新居:主にお風呂について
聖母子認定されたおかげで 私達は 特別室に案内され、
至れり尽くせりのお世話を受けることになった。
と言っても なぜか女性と子供のいない世界になって10年の国なので
お世話係が全員25歳以上の男性、主におじいちゃんたちというのがなんなんですが・・
◇
「とりあえず」とばかりに 子供用の服と女性用の服が、特別室にどっちゃり運ばれてくる。
それをよそに 私たちは まずは室内を見て回る。
移動の時には2人一組のバディで二列縦隊で歩くのがお約束。
もちろん最後尾は私。
私と手をつなぐのが誰かはその時々によるけれど、
今は7歳と5歳がペアになって、あぶれた7歳児の一人が私の横にいた。
これって 我が家的には 警戒態勢の構えですね。
(とっさの時には 私が誰かを助けに動けるように、
いざという時には7歳児が一人で待機するという構え)
私が何も言わなくても 自然にこの陣形をとった子供たち偉い!
母はうれしいです♡
◇
特別室の中は・・
・寝室が3つ
それぞれの部屋に、キングサイズのベッド トイレ・洗面・シャワールームつき
でも 洗面台の高さが 子供には高すぎる。
護衛役らしき人に、子供の背丈・腕の長さにあわせた足台の用意を頼む。
(複数の足台が必要なのは 当たり前のことよ♬
だって 子供達の年齢が違えば体格もちがうんだもの。
そんなことに驚いているようでは 複数の子持ちにはなれませんことよw)
・浴室エリアには、複数のバスルームに
ジャグジー・ジェットバス・温水プールと2つのバスタブ・その他があり、
さらにミストルームとホットルームがあった。
子供達は ジャグジーに入りたがったが、まず泡の発生状況と水流を確認
浴室つき魔法使い(!)が、ジャグジーの泡と流れを 子供にも安全な様に非常に緩やかにしてくれた。
また湯量と湯温も 子供にとって適切なものになるようにしてくれた。
ちなみに この風呂場は消毒薬などを使わず、入浴後は湯を抜いて浴槽を洗う式なんだそうだ。 うーんぜいたく!
一方ジェットバスは 私専用ということで、ジェットバスのある浴室には常時鍵をかけ、
湯をはったり水流調節は私にしかできないように設定してもらった。
解錠とジェットバスの調節ができる専用の杖をもらった。
この杖を 私と専任のお掃除係だけが使えるように設定したのだ。
これも 子供達の水難対策だ。
さらに、子供たちのための防犯対策&防犯教育の一環として、私たちの居住区画に出入りする人間、鍵を持つ人間を少人数に限定し、私と子供たちがその人物をきちんと認識できるように
事前の顔合わせを徹底するよう頼んだ。
◇
そして いよいよ、本日の入浴タイム♬
お湯がもったいないので、子供用に ジャグジーとバスタブ一つだけに湯を張ってもらった。
ちなみに このバスタブは移動可能なものであった!
なので、ジャグジーのある部屋に バスタブ1個を運びこんでもらった。
どこに行っても 常に節約精神を発揮してしまう私。
こういうのを貧乏性というのでしょうか??
子供たちは温水プールも含めた全部に入りたいとブーブー言ったが、
「明日の楽しみがなくなるでしょ」と言ったら
納得した子も 渋々《しぶしぶ》黙った子も、それぞれの個性により異なる反応を示した。
(これも いつものことだ。)
着替えやタオル・石鹸類を確保したあと、お世話係には全員出て行ってもらった。
一応各部屋にはインターホンがついている
そして私達の特別室エリアには おつきの人達の為の控えの間が付属している。
♬ ♬
とにもかくにも 親子そろって入浴タイム!
といっても、私は子供たちの入浴補助から。自分の入浴は後回し。
あー侍女さんがいればなー 子供達の頭を洗ってもらえるのに・・・
実は 私の頭も洗ってもらいたかったりして
まずは 一斉に 体洗い体操
「う~で う~で ごしごしごし」
「首 首 首 反対側もぉ 首 首 首」
そして 肩 胸とすすんで
「おなか おなか くるくるやさしく くるくるりん」(以下略)
おはやしの掛け声のように囃し立てながら 体を洗っていく。
この掛け声には もちろん タオル洗い 手ぬぐい絞りのフレーズもついている。
次は洗髪。
まずは 5歳児の頭を私が順に洗っていく。
順番待ちの子供達は 楽しく湯舟で水遊びならぬおふろごっこだ。
そういえば ここには おもちゃのあひるさんとか お風呂用のじょうろがないなぁ・・
子供用の手桶や 子供用の風呂椅子も欲しい。
5歳児が終わると、今度は 7歳児が一斉に頭を洗い出す。
私は お湯かけ係だ。
我が家なら、5歳児は 完全にバスルームから出して、脱衣場で身支度をさせるのだが
本日は、5歳の双子はお湯につかって待つことに。
案の定 一人が体を滑らせてジャグジーに沈んだ。
素早く、わきの下に腕を入れて引き上げる。
「流れのあるところで 尻を浮かせて遊んではダメ」
「だって あんな風に流されると思わなかったんだもの。
ふわーと浮いたと思ったら沈んで 立てなかった」
と言いながら 私にしがみついてきた。
「水の流れがあるところでは、浮力・揚力というものが生じるの。
だから 勢いが弱いからって油断すると あんな風に 体が浮いてしまってバランスを崩して沈む
だから お風呂ではおとなしく浸からなけれければだめ。
水流で遊んではダメ。 体を浮かせて遊んでもダメ。
そして 川や池が危険だという意味もわかったでしょ」
「はい」
私は 再び 7歳児たちの頭のお湯かけに戻る。
さきほど 沈みかけた 三男は私の背中におぶさっている。(重い)
7歳児たちの洗髪も終わった。
どうしようか迷ったが、子供たちは 水流を止めたジャグジーでお湯かけっこをしながら待っていると言ってくれたので、私も ぬれた服を脱ぎ棄て、手早く体と髪を洗った。
例のウォーターボールの中でドタバタしたので、私も汗臭くなって気持ち悪かったのだ。
親子6人 体をあらって頭も洗うと バスタブやジャグジーのお湯がかなり減ってしまった。
子供たちは ジャグジーに入りたくてしょうがなかったので(予想の範囲)
バスタブは もっぱら湯溜めとして、湯桶で湯を汲みだして使った。(予定通り)
しかもそのうえ、5人の子供たちが ジャグジーのへりに座って 足をバタバタしてお湯をはね散らかしたので・・床はびしょびしょ。ジャグジーの中のお湯は ハハハハハ。(;^_^A 。
異世界トリップでハイになったということで、今日のところは勘弁してもらおう。