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第五話

 夏期講習、二日目。

 くうぁ、と空に向かって奇妙なあくびをひとつ。

 夏休みの間だけは早起きになる僕だけど、今日に限っては寝覚めが良くなかった。

 未だ抜けきらない眠気が、ずるずると後ろ髪を引っ張っているせいで、妙に足元がふらつくし、それに頭もボーっとした。熱中症という単語が予測変換されるが、この不健全な気だるさを考えるとおそらく誤変換だろう。

 通学路はガラガラの貸し切り状態だった。

 横断歩道の横に立っている、旗を持った大人もいないし、朝の通学路を彩る赤、黒、黄の三原色も見当たらなかった。日常の光景に非日常な要素が入り込み、間違い探しをしているようなヘンテコさを感じた。

 今は、夏休み真っ只中。日常に戻るには、まだまだ早いということか。

 現に、僕が被っているのは黄色の学生帽ではなくて贔屓球団の野球帽だったし、背負っているのは黒のランドセルじゃなくてスポーツ用のリュックサックだった。

 まるで遠足に行くような装いだけど、待っているのはレジャーじゃなくてお勉強だから、どうもテンションが上がらない。

 睡眠成分が過剰に分泌されているのも、おそらくそのせいだろう。学校のある日とない日では、布団から起き上がる感慨が全く異なるのは、誰もが理解しているところだ。

 眠気を追い出すために、もう一度あくびをする。もし、道路の真ん中にお布団がしいてあったら、間違いなくダイビングしてスヤスヤモードに移行するんだろな。

 だけど、こうやって朝っぱらからお勉強のために行動していると、まるでお受験戦争に参戦中のお坊ちゃんのような気がしてくる。

 ……まあ、間違いなく気のせいなんだけどね。戦争のための武器どころか、着る服さえ持っていないんだけどね。仮に入隊を志願したところで、訓練の初日に鬼コーチから除隊通知を受け取ってサヨナラバイバイ確定コース。

 そもそも、僕みたいな凡人の進路は決まっている。地元の学校に進学。それで終わり。一部のエリートくんたちを除けば、本格的に枝分かれし始めるのはまだまだ先のことであり、しばらくはローカル感あふれる学生生活が続くだろう。

 でも。

 僕にとっては疎遠な『将来』というものを意識したせいか、思索の枝が未来に向かって伸びていく。

 僕たちは、着実に大人になりつつあった。

 ちょっと前までは、「野球選手になりたい」とか「宇宙飛行士になりたい」とか無邪気に将来の夢を語っていた。しかし、背丈が大きくなるにつれて、徐々に口が重たくなってきた。

 現実の輪郭が見え始めたからだ。

 キラキラした夢は下方修正され、今では「将来の夢は、公務員になることです」なんて真顔で言うクラスメイトも出てきていた。

 さすがの大人たちも「バカ言いなさんね!」と説教するかと思いきや、実際はお堅い夢を語る子どもを迎合し、手を叩いて称賛を送っていた。

 数年前に語ったような夢を今も語っていれば、渋面をつくって、「いい加減、現実を見たらどう?」だなんて優しく諭してくるだろう。はて? あの日、「大きな夢を持ちなさい」と背中を押してくれた大人たちはどこへ行ったのかしらん。

 変化は、日常にも及んでいた。

 まず、みんな昔ほど無茶な遊びをしなくなった。外の遊びにあまり興味を示さなくなった。泥だらけになって遊ぶのは小さな子どもがやることであり、大きな子どもはもっとスマートに遊ぶべきだといわんばかりだった。今では、服が汚れるのを母親よりも嫌がっている。

 もし今、自転車のサドルに乗って坂道を下るという度胸だめしを提案したら、一笑に付されて終わるだろう。「無茶なことはやめておこうぜ。ケガするよ」なんて、ありがたいアドバイスもくれるかもしれない。

 何より顕著なのは、女子だった。

 鬼ごっこでも缶蹴りでもドッヂボールでも、前はなんでも男女一緒にやっていた。一応、両者の区別はあったが、かかとで削って引いたコートの線みたいなもので、非常に曖昧なものだった。

 なのに、正確な時期は不明だが、ぱたりとグラウンドに来なくなってしまった。男はあっちで、女子はこっち。より見えやすいように、新たに石灰の白線を引いたみたいだった。

 業間休みの間も、昼休みの間も、教室の中で過ごしていて、昨日観た恋愛ドラマの話だったり、アイドルグループの話をしていた。そして、男子を見る目にはある種の軽蔑が含まれ始め、大声でバカ騒ぎをしている時なんかは、冷たい視線を遠慮なくぶつけながらヒソヒソ話をしていた。その目まぐるしい変わりようのせいで、今では全く違う生き物に見える。

