表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悲哀と恋愛  作者: 水中 香月
1/1

ある女性が男性に一目惚れした悲しい恋愛物語

初投稿になります。

2年前に書きました。久々にログインしてみると、書きかけのこの小説があったので折角ならば投稿してみようと思い、投稿します。

駄作ですが折角なので推敲しておりません。短いので良ければお読み頂けると光栄です。

初めて彼と目があった瞬間心が跳ね上がった。

あ、私この人好きだ…。


地域の図書館でバイトを初めて2ヶ月くらい。本が好きでコミュニケーションが得意な私にとっては図書館でのカウンター受付の仕事はとても素敵なものだった。

図書館を訪れる人はさまざまで色々な人と知り合った。私が知る限りみんないい人だった。

自分で言うのもなんだが私は明るくてすぐ人と打ち解けることが出来る。何を言ったら喜ぶかな、悲しいかな、と人の気持ちを考えながら話すのが得意だった。人見知りもせず、寧ろ自分からぐいぐい行く方だ。

小学生中学年くらいの頃温泉に行って、湯船に使っていると同じくらいの年の子がやってきたのですぐさま近づき「なーなー何歳?この辺の子??」と話しかけに言ったのは今思えばある意味すごい。今じゃさすがに絶対無理だけど。それにその子と友達になって今でも連絡を取り合ってるなんて自分でも驚きだ。

とにかく図書館でのバイトは人と話すのが大好きで笑わせるのも大好きおまけに本も大好き!な私には天職だった。


その日もいつものようにパソコンで事務作業をしていた。しかし突然彼は現れた。

「貸出しいいですか」優しい声にドキリとして

「もちろんですよ!」と顔をあげるとそこにはいかにも優しそうな男性が。

心臓が私の人生の中で1番ドキドキした瞬間だったと思う。小学生のときの初恋より高校生のとき初めて付き合った彼氏と手を繋いだ瞬間よりドキドキした。

なんで?これが一目惚れってやつ?!

とりわけ顔が格別かっこいいわけでもないし見た目もいかにも普通な感じな彼のどこに惹かれたのか自分でも分からなかったけど心臓の鼓動が私が彼のことを好きだと教えてくれる。

10秒くらいの沈黙の後、彼が

「あのー…」と小さく呟いた。

「あ、はい!貸出し…ですよね?すみません」

急いで本のバーコードをスキャンする。

私の鼓動よそろそろおさまって!どんどん早くなってるんですけど?!

顔が真っ赤になっていくのを感じた。実は大切な事を言うのを忘れていました。私はコミュニケーションが大得意って言ったが、好きな人は別なのだ!好きな人は異常に意識してしまってまともに話せないし異常なほど顔が赤くなるのだった。

案の定彼は

「顔真っ赤ですけど大丈夫ですか?」と心配そうに言った。

「あ、はい!大丈夫…です」

緊張する…緊張で死んでしまいそうだ…私は惚れっぽいがまさかここまでとは。この人のどこが好きなんだろう?これは本当に好きって気持ちなのかな?とにかく心臓はバックバクだ。

「あ、これ…貸出期限は1週間ですので…」

声が震える…まともに目が見れないままうつむいて本を差し出した。

「ありがとうございます」

そそくさと彼は去って行った。

彼が去っていく時彼の横顔をみた。年齢は20代後半くらいで静かな感じで控え目そう。身長は普通に高くて180cmはありそうだ。目が少しタレ目で優しそう。

はぁぁぁぁぁすき!!!!!結婚してるのかな?!

そんな思いがぶわっと込み上げてきた。久々の感覚。これはやっぱり恋だ…私あの人に恋したんだ…。


2018年12月19日

お読み頂きありがとうございました。

気が向いたら続きを書くかもしれんません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