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女王陛下の楽しみ

いつも読んで下さっていらっしゃる皆様方、こんにちは。

執筆が終わりました。

それではお楽しみください。

今日も目が覚めると四つの膨らみが顔の側にあった。


この誘惑には逆らえないよね?

うん、悪戯しよう。

まずはルイスの双丘を顔で味わう。


「・・・んっ、もう。悪戯ばかりするんだから。」


そう言って唇にキスをして来る。

次はナナリーさんの双丘を顔で味わう。


「ふぁ、おはようございます。ヘファ君は悪戯好きなのですねー?」


ナナリーさんともキスをする。


【ルイスとナナリーさんだけだよ?】


「そのセリフ前にも聞いた事があるわね?」


【気のせいだよ。】


そう言ってルイスの双丘を味わう。


「ルイスさんばかりでは無くて、私のもお願いしますー。」


【分かってますよ、ナナリーさん。】


そう言ってナナリーさんの双丘も味わう。


「ふふ、あら?ここは朝から元気ね?」


「そうですね、鎮めましょうかー?」


「ええ、ナナリーさん。一緒にしましょう。・・・貴方の弱い所が分かって来たわ。」


「ルイスさん、それはずるいです。私にも教えて下さいー。」


そして朝から搾り取られた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【『アリステリア様』、本日もよろしくお願いします。】


いつもの祈りを捧げる。

出窓になっているので此処に神殿をあしらったものとアリステリア様の像を作ると良いかな。


今日の予定は、ジャスティン達と打ち合わせをして武具を新調する。

そして、エギエネスシティへ向かう。

ベルフゴールの討伐準備等で練成の講習会が一の月の間、空いてしまう為だ。

女王陛下にはその許可を取りに行くつもりだ。


今日は二人共リズ達と一緒に宿の手伝いだ。

ベッドに倒れ込んでいる二人に向かって


【じゃあ、行ってくるね。二人共、遅刻しないようにね。】


そう、二人に言うが返事が無かった。

どうやら疲れて眠っている様だ。

朝からやり過ぎてしまった。

一階に行き女将さんと話す。


【女将さん、済みません。ルイスとナナリーさんが遅れるかもしれません。】


「そうかい・・・まあ良い。今日も頑張りな!」


背中をバシバシと叩かれる。


【行って来ます!女将さん!】


「稼いできな!」


その声を背に扉を潜ると・・・。

外は土砂降りだった。

朝からイチャついていたから、あの美しい女神様が嫉妬しているのかもしれない。


そんな事を思いながらジャスティン達のいる宿屋へと足を運ぶ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


いつものフードを被り、ジャスティン達の泊まっている宿に行って話をする。


「ほう、これからエギエネスシティへ?」


【ええ、皆さんと・・・ディアナさんの対悪魔族用の武器を作りますよ。】


「それは・・・助かるが、借りが増えてしまう一方だね。」


【皆さんは、戦果や冒険者ギルドで宣伝して返して頂ければ良いので・・・。】


「そうか、気合を入れて宣伝しないといけませんね。」


【ふふっ、是非、お願いしますね。】


「今度は、大悪魔か・・・腕がなるぜ!」


「そうなんさ~。相棒も期待しているんさ~。」


「アーサー様、お忙しそうですわね・・・ですが、たまには私達も可愛がって頂けませんと・・・。」


「・・・アーサーの兄貴、頼んだぜ。もう、仲間外れは嫌だぜ?」


ディアナから武器を受け取る。


【ディアナさん、安心して任せて下さい。】


外に出ると土砂降りの中、皆が見送ってくれる。


【それでは出来上がりましたら持ってきますね。行って来ます!4th リターン!】


「気を付けるんだぞ!アーサー!」


「頼んだよ!アーサーの兄貴!」


呪文を唱えると、雨の中、エギエネスシティに向かうのであった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


エギエネスシティに着くと空は晴れていた。


違う大陸だからなのだろうか?


