表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんてん転移  作者: 木苺
2/22

落ちて転んで弾んで

落下時間の長かったこと


落下速度の激しさゆえに「GがGが」と思うことしかできなかった。

 Gってもちろん重力加速度のこと。

 ゴジラでもなければゴキちゃんでもありません。


走馬灯そうまとう それどころではありません。

腹の底から湧き上がるものがこぼれ出ぬように口を閉じていたら

 鼻の方に向かって「痛い!」「やばい!」 


気が付くと、

ポンポンぼこぼこ跳ねる床の上で乱暴にゆすられている状態なので、ハンカチが取り出せない><



とんとんとん 今度は ボールが弾んでいます。


その衝撃で思わず のどが焼けるように不味いものを飲み込んでしまったので

 人様ひとさまにご迷惑をかけることはありませんでした。

 (にしても、胃袋からっぽだと 胃液が上がってくるってあんまりだわ)



お子達は ジェットコースター気分で「きゃ~」「わ~い」歓声をあげまくり。


 幼すぎて 恐怖というものを知らないのでしょうか?

 おそらく「危険」と言うものの存在を知らぬので「怖い」と感じることもないのでしょうねぇ・・・

 ある意味うらやましいけど 保護者の責任重大だわ><



ウォーターボールの中に座ったまま ポンポンはねあげられて「天井に手が届いた」「届かない」なんて大騒ぎ。

  はぁ~ 座って万歳してぴょんぴょんいいですねぇ。


 (お母さんは 頭の中はグルグル 胃から口元まで何かが沸き上がってくるのを飲み込むので精一杯)


そして 突然パチンとはじけたシャボン玉 

いえウォーターボール(らしきもの)

 それが消えて 私達は フワフワ真っ白なムートンのような敷物の上に投げ出されました。



お母さん もうだめ このまま倒れ伏していたい。


じゅうたんにはりついたまま 頭の中がまだぐるぐる回ってる~ 体もポンポンしてるよ~(と感じる)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