 単純だった世界が、複雑になっていた。

 目に見えぬ壁、いや、階層のようなものができていて、同じクラスの仲間だというのに、誰とでも自由に話せなくなった。クラスメイトたちの振る舞いから推理すると、どうやら同じ階層の住人としか離しちゃいけないみたいで、他の階層の人と関わってしまうと格が落ちてしまうらしい。

 格ってなんだ? 誰が格付けしたんだ? いたら質問責めにしてやりたかったが、どうやら主導者はいないみたい。じゃあ、誰が? なんのために? 疑問は尽きない。

 僕の知らないところで勝手に協定が結ばれ、勝手に運用されていた。テーブルマナーを教えられていないのに、無理やり高級フレンチに連れていかれたようで、とても居心地が悪い。

 そこでフィンガーボールの水を飲むような愚行を犯せればかえって爽快かもしれなかったけど、実際の僕はみみっちく、まわりの人の作法を盗み見ながら、なんとかその席に馴染もうとしているのだった。心では雄弁に語っているくせに、テーブルをひっくり返すような勇気を、持っていなかったのだ。

 それが大人になるということはわかっていたが、内心ではちっとも納得していない。

「大人になんか、なりたくねえな」

 たぶん、今が一番幸福な時間なのだ。大人になって、「あの頃は良かったなぁ」と思い返す時間の中に、僕はいるのだ。

 人肌で温めたベッドのような時間の中、永遠にまどろんでいたい気がする。

 だけど、成長する身体がそれを許さない。

 卵の中にいる雛鳥が「ずっとこの中にいたい!」と願ったって、身体が成長すれば嫌でも殻を突き破ってしまう。人間もそれと同じで、身体が大きくなれば子どもでいることを許さない。許してくれない。

 成長した精神は、今よりもずっと多くのものを捉え、シンプルだった世界を一変させる。まるで、こんがらがったゲームのコードみたいだが、ゲームと違ってACアダプターを引き抜いても終わらないから、たちが悪い。

「世知辛ぇー」

 その通り! きっと世界は世知辛いのだ。でも、そんな世知辛い世界を愛せる日がくるのかもしれない、なんて自分をなぐさめる。

 将来に向かって続く道は長く、そして険しい。

 僕は僕らしく、抜け道を見つけて楽をしようと思っているが、それが後ろ指をさされかねない行為だってこともわかっている。

 だけど、誰が好き好んでわざわざ大変な道を選ぶのだろうか。みんな、ハッピーに生きたいはずだ。面倒事はゴメンなはずだ。それなのになぜ、大人たちはを許してくれないのだろうか。

 あ? いつまでもおしゃぶりをしゃぶっていないで、さっさと大人になれだって? 若い時の苦労は買ってもせよだって? なんだとコンチクショウ! そんなゴミみたいなもんが欲しいならすぐにでも転売してやるぜ。もちろん手数料込みでな!

 だからこそ、鼻息を荒くして叫んでやる。

 このまま、ずっと、僕も、みんなも、変わらなければいいのに!

 彼とも、彼女とも、同じ関係性のまま、続いていけたらいいのに!

 ……そんなことは不可能だって、わかっているけど。

 ってな調子で、アンニュイな気分に浸っていると、

「ん?」

 校門で見知った影を見つけ、自然と口角があがる。

 小気味よく駆け出し、

「雨は降ってないぜ、女王さま」

 一定の速度で歩いていたサユリの手から、黒い日傘を奪い取る。

 そしてサーカスの曲芸みたいに人差し指で柄を支えてバランスをとり、

「へっへーん。悔しかったら取り返してみろ」

 と、挑発してみる。

 日傘を奪われた彼女は手をあげた姿勢のまま、激しい太陽光の下に肌を晒すこととなった。サユリの肌は病的なほどに白いので、白日の下ではさらに白く見えた。

 反応はなかった。

 日傘を取り返そうともせず、上げていた腕をだらりと下げて、そのまま突っ立っていた。ジリジリと肌を焦がす太陽光を厭うでもなく、日に焼けようと焼けまいとどっちでもいい、みたいな態度で停止している。

