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エナジーナイト  作者: 鈴夢 凛
第1章アストロティア
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アストロティア編 「1」

 扉を開けた先にあったのは大草原だった。夢のような世界だ。だけど俺はここにいる。さて少し探索して見るか。あれ俺浮いてる。ようやく気がついた。俺は木の上にいた。まあもう分かっているとは思うが俺は草原に落ちます。うわあ最悪だ。どうやらしっかり移動出来なかったらしい。融通の聞かないドアだな。

 「なになに。人が落ちてきたよ!」おそらく女の子だろう。

 「ねえしっかりして!」俺と同い年くらいだろうか。そんなこと考えている間に俺は気を失った。

 それからしばらく時がたったのだろう。俺は見慣れない家で目覚めた。木の家なんて珍しい。隣に美少女が座っていた。紗菜に負けないくらいかわいいかった。俺が目覚めたのに気がついたみたいだ。

 「よかった。急に木から落ちてくるからびっくりしたよ。」少しほっとした顔をしていた。でもどうして俺はあんな高さから落ちたのに無傷なのだろう。

 「あのさあどうして俺は木から落ちたのに無傷なんだ?」そう聞くと、

 「そりゃ私の魔法で直したからだよ。」平然とそう話した。魔法?そんなアニメやゲームでしか出てこないものがあるのか。そう考えていると彼女が、

 「そういえば名前を聞いていなかったね。「私エナジーマジシャンのノア。よろしくね。」エナジーマジシャン?何かの種族か。

 「俺はハルトだ。こちらこそよろしく。」いきなりこんな紹介していいのだろうか。成り行きで自分も名乗ってしまったが。言葉を話すから俺と同じ人間だろう。

 「ハルトさんはどこからきたの?」とノアは聞いてきた。

 「ハルトでいいよ。日本からだ。」俺は平然と答えた。ノアは何のことみたいな顔していた。まさかね。

 「悪い。少し記憶が混乱しているみたいだ。」とすぐに答えた。

 「うんうん。別に大丈夫だよ。でも驚いた。日本ってなに?」まいった。本当に知らないとは。どうやらここは分かってはいたが俺の知っている世界ではない。

 「ごめん。俺もよくわからないんだ。それよりここはどこなんだ?」そう誤魔化しながらこの世界について聞いて見た。まあノアからするととても信じられないられないことだが。

 「まさかあなたはこの世界を知らないの!」少しため息をつきながら話してくれた。

 「この世界はアストロティアっていうの。そしてここは小さな村フィーメ。でハルトは今私の家にいるの。」なるほどすこしは理解した。つまりここは紗菜が作った世界なんだ。

 「ありがとう。よくわかった。それよりさっき言っていたエナジーマジシャンってのはなんだ?」ノアはさらに驚いた顔していた。

 「もう本当にハルトは何も知らないないのね。仕方がないから教えるよ。」まさかこんなに親切に教えてくれるとは。感謝します。

 「さっき私が言ったエナジーマジシャンというのは六つのエナジーコアの中の一つよ。詳しくは分からないけどいわゆる種族ってやつだね。」気になるな。もう少し聞こう。

 「なるほど。残りの五つは何なんだ。」ノアは少し考える素振りを見せながら答えた。

 「残りの五つはナイト・ガンナー・ランサー・ハンマー・・・ごめんなさい。あと一つは分からないわ。」ということは俺は何かの種族だということだよな。どれだろう。

 「とにかくありがとう。助かったよ。」一応お礼をいつかしないとな。

 「うんうん。別にいいよ。それよりハルトはどの種族なの?」やはり聞かれるよな。

 「ごめん。俺がどの種族なのかは分からない。あのさあ何かどの種族がはっきりできるもんはないのか?」何か試せればいいんだけどな。

 「そうね。少し待ってて。」ノアは奥から剣や杖を持ってきた。

 「この2つの武器を持ってみて。」杖を左に剣を右に持った。すると右は持っていて何も感じなかったが左に激痛が走った。

 「痛い。なんだこれ。」俺は左手で持っている杖を放した。

 「ハルトはどうやらエナジーナイトのようね。他の種族の武器を持つと今みたいに激痛が走るわ。」それは先に言って欲しかったな。いや先に言っても意味ないか。

 「なるほど。今度こそ理解したよ。」

 「それはよかったね。ああもうこんな時間もう。」気がつけばもう夕方だった。

 「もうそろそろ帰ってくるわね。」誰だろうか。

 「もう一人ノアと暮らしているのか?」気になったので聞いてみた。

 「うん。私の幼なじみがね。」ここだけは共通していた。しばらくそのような話が続いた。そうこうしているうちにまた時が経ち、夜になった。しかしノアの幼なじみはまだ帰ってきていない。

 「どうしたのだろう。帰ってこない。探しに行かないと。」ノアは少し焦っていた。

 「じゃあ探しに行こう。俺も手伝う。」この世界を俺はまだ何も知らないからな。

 「いいの?」俺はうなずいた。

 「よしじゃあ行きましょう。」ノアは杖を持った。え。まさか戦うのか。

 「どうして武器を?」ノアはまたため息をつき、

 「夜は魔物が出てくるからよ。」まあ予想はついていたが。俺はノアから剣をもらい、幼なじみがいる森へと向かった。

なかなか進みませんがそこは気にしないでください。

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