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周りの殺意が凄すぎて!

謎の体調不良で入院中ですが、ナースさんと話せたからイーブン!

ベッドの上から投稿中です!

会員1「硬石~てめぇなに真夜様を泣かしてんだ!ごらぁ!!」


ぶぉん!


拓「それについては素直に謝ってやるよ!」


ドン!


会員1「ぐはぁ!」


会員2「それに真夜様と親しげに話すんじゃぁねぇ!殺すぞ!!」


ひゅん!


拓「そんなんコッチの勝手だろうが!」


ガン!


会員2「ぐひぃ!」


会員3「うらやましすぎるんだよ!死ねぇ!」


ジャキン!


拓「じゃあ、お前らも真夜と話せば済む事だろうが!」


ドズン!


会員3「ぐふぅ!」


会員4「そんな事したら萌え死に確定に決まってんだよ!ボケェ!」


シャリン!


拓「そんな事、知るかぁ!」


ずがん!


会員4「ぐへぇ!」


会員5~?『うるせぇ!とりあえず死んどけやぁあああ!』


ぎゅん!


拓「逆ギレ!?」




……

…………




拓「くたばれやぁ!」


会員ズ『ぐほぉおおああ!!!!』


いつも通りに、いくつもの武器を持った精霊会の会員ズを全員ほふりさる。

しかし倒れ伏している会員ズの中から、まるでゾンビの様に起き上がってくる奴が1人居やがった。


拓「また、お前か…。」


?「当然だ!お前と言う悪魔から真夜様を守るため、俺は何度でも立ち上がるぞ!イッシー!」


まだ厨二病が若干直らないコイツの名前は蓮条寺 秀次れんじょうじ しゅうじ

精霊会の副会長であり、俺とは中学からの一応?友人?かな。

あ、ちなみにイッシーとは俺の事だ、名前全部に石が入っているからだそうだが、大きなお世話だよ。


拓「ハァ、お前も全っく強く無いくせにしぶといぞ?」


秀「ぐっ!お前が強すぎるんだよ!」


拓「秀次、自分が強く無いのを棚に上げて、それを人のせいにするのは良くないぞ。」


秀「うぅ…、てめぇなんか…、てめぇなんかー!」


なんだか、テレビでよく見るヤラレキャラよろしくみたいな感じで跳びながら襲いかかってくる秀次の奴。

秀次それは死亡フラグだよ。

などと考えながら俺は奴を完膚無きまでに叩き潰してやるため身構えた。

と、そのときだ。


ガラガラ~


三「タクト、おまたせ~。」


秀「てめぇは相変わらず良い奴だぜ、イッシー!」しゅばっ


拓「…(コイツ…)」


三「?」


拓「…さて、飯にしようぜ真夜。(まぁいい)」


三「うん…、それよりどうかしたの?蓮条z-」


秀「俺の名前を呼ぶな!(グバァ!それだけで萌え死ぬ!)」


三「エッ!あ…う、うん…、ご、ごめんなさい…。」ビクビク


秀「あ(しまったああああああ!!!!!ち、違うんだ真夜様あああ!!!!!)」


拓「気にするな、行くぞ真夜。」


三「…う、うん。」


俺はビクビクする真夜の手を握り教室を後にした。

ちらりと後ろに目を向けると、ショックの反動で何故かブリッジしている秀次…、自業自得だな。




……

……




三「…………。」


拓「真夜、さっきの事気にしてるのか?」


所変わって今俺と真夜は、教室を出てすぐにある食堂に来て居る。

昼休みも残りわずかとは言え、結構な数の生徒達が談笑していた。


三「………うん。」


どうしたものか…。

教室を出る時は、勢いで気にするなと言ってしまったが、そんな事はどだい無理な話だろうしな。

う~ん、こんな時気のきいた言葉を一つでも良いから、かけてやりたいが、

俺の人生経験はそんなに深くはないので、どんなセリフがベストなのか解らない、どうすれば良いかな…。


拓「…お前が落ち込んでると、俺まで落ち込む。

だから笑ってくれよ、な?(少し無理があるな…)」


三「……、うん!」ニコ


わずかな間とは言え、考えた結果この程度のセリフしか出ない俺に、少し情けなさを感じる。

しかし真夜は、そんな俺の心中を察したのか少しぎこちなくだが、にっこり笑ってくれた。

正直助かる…。


拓「さて!ハラ減ったな!(後で、ゆっくり愚痴を聴こう)」


三「そうだね~、ハイ。」


お互いに気を取り直して、さっきの事をお互いに無かった事にする。


そして真夜はハイ、と言いながら俺の目の前に俺の弁当箱を置いたが。

俺はそれを、さっき落とさせてしまった真夜の弁当箱と取り替える。


三「タクト!そっちはさっき落としちゃった方だから駄目だよ!」


拓「中は大丈夫だ。」パカッと


三「大丈夫じゃ無いよね!?中身崩れてるよ!」


