさすがにね。】


「おいおい、友達だろう?遠慮はいらないぞ?」


【心苦しいがそうも言っていられないから、お言葉に甘えていいかな?ミスリル以上のインゴットが欲しい。俺達の武具を作るのに必要だ。】


「そう言うだろうと思って、ミスリルインゴットは持って来てあるんだ。後で運ばせよう。」


「おお、ありがたいけれど、それなら俺が取りに行くよ。何個かは分からないけれどバックパックがあるから、その方が早いからね。」


「なら、食後にバウマンに案内させよう。それで、今日は何を食べさせてくれるんだい?」


「今日も小麦を使った料理を出すよ。『天ぷら』とそれを使った『天丼』と言う料理だ。美味かったらレシピは渡すよ。」


【それは楽しみだ。ラーメンと餃子は、近々、帝都の店で出品する予定だ。】


「左様ですね、ノモス様。帝都の準備は滞りなく。」


【それなら良かったよ。まだまだ小麦の料理はあるんだ。順々に御馳走して行くから気に入ったら言ってくれ。レシピを渡すよ。】


「それは有難い。こっちは小麦が採れすぎていて困っているんだ。」


「本国の豊作ぶりは見ていて気持ちが良いぐらいですので・・・。」


バウマンさんがそう言っているが、売れなくて安値で出してるって言ってたから本当に困っていたのだろう。

製麺機のレシピも渡しておいたし、これで少しだけれど恩返しができるね。

ラーメンにも種類があるから今度帝都に行った時が楽しみだ。

そして話が一段落着くと早速料理に取り掛かる。

今日は遅かったからか皆の視線が痛かったからだ。


早速料理に取り掛かる。


ししとうはヘタを切り落とし、竹串で数ヶ所に穴を空ける。

ナスはヘタを切り落として縦に半分に切り、切込みを入れて開き、扇状にしておく。

かぼちゃは厚さ一cm程に切っておく。

海老は竹串等で背ワタを取り、尾のつけ根からひと節残して殻をむき、尾の先を斜めに切って中の水分をしごき出す。

腹側に浅く切り込みを入れて、腹側の切り込みをそらしてまっすぐにのばし、尾につかないようにして小麦粉を薄くまぶす。


揚げ鍋の七分目まで揚げ油を入れて、中火にかけて温めておく。

天ぷら衣の卵、井戸からの冷水を混ぜ合わせ、小麦粉を加えて軽く混ぜ、天ぷら衣を作る。

うーん、やっぱり氷冷庫ほしいなぁ。

ほしいけれどそんなに『金』が無い。

きっとガーゴイルの国でも家庭用では無いのだろう。


鍋に揚げ油を五cm程の高さまで注ぎ、大体170℃に熱し、天ぷら衣に付けた野菜を順に入れる。

三分程揚げて火が通ったら油を切る。

温度の管理は料理スキル様頼りだ。

その間に米を炊いておく。


揚げ油の温度を180℃に上げ、尾につかないように海老をくぐらせ、三分程揚げて火が通ったら油を切る。

油の温度管理もスキル様だよりだ。

その間にノモスとバウマンさん、グレイさんには塩のみで食べてもらう。

もちろん海塩でだ。


「これは、サックサクだ!・・・美味い!」


「会頭!これも商品になりますぞ!?」


「美味い、アーサー殿。米酒をくれるかな?きっと合うだろう。」


「お酒は、皆さんにお出ししますね。」


井戸から冷えた米酒を持ってくる。

盃に注ぐとみんながグイっとあおる。


「うん、酒とも合う!美味い!」


「これは・・・美味いですね!」


「思った通りだ。合うな・・・。」


ノモス達が飲んでいる間に、皆の分と一般のお客さんの仕込みをしていく。

多分、オススメの注文が来ているのだろう。


【すぐ作りますので、お待ち下さいね。】


女給さん達が、こちらをチラチラと見ながらお客さんを待たせている。

女将さん、お願いだから睨まないでくれないかな?