フードに付いていた雨露を払うと、早速錬成台に向かう。

錬成スキルを発動させて、ディアナの武器は悪魔特効の錬成を終えた。

これでディアナの顔の曇りも取れるだろう。

ついでになってしまったが青色に染めた耐性ローブも作った。


その後になってしまったが俺は女王陛下に謁見している所だ。


「左様か・・・そなたの講習会は良く分かると、評判が良いだけに残念じゃのう。」


【陛下には申し訳ありませんが、そう言って頂けるとありがたいです。】


「ふむ、じゃが、次の月は来れるのじゃな?」


【はい、無事ならば、いつも通りの20の日にお伺いします。】


「無事ならば・・・か、良ければ、我らの軍も討伐に力を貸すのじゃがのう。『コロッサス部隊』がおるのでな。」


コロッサス。


それは神秘魔法で強力なコロッサスと言うゴーレムを召喚する魔法だ。

強力すぎるその魔法生物はゲームの時には対ボス用として重宝した物だ。

ガーゴイル族の軍事力の高さがうかがえる。

一体何人の神秘魔法使いがいるのだろうか?


【そのお気持ちだけで十分です、陛下。】


「食事の礼だとでも思うがええ。」


【陛下、それでは援軍ありがたく。】


「人数については、後日知らせよう。さて・・・では、食事じゃのう。」


【はい、本日は・・・。】


「いや、実物を見ながら聞こうぞ。最近はこれが唯一の楽しみじゃ、では頼むぞ。」


【はい、では調理してまいります。】


そう言うとリャーズさんに連れられて厨房へ行く。

今日は買って捌いておいた鰻だ。

いつも通りの工程をしてから焼いていると、ものすごく良い匂いがして来る。

すると落ち着かない様子のリャーズさんから声が掛かる。


「あ、あの、ヘファイストス様、それは何と言う物、いえ、料理なのですか?」


良い匂いに我慢が出来なくなったのかリャーズさんが聞いて来る。

いや、欲見ると涎を我慢している様だった。


【『鰻』と言う魚に料理をした物でございまして、『蒲焼』と申します。】


「あ、あまりにも良い匂いでございます。それを、是非、私共にも頂けないかと思いまして・・・。」


やはり、催促されてしまった。

いい匂いだもんね。

よく見ると頬が赤い。

どうやら照れている様だ。

でも、お預けするような事はしないですからね。


【もちろん、構いませんよ。前と同じように皆様の分も作りますので!】


「それはありがたく!楽しみにしております!!」


そう言うとリャーズさんは俺の方、鰻に注目している様だ。

丼に御飯をよそい、タレを回しがけして鰻を乗せる。


そしてこれだ!

勉強しておいたお吸い物!

前世では即席のしか食べた事が無い物だった。

記憶を基に味を再現した物だ。


肝吸いは食った事が無いので味の再現は無理だろう。

残念だがしょうがない。


【それでは運びましょうか。】


リャーズさん先導のもと、女王陛下達の所へ持って行く。

入口の護衛さんも俺たちの方を見ている。

大丈夫ですよ、貴方達の分も作ってありますからね。

部屋に入ると早速声がかかる。


「おお!待っておったぞ!それの匂いか!ん、んっ・・・早う置くが良い。」


慌てていた女王陛下がたたずまいを直して言う。

いつもの様にリャーズさんが毒味をしようとすると、それを止める。


「リャーズ、友の作った物なのです。もう毒味はいりませんよ。」


そう言ってくれた!

おお、そこまで信頼されているのだろうか?

嬉しいね!


「かしこまりました、陛下。」


「それでは、頂くとするかのう。」


そう言って女王陛下は食べ始める。

大絶賛された。

もちろん、相談役の人とリャーズさんや外の護衛の二人からもだ。

お代わりも作った。

皆が食べ終わると女王陛下が言ってくれる。


「うむ、これが唯一の楽しみじゃ。次回も頼むぞ?友よ。」


【次回も楽しみにしていて下さい、女王陛下。】


そして食器を洗い準備を整える。


女王陛下に挨拶をしてリターンの魔法で噴水前まで戻るのであった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


