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雪の耳飾り  作者: カイン
祐樹&ユキ
6/25

なんかデジャヴを感じる・・・

(・・・どうしよう、マジでどうしよう!?)

悪友には助けを求められない。

あいつは女たらしだし、絶対からかわれるに決まってる。

っていうか、この事態さえ知ってほしくないし、彼女を知られるのも嫌だ。

「うーあー・・・マジで誰か助けてー・・・ヘルプミー」

ソファの上で一人、うめく。

現在、ベッドを彼女に貸してしまったので俺はソファである。

時計を見ると、十時。彼女はとっくに上に行ったのでもう寝ているだろう。

「・・・俺も寝よう。そうだ、寝るしかない」

呟いて、布団をかけなおしたその時。


・・・ギシ、ギシ・・・


身を硬くした。足音。

どこから聞こえてくるのだろう。

泥棒だったら大変だ。彼女に何かあったら困る。

そっと音を立てずに壁に近寄り電気をつけた。

いきなりの光に薄目になりながらも、なんとか音のするほうへ顔を向ける。

扉が開いた。

「・・・・・・・・・どうしたの?」

彼女が立っていた。

俺が見つけた母親のパジャマを着ている。

淡い花柄は彼女によく似合っている。しかし、今はそんなことを考えている場合ではない。

「喉が渇いたの?」

首を振る。

近づいてきて、服のすそをつかみ、見上げてきた。

(いかん、このアングルは可愛すぎるっ・・・!)

身悶えかけたが、彼女の悲しそうな瞳にいくらか落ち着きを取り戻した。

まぁ、見上げる&悲しそうな瞳のコラボは、それはそれで身悶えそうになったのは秘密だ。

「何かあったのか?」

首を振る。俺は首をかしげた。

(もしかして・・・)

「寂しいのか?」

頷かれた。

もしかして、家では家族皆で寝ていたのだろうか。それとも、ぬいぐるみか何かと寝ていたとか。

「ぬいぐるみがほしいのか?」

(それならどこかに・・・って、違うのか)

「暗闇が怖いとかは・・・ないのか。え、まさか一緒に寝てほしいなんてことは言わないよな、って頷くのかよ!」

思わず突っ込んでしまった。

(おかしいだろ!寂しいからっていいのかそれは!?色々と世間体とかでアウトだと思うんだが!?そりゃ、俺はまぁその世間で言うヘタレだから間違いとかは起きないけど!っていうか、起こせないけど!だからって一緒に寝るのはまずいだろ。あぁぁ、そんな悲しい目で俺を見るなぁ!なんか俺がいじめているみたいじゃないか!な、涙目なんかになられたら・・・!)

「わかったわかった!寝る!寝させてもらいますから!お願いだから泣くな、いえ、泣かないで下さい!」

はしゃぐ彼女の横で俺はがっくりとうなだれた。


ああ、今夜は徹夜決定だ・・・。

ただ単に主人公がヘタレなだけな話になってきてますねw

まぁ、とある知り合いがモデルなわけですがw

・・・誰かは秘密ということでw


これ、彼女が喋るようになったらすごいことになりそうですよねw

なんか色々と、もっと弱くなりそうw

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