 ……なんのために日傘をさしていたんだコイツ。

 僕は人差し指に乗せていた日傘を左手に持ち替え、避暑地の令嬢のように両手でさしてみた。あら、意外と涼しいじゃないのよ。

「十秒以内に取り返さないと、これは僕のものになるからな」

 リミットを設けてみるが、変わりなし。

 ここで「男子ってほんとおバカさんね」とプリプリ怒ってくれれば可愛げがあるのだが、彼女にそれを期待するのは無駄かもしれない。

 十秒経過。

 サユリは、昇降口に向かって歩き出してしまった。

「え」

 どうやら、日傘は僕にくれてしまうらしい。

 マジで? この日傘、めっちゃ高そうなのに。母さんが普段使っているような二束三文の品とは明らかに質が違うのに。

「ちょっと待ちなされよ」

 と、去りゆく背中に呼びかけると、足を止めて振り返る。

 ……こういうところは妙に素直なんだよな。

 日傘をくるくると回しながら、相手の出方を待つが動きはなく、ただ時間だけが消費されていく。

 次第に、ガマンならなくなってきた。

 こうして太陽光にさらされているサユリを見ていると、背負っている薪に火がついたような、ジリジリとした焦燥感にかられた。

 たとえるなら、夏空のもとに雪だるまをさらすようなハラハラ感とでもいいましょうか。溶けちゃう、溶けちゃう! って思わず叫びたくなるみたいな……。

 なので、おとなしく返すことにした。

 奪ったものを素直にリターンしてしまうのは悪童の名折れのような気がしないでもなかったが、悪事をすぐに正せるのは、とても勇気のいることだと思わないかい?

 たぶん、サユリの中での僕に対する好感度は爆上がり中だろう。おお、自分で火をつけて、消火をするとは。マッチポンプ、マッチポンプ。

「それにしても、相変わらず暑苦しい恰好をしているな」

 彼女の姿を見て、思わずそんな呟きが漏れる。

 黒い薄手のブラウスに、黒のロングスカート。ついでに返却した日傘も黒。すべてが黒だった。着用している服自体は夏仕様だが、いかんせん色合いが悪い。

「この前、理科の授業でやったろ? 黒い紙に向かって、虫メガネで光を集めるとどうなった?」

 頭上を指さし、

「あの燦燦と輝く太陽を見てみんさい。そんな服着てると、お前さんも黒焦げにされちまうぜ」

 サユリはいつも黒い服を着ていた。春夏秋冬、季節を問わずぜーんぶ黒。オシャレなのか、オシャレじゃないのか、それすらわからなくなってくる。

 昔はちょっとしたアクセントとして、白の衣服も身につけていた気がするが、最近はほとんど目にしなくなっていた。

「宗教上の理由とかじゃないってんなら、たまには違う色の服でも着てみたらどうだ。夏に合う、爽やかな色のやつとか。そっちの方が、見てる側としては涼しくていいんだがな」

 サユリは黒のブラウスに視線を落とし、胸のあたりを指で摘まんでいた。

 そして、こちらを見た。返事はなかった。

 どうやら、僕の提案は響かなかったらしい。

 ショートボブの銀髪を揺らし、昇降口に向かって歩き始めた。

 黒い日傘をさして、黒い衣服を身にまとって、白い太陽のもとで。


「避けられているよなぁ……」

 教壇に上半身をだらーっと乗せ、ポツリと呟く。

 一番前の席を陣取り、予習をしていた近藤くんが微かに顎を上げる。

 彼の長い身体には下級生の机はやや窮屈みたいで、ヒザをぴったりとくっつけているから内股気味になっていた。

「まあ、避けられもするでしょう。朱に交われば赤くなるという言葉があるように、阿呆に交われば阿呆になりかねませんからね。みんな、その点をよく理解しているのでしょう」

「いや、僕のことじゃなくてね」

 ていうか、僕への言い草が酷すぎる。

「アイツだよ、アイツ。教室の隅っこで孤島を形成しているアイツだよ」

 顎を振って指し示すと、彼はわずかに首を後方へ傾けた。

 孤島という比喩は的確だと思う。

 サユリの周囲には、誰も座っていなかった。なるべく前方の席に座るように、という夏期講習のルールも手伝っているのだろうが、廊下側の後方の席はちらほら埋まっているところを見ると、おそらくそれだけが原因じゃない。