戻ると雨がやんでいた。


早速ディアナに武器を渡しに行く。

とても喜んでくれた。


「これでアタイも戦えるね!次は任せておくれよ!ベルフ・・・だか何だかもぶん殴ってやるぜ!」


【ディアナさん、油断は禁物ですからね?】


「分かってるさ!アーサーの兄貴!これで稽古にも身が入るぜ!」


どうやら稽古に身が入っていなかったようだ。

ちょっと心配。


【では、久しぶりにどの程度腕が上がったか見て差し上げましょう。】


「へへっ、そう来なくっちゃね!」


しばらく打ち合うと前より力強さを感じる。

筋力がアップしている様だ。

言った通り、地道に『巻割り』とかをやっているのだろう。

動きも良く見ると足運びの注意していた所も治っている様だった。

これは、並みの努力ではたどり着けない領域だ。


【ふむ、ディアナさん、腕を上げましたね。】


「へへっ!今ならアーサーの兄貴からでも一本取れるよ!」


【前にも言いましたよね、それは驕りですよ?】


まだ壁になっていてあげないと・・・。

この子はもっと伸びるね。


「取られても泣かないでおくれよ!」


調子に乗るのが、玉に瑕だ。

しばらくディアナと稽古する。

そんな俺達を見ていたジャスティン達が囁いている。


「良かったですね、ディアナ。」


「これで、あんな顔はしないだろうさ!」


「そうなんさ~。」


「ディアナにも試練をお与えになられるのですね・・・乗り越えさせて見せましょう!」


そう、一人だけ元気が無かったようなので心配していたのだろう。


俺は、そんなディアナと心ゆくまで稽古するのであった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


良い汗をかいた。


宿屋に戻ると午後のティータイムでも楽しんでいる様なヤツがいた。


「ああっ、ダーリン!一日も放置するなんて酷いわ!」


【何度も言うけれど、俺は君のダーリンではない!】


「そんな所も魅力的よ!ダーリン!」


【前も言ったよね?人の話を聞こうってさ!】


「聞くのはベッドの中だけなの?いやん、激しいわね!」


【話をするのに、何でベッド限定なんだよ!】


「じゃあ話は聞いてくれるのね?もちろんダーリンのベッドで!」


【ちょっと待とうか、話は聞くが()()でだ!】


「ああん、衆人環視の中でプレイするのね!だ・い・た・ん・ね!」


【いや、俺は君みたいに露出狂ではない!】


「そんな事を言うダーリンも可愛いわ!」


【とりあえず、人の話を聞こうか?三回目だよな!?】


「三回もするのね!激しいのは嫌よ?優しくしてくれないと駄目なの!」


【はぁー、君といると疲れるな。】


「そうね、ダーリンは特に激しいから!」


【で、君は何をしているんだい?】


「もちろん、ダーリンを待っていたのよ?」


【だから・・・ああ!もう!いい加減にしてくれないかな?】


「とうとうアタシも、ベッドに連れていかれるのね!そう、覚悟はしているの!」


【連れて行かないんだがね?】


「痛いのは最初だけよ?お母さんが言ってたわ!」


【そんな事はしないし、しようとも思ってないよ!】


「あん、あんなにこの胸に熱い視線を送ってくれていたのに!」


【送ってはいないぞ!君が想像しているだけだろう!】


すると後ろから声が掛かる。


「アッハッハッハ!さすがのアーサーも彼女には弱いらしいな!」


そう言った人物の方を向く。


【そう言えばノモス!何で連れて来たんだよ?迷惑じゃないか!】


「可愛い女性の頼みだ。連れて来るのは当然じゃないか?」


【ぐぬぬぬ・・・はぁ、気疲れしたよ。】


「アッハッハッハ!そうだその顔を見たくて連れて来たんだ。で、少し真面目な話があるんだちょっと良いかな?」


【分かったよ、ノモス。】


「ああん!また放置されるのね!今度は待たないわよ。ダーリン!」


また始まってしまった。

本当に疲れる。

ヤツが怠惰さんだと言われても俺は信じるね。


【で、ノモス。俺の部屋で良いかな?】


「いや・・・お嬢さん達には、刺激の強い話なんだ。」


ほう、何か進展があったのかな?


【うーん、気が引けるけれど、じゃあ、ノモスの部屋で良いかい?】


「ああ、来てくれ。」


そう言えばいつの間にかヤツがいなくなっていた。

何かモゴモゴ行ってるな。


その方向を見るとファリスさんに縛られ猿轡をされて引っ張られて行く所だった。

此処まで読んで下さって、誠にありがとうございます。

まずは、いつものから!

評価、良いね、ブックマーク等々。

大変に励みになります!

皆様に感謝を!

世間一般様はGW真っただ中。

明日は同級生の頃からの付き合いの友人達とのBBQです。

河原でやるので水難には気を付けます。

もちろん、ゴミもきっちりと持ち帰ります。

それでは 次話 鎧の魔王と復活の鍵(仮 で、お会い致しましょう。

皆様もGWをお楽しみ下さい。

お疲れさまでした!

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