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私じゃないの  作者: 長谷川ラジオ
6/9

第六話 川辺であの手この手

いろいろあるけど、留学を始めてから、まだ欠席はしていない。

情報局なんかには負けられないわ。今日も登校だ。


まずはいつもの川沿いの道を歩く。 だがまたも背後から黒い影が!

「おはよう、XXXXXさん。今日も時間どおりだね。」


「またあなた達ですか。もうやめて下さい。警察に言いますよ。」

「警察はウチより下の組織だ。今日は逃がさないぞ。」


走って逃げるとそっちにも黒い影が

「いやー、こっちにもいるの。でもあなたたちには捕まらないわよ。」

逃げ回っていたら川辺に出てしまった。

しまったもう逃げ場が無い。


~~パシパシパシ~~ あっ、カメラの人。助けて、なんとかして。

「う~ん、あと逃げ場っていうと、クレーンの上くらいだな。」

「もうちょっといいアイディアはありませんか。」

「ほかに何もないよ。」


怖いけど、そんなこと言っていられない。

クレーンの上に登っていく。

でもさすがにこんなとこにいるとは思わないだろう。

クレーンから下の様子を見物

あっ、情報局の連中が来たわ。イエーイ、ここにいるとは思わないでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

やったー。諦めて帰ったみたいだ。


「ふうぅ、ようやく降りられた。

 あっ、カメラの人。まだ、いたんですか。

 おかげで助かりました。ありがとう。」

「こっちこそ、おかげで、いい画が撮れたよ。」

「えっ、もしかしてずっと撮っていたんですか。

 それだったらもっと助けてくださーい!」


「おい、安心していられないぞ。1人戻ってくるやつがいる。

 クレーンはもう間に合わないな。----あっあれだ。」


カメラの人が指さしたのは、河を進んできた荷物船

「あれが川沿いを進んでくるので飛び乗るんだ。少し乗ってすぐ降りればいい。」

「えっ、そんなの危ないです。無理です、出来ません。」


「しょうがないな、一緒にいくぞ。イッセーノーセ!」

カメラの人に連れられて無理やり船に飛び移る。

「いったーい。でも本当に乗っちゃった。」

「しばらく乗るぞ。」


「あっ、橋の上に情報局がいる。イエーイ、バーカ。」

「ばか、そんなことしたら気づかれるだろ。」


「あっ、本当、気づいたみたいだ。でもどうしようもないでしょ。」

2人の黒服の男が橋からジャンプして船に飛び移ってくる。

「うそー、そこまでして追ってくるの。」

カメラの人が黒服の男達と格闘になる。拳法の格闘だ。

1人黒服が船から落ちた。もう1人も落とされる。


「なんだー、強いんじゃないですか。もっと助けて下さい。」

「つべこべ言ってないで、もう降りるぞ。」


学校には、午前中は間に合わなかったけど、午後は出席できて、今日も欠席は免れた。

遅刻したりしてるけど、家で復習しているので、なんとか授業にもついていけている。


問題は授業終了後の帰り道だが、情報局は今日も帰りには追いかけて来ないようだ。

自宅近くの川沿いの道まで来てホットしていると、突然背後から「おかえりお嬢さん」

「ひえー情報局!」

「違うよ、私だ。」

「あっ、管理人さん。すいません。」

「実は昼間にあなたの所を訪ねて、あやしい連中が来たんだよ。

 ちょっと心配なんで、もし良かったら今日は私の家の方に泊まりなさい。」

「ご心配かけてすみません。管理人さんの家に泊まれればうれしいです。」

「変な事件になっても困るしね。今日はゆっくりしてきなさい。」


助かった。

がんばろう。良いことがたくさんありますように。


挿絵(By みてみん)


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