皆のお腹も空いている事だろう。


タレから作る。

醤油、みりん、砂糖に鰹節から出汁を取った水をいれ少し煮込む。

炊けた米を木の丼に盛りタレを回しがける。

天ぷらのししとう、ナス、かぼちゃと海老を二尾乗せてタレを回しがける。

これで天丼の完成だ!


早速女将さん達が運んで行く。

時間を見ると十九時を回っていた。

待たせちゃったね。

ごめんなさいね、皆様。

そうして俺はノモス達に天丼を出す。

実食すると意見を言って来る。


「先程の天ぷらも美味いが、これも良いぞ!」


「会頭、これも美味いですね。まさか小麦でこんなものが作れるとは・・・。」


「美味い。アーサー殿、お代わりだ!」


「グレイ、ずるいぞ!アーサー、俺にもお代わりだ!」


「私にも頂けますかな?」


「もちろんアタシにもくれるわよね?」


「私達にもくれるかしら、貴方。」


「ヘファ君、私達にもお代わりを、お願いしますねー!」


ノモスどころかミカやルイス、ナナリーさんまで言いに来た。

と、すると・・・リズ達の方を見ると皆さんお代わりの様だった。

期待している皆に目で合図を送る。

そうして今日も料理を作って行くのだった。


一般のお客さんがいなくなった後、酒場になる前にノモスにもう一品紹介しておく。


【ノモス。この残りの材料に人参やネギ、小海老等を入れるんだよ。】


「ほう、それをどうするんだい、アーサー?」


【これを先程の天ぷらにする。すると『かき揚げ』と言う物になるんだ。】


「ほう、材料が無駄にならないのも評価する所だな?」


【そうだね、揚げるから食べてみてよ。】


油でかき揚げが上がっている音が心地良い。

そう言えば今日は来ないなアイツ。

いやいや、言うと来るんだ。

気にしない様にしよう。


【かき揚げは、この特製のタレ、天つゆを付けて食べてみてくれ。】


「先程の物より水っぽいな・・・これは良い。民はこういう物のほうが良いだろう。」


「左様ですね、会頭。食費も抑えられますし、小麦も使用出来ます。」


「そうだな・・・一般家庭ではこちらでもご馳走だろう。」


「と、言う事で、これがレシピだ。使ってくれ。」


「アーサー、済まないな。この借りは・・・。」


「ノモス、俺達は友達だろう?それに借りなら俺の方があるんだ。黙って収めてくれよ。」


「ありがたい。これで国の食糧事情も変わるだろう。」


「左様ですな。今まで捨てていた物で作れる物ばかりなのですからな・・・。」


「そうだ。これで貧民も救われる・・・。」


皿洗いを終えると湯上りの皆と会う。

湯上りの皆に、インゴットを取りに行くと言ってから宿を出る。

中央広場辺りでミカと別れバウマンさんと南通りを港に向かって歩いて行く。

バウマンさんに案内されて、大型の船に案内されて乗りこむ。

船倉に案内されると、警備兵がいた。


そして、バウマンさんが指示をすると兵士さんが木箱の蓋を開ける。


「アーサー様、木箱十箱、ミスリルインゴットが各100個で1000個でございます。」


薄緑色をしているインゴットが箱の中に整然と入れられていた。


【こ、こんなに良いんですか?】


「アーサー様、貴方様が先程、会頭に言った事をお忘れではありませんよね?」


【・・・分かりました。有効に活用する事で恩返しとさせて頂きます。】


「会頭にはそう伝えておきましょう。」


木箱ごと、バックパックにしまいその用途を考える。


まずは皆の武具をグレードアップしよう。

もちろん対悪魔族用だ。

そして錬成の耐久値はどうだろうか?

やる事はいっぱいだがベルフゴール対策の為だ。


有難く受け取っておこう。


そうしてミスリルインゴットを受け取ると、バウマンさんといつもの宿に戻るのだった。

此処まで読んで下さり、誠にありがとうございます。

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマーク、等々。

大変に励みになります。

皆様に感謝を!

それでは 次話 ミスリルという鋼物(仮 で、お会い致しましょう。

お休みなさい!


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