拓「あんまり時間無いから口論してる暇ねぇぞ、さっさと食ってしまおう。」バクバク


三「あ!」


拓「もう遅い。」


三「うぅ~、…タクトのばーか。」ボソ


さすがにあきらめたのか、真夜も弁当をモソモソと食べ始める。


しかし、さっきの「ばーか」は破壊力が高すぎだろ。

さすがの俺もぐっと来たぞい。

弁当を食べながらだが、周りを見ると精霊会の奴らが、何とも言えないグニグニした動きで「萌え死ぬ!」と言っている。

悔しいが今の俺なら奴らの気持ちが良くわかる、それぐらいに萌える「ばーか」だったからな、うん。

おっと、いかんいかん。

真夜は男だー

真夜は男だー

真夜は男だー


………ふぅ、コイツを良く知っている俺ですら、最近この様に再認識しなければならない程に、萌えオーラ?を無意識かつ無自覚に放出しまくるとは…。

三 真夜、恐ろしい子!


そんな事を考えていると、もうすでに弁当箱は空になっていた。

い、いつのまに!


三「ねぇ、タクト。」


おや、麗しの真夜姫様に呼ばれたようだよ?(あ…、この思想がいかんと言うのに)


拓「どうした?」


三「2つ、お願いがあるんだぁ…、良いかな?」チラチラ


拓「?、いいぞ?」


三「1つは、わたしのお弁当半分食べて欲しいなって事。」


拓「別に構わんが、それより一人称が「わたし」にもどっているぞ?」


三「あ、そうだったね、…オレ、オレ、オレ……、うん大丈夫♪オレ!♪」


やばい萌える。

弁当はどうでもいいから今すぐ真夜姫、あなたを食べt-ゲフンゲフン

ふぃー、俺の理性が危なかったぜ、ゲフン。


ちなみに、真夜の一人称がわたしなのには理由がちゃんと有る。

まず家庭の事情だ、複雑と言えば複雑だが、一般人が考える複雑さじゃあ無い。

ただ端に、真夜の両親が少し?オタクが入っていたと言うだけだ。

そんな真夜の両親が、隔世遺伝した真夜をそのまま男として育てるのかと問うと…。


答えはNOであった。


真夜の両親は、真夜を息子としてではなく娘として育て始め、

そこに少し年の離れた2人の姉が遊び半分で加わった物だから、それはもう完成度のかなり高すぎる男の娘が出来上がったのだ!

さらに真夜は、幼い頃は俺と遊ぶ以外は必然的に女の子とばかり遊んでいたからか、男の娘にさらに磨きがかかり、

小学、中学で自分が嫌われていると勘違いし始め俺か家に依存したために、高校に入るまで間に両親と姉から女の子より女の子な男の娘として磨かれていった。


そのため今までは一人称が「わたし」で、真夜は過ごしてきた。

けれども高校に入ってからは、もっと男らしくした方が嫌われ無いのでは?とゆう考え(この考え自体が間違いなんだが)で言葉使を変えようとしているが、

これがまた頑張って背伸びしている感と、

少しでも気を緩めると元に戻ってしまうため、はっきり言って意味が無い。

いや、背伸びしている感の分、逆効果になっていると言える。

現に今も、


会員ズ「ごふっ、真夜様、ばんざい…。」鼻血が…


男子生徒ズ「うん、精霊会に入ろう!」


女子生徒ズ「真夜ちゃんとなら……(萌)。」


と、こんな感じだ。


三「タクトー?」


あ、長く脱線してしまったな、脱線事故起こさなかった分ましかな?


拓「ん?」


三「なんか考え事してたみたいだけど大丈夫?」


拓「あぁ、大丈夫だ。

それで、もう一つのお願いって何だ?」


三「それはねぇ、今日ね一緒にお風呂に入った時でも良いから、ちょっとオレの話を聞いて欲しいなって。」


拓「……(ワザとやってるのかな…?)」


周りの殺意がスゲェ…。


会員ズ「なにぃ、真夜様と、お風呂…。」血涙が…


男子生徒ズ「うん、奴をボコボコにしよう!」


女子生徒ズ「真夜ちゃんとだと……(殺)」


ごらんの通りだ…。

ここで俺が「いいよ」と言ったら、間違いなく死亡フラグが立つ。

しかし俺が(いやだ)と言ったら、真夜がまた泣いてしまう。

ん?………!

あ、やっべえ八方塞がりとはこの事か、くそう仕方ないここは。


拓「あぁ、いいぞ…。」


三「やった♪タクトありがとー☆」にぱぁ!


皆の衆、こう言うしか無いじゃあ無いか!


可愛い可愛い真夜姫を何回も泣かせては駄目じゃないか!


周りの殺意が3倍になっても、この天使の微笑みが霞んでしまう程の笑顔を見れたから良いじゃないか!


うん!これで良いんだよ!







あぁ…。

今日も良い日だよ…。うん…(涙)

俺が泣きそう…。

ナースさんとお風呂に入r-ゲフンゲフン

妄想がゲフン。

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