第四話 チートすぎぃ!
スズハさんにモフらせてもらった後、スズハさんの案内で狐の獣人たちが住まう村へと向かった。最初に見えていた村のような影が狐の獣人たちの村だったらしい。
「でも、人間の俺が村へ行っても大丈夫なのか?」
俺は疑問に思っていたことをスズハさんにぶつけた。
「それは大丈夫よ、うちが狐尾族の族長やさかいに。若いもんにはてぇださせへんよ~」
スズハさんはとんでもないことを言い出した。
「族長…?スズハさんが?」
「失礼やねぇ、これでももう族長になって二年目なんよ?」
スズハさんは一瞬むっとした顔を見せたが、すぐにほほ笑んだ。
「へ、へぇ、すごいですねぇ」
俺はまだ多少疑ってはいたが、これ以上スズハさんを疑ってもしょうがないので信じることにした。
「それと、さっきも言うたけど、敬語はやめてぇな。何やむず痒いわ」
スズハさんは恥ずかしがりながら、俺に言った。
「あ、あぁんじゃスズハ…でいいか?」
俺がスズハというとスズハは耳をぴんと立てながら顔を真っ赤にした。
「う、うん。ええと思うよ?」
そういうとスズハさんは俯いて何も話さなくなってしまった。自分から求めておいて恥ずかしがるのはやめてほしいものだ。こっちまで恥ずかしくなってくる。
それにしても、俺のスキルは何なんだ?チートすぎる。一度能力可視化を使って、俺のステータスを見てみるか。
そう思ったら、俺の目の前に半透明のウィンドウが現れた。
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ヤマセヒロキ/人間
Lv 1→5
『スキル』
~ユニーク~
=アイテムボックス=
=能力可視化=
=身体能力強化=
~コモン~
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んー、ユニークは俺固有のスキルで、コモンは一般的なスキルって事かな?ん?なんか表示されたぞ?
俺がステータスを眺めていると、新しいウィンドウが表示された。
『新しいメッセージが一件あります』
メッセージ?誰から…いや、一人しかいねぇか。心当たりは一人しかいない。
早速俺はウィンドウを触ってみた。するとメッセージアプリのようなウィンドウが表示され、ご丁寧に半透明のキーボードまで出現した。
<レベルアップおめでとー!言い忘れてたんだけど、レベルアップをすることでステータスが上がるのはもちろんだけど、スキルポイントっていうのももらえるんだよ!レベルが上がれば上がるほどもらえるスキルポイントも多くなっていくからね!とりあえずスキルポイントの説明については添付した説明書を読んでね。あ、あと初めてのレベルアップだからスキルポイントおまけしといたよ!頑張ってね~
やっぱりあの馬鹿女神だったか。俺はありがとうとだけ打ってかんがえこんだ。それにしてもスキルポイントか。何が出来るんだろう?
そう思い、ふとウィンドウを見てみる、ウィンドウの左側にメニューボタンというものがあり、それを押してみるとメニュー画面が現れた。
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MENU
≪ステータス≫
≪スキルポイント≫
≪メッセージボックス≫
≪アイテムボックス≫
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俺はスキルポイントを押してみた。するとさっきと同じようにウィンドウが現れた。
ちょっと歯切れの悪い所かもしれませんが、一旦ここで終わります。
ふふふ、こんな中途半端な所で終わったら続きを診ざるを得ないでしょう←最低
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2017/01/19午前0時37分 一部修正