お城探検
新生活に一段落ついたころ、町を散策したいと言ったら渋い顔をされた。
かわりに、若い衛視が 城の中を案内してくれることになった。
「子供達が騒がしくすると思うので 御迷惑になりませんか?」と言ったら お気遣いなくと言われた。
大丈夫かなぁ? 知らんぞ~~~~
若いと言っても 10年前の成人最年少が15才だったから、今お城に居る人達の最年少年齢も25歳。
ほとんどが40代 50代 それ以上の中での若手25歳は貴重です。
そして彼らは皆 子供達に甘かった!
廊下の端まで行かないうちに 疲れないか? おんぶしようか?だっこしようか?と声をかけている。
子供達は 衛兵たちの立派な肉体にあこがれのまなざしを向けて「肩車!」をねだったら・・
ほいほいと担ぎあげられた。
もちろん女の子達も 「私も!」「お兄ちゃんだけ狡い」と大騒ぎで
5人の衛兵が5人の子供を肩車しておねり。
私は 階段の上り下りは自分の足を使いなさいと厳しく注意して 肩車も抱っこもおんぶも許さなかったので 「厳しすぎる母親」扱いされてしまったぜ~
それでも 子供達が足取りも軽くサッサと階段を上り下りするので おつきのおじいちゃんたちが息を切らしていた。
なんとなんと 私らの部屋は お城の3階にあった!
◇
子供らは賑やかにさっさか歩くので、お部屋から門までの3通りの経路の確認をすることになってしまった。
最短で部屋から裏門まで移動するのが避難経路。
一方 正門から玉座の間の横を通って部屋に移動するのが、一番長く歩く正式なコース。
玉座の間というのは、外部から来た人達を謁見するための部屋なので、案外 正門に近い所にありました(笑)
しかも、正門|
⇓ 来客者用通路
外部から来た人の為の宿泊者施設及び待機部屋
⇓
玉座の間
⇓来客者用通路
正門
のコースが 迷路のような長距離コース
城内居住者たちは、各自の部屋や通用門から、庭を横切って目的の部屋まで移動するのが標準コースらしい。
私にはもう 何がなんやらさっぱりです。
◇
そのあと詰所と厩に案内してもらった。
伝令用の替え馬の待機場所、伝令用の馬の厩舎、
そして近衛達の馬の厩舎と練習場、
王族用の厩、荷馬車用の厩に 馬車用の厩舎、なんと6種類も厩があった!
それらの馬が出入りする門もまた別々にあった。
子供達は 荷馬車の扱いと近衛の騎乗法に興味があるようだ。
優雅に馬術競技をするよりは 実用的に動き回る方が好みって いかにもこどもらしくていいよね^^
厩訪問のあとは、井戸と水場 配管の確認をした。
案内の衛兵からは かなり妙な顔をされましたが、子供達から「お願い」されると嫌とは言えない人達なので・・
明日は 食堂や 食料搬入経路や 食品売り場に連れて行ってもらう予定です。