 みんな、氷の女王が恐ろしいのだ。

 彼女にまつわる噂は、学校中に広まっている。

 ――いわく、氷の女王の御眼鏡に適わなかった生徒は、学校を退学となり、一族郎党が生涯路頭に迷う。

 第三者が聞いたら噴飯モノの、学校の七不思議レベルに信憑性の無い噂だけど、実際にサユリという人物に会ってみれば、その笑顔も凍り付き、考えを改めるだろう。

 彼女のまとうミステリアスなオーラ、それに地元の名士の娘というバックボーン。

 この二つを考慮に入れると、あながちただの噂と切り捨てられないものがある。僕だって、一時期は本当のことだと思ってガタガタ震えていたしね。

 なら、関わりのない生徒がどう思うかだなんて明白なわけで。

 ほら、教室内の様子を見てごらんなさい。

 隠れ蓑をつくる術を十分に身に付けていない低学年の子たちは、特に露骨だった。足音を聞くだけで蜘蛛の子を散らすように逃げ出すし、そばを通れば小動物のように身を寄せ合ってガタガタと震えている。

 一見すると、和気あいあいとした雰囲気であるが、その端々にひりつくような緊張感があった。

「その辺、どう考えますかクラス委員長」

 若干の皮肉を交えて訊いてみるが、近藤くんはノートに数式を書き付けながら「別に、いいんじゃないですか」と短く述べた。

 意外な回答に、虚を突かれる。

 僕は教壇から上半身を上げ、アシカのような姿勢になって訊く。

「驚いた。近藤くんがそんなことを言うだなんて。自由・平等・博愛の委員長魂は失ってしまったのかい?」

 失ってませんよ、としっかり否定してから、

「だって、彼女は望んで独りになっているじゃないですか」

 至極、当然のように断言した。

 咄嗟に何か言い返そうとしたが、うまく言葉がでてこなくて、息を吐くだけで終える。

 ジャージ先生が到着しない教室は、ワイワイガヤガヤと騒がしく、僕らの話に耳を傾けている者はいなかった。しかし、近藤くんはわずかに声を落とし、

「○○くんだって、わかっているでしょう? 彼女が誰とも関わろうとしないのは」

「……どうでっしゃろ」

 ここで肯定してしまえば話が終わるので、反論をひとつ挟む。

「内心は違うのかも」

「つまり、本当はみんなと仲良くなりたいと思っているけれど、単にその一歩を踏み出すことができない。そういうことですか」

 首肯する。

「それはありえませんよ」

 近藤くんは容赦なく一蹴した。

「仮に、〇〇くんが言ったことが事実だとしたら、少なくとも態度には出ているはずでしょう。クラスメイトの交わす会話を羨まし気に見たりとか、輪の中に入ろうとするも後ずさったりとか。でも、彼女にそんな素振りは一切ない。むしろ、独りでいることが好ましいようです」

「僕らが気づかないだけかも。なんせ、あのポーカーフェイスだぜ。中がグツグツ煮えたぎっていても、蓋がしっかり閉まってちゃわからない」

「だったら理解してもらえるように努力すべきですよ」

 熱が入ってきたのか、声のボリュームが一目盛増える。

「ツバメの子のように、ただ口さえ開けて待っていればエサが降ってくるとでも? それは虫が良すぎますよ。周囲の人にわかってもらえないのなら、わかってもらうように努力すべきなんです。たとえ不格好であっても、みじめであっても、こちらに歩み寄る姿勢さえ見せてくれるのなら、違った結果が生まれるかもしれない」

 ついに机の上にペンを置いて、教師のような瞳をして僕を見る。

「でも、彼女は何もしない。誰とも関わろうともしない。つまり、独りでいたいってことなんです。単に孤独が好きなのか、それとも他人が嫌いなのか、それはわかりませんが、今の状況が、彼女にとって最も望ましいということだけは確かです。そんな人を、無理やり集団の中に引っ張り込むだなんて真似は、暴力と変わらない。違いますか?」

 やや乱れた呼吸を一度整えて、眼鏡のうえにかかった前髪を払った。妙に静かな感情を瞳にたずさえ、ノートに視線を落としている。

 近藤くんの言うことは正論だった。

 歯に衣着せぬ冷たい物言いだったが、サユリのことを気づかっての発言であることはよくわかった。だからこそ、ベトベトした嫌みな感じはなく、正しい説教を受けた時のような心地よい爽快感があった。

 だけど、僕は。

「〇〇くんが何を考えているのか大体わかりますが、あまりオススメはしませんよ。下手すれば、今後百年、恨まれるかもしれない」

「百年は嫌だなぁ」

 せめて、一ヶ月くらいにしてもらいたい。

 近藤くんは勉強を再開させた。

 僕も席に戻った。

 隣の席のサユリは、今日も窓の外を見ていた。教室の様子にも、夏期講習に参加している生徒のことにも、全く興味がないようだった。

 僕は、そんな彼女の横顔を見て、ため息をつくのであった。

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