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雪の耳飾り  作者: カイン
祐樹&ユキ
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これって何のギャルゲーっすか?

ねぇ、君は今、どこで咲いていますか?

今もこの空の下で咲いていますか・・・?




冬休みのある日、女の子を拾った。


・・・いや、気は狂ってないし、妄想でもない。現実だ。

これって何のギャルゲーっすか?

おかしいだろ、女の子落ちてるとか!!

なんなんだよこれは!夢か!?

彼女いない歴十七年(現在更新中)の俺の妄想が生み出した幻覚&幻聴か!?

祐樹は自分の部屋で苦悩していた。

親は今旅行中でおらず、あと二週間は帰ってこない。

一人きりの冬休みを存分に楽しもうと思っていた矢先のことだった。

(なんであんなところに女の子が倒れてるんだよー!)


今朝(と言っても今さっきのことだが)、珍しく早く起き、親のいない清々しさを冷たい空気と共に吸い込んだ俺は、柄にもなく散歩に出かけようと考えついた。

・・・偶然が重なったのだと思う。

ほとんど人通りのない中、俺の足は自然とコンビ二に向かった。

五分ほど歩き、温かいココアとおにぎり(こんぶとしゃけ)を買った、帰り道。

途中の公園の前を通った。早朝なので、子供の姿はない。

(・・・あー、ここで食ってくのもいいかも)

そう思った俺は、唯一あるベンチに向かった。

後ろには植木。そして、その下から見える手。

ベンチには何もない。

(よっし、何から・・・・・・・・・ん?)

おかしい。何か変なものがあったような気がする。

記憶を振り返る。

公園。何ものっていないベンチ。植木。その下から見える手・・・・・・。

「手ぇ!?」

勢いよく振り向く。

明らかに人間の手が生えている。

(え、何これ死体!?死体見つけちゃったのか俺!嘘だろ嫌だよ朝っぱらからそんなもん見つけるとかていうかこれ警察だよな?警察に事情聴取されんのかな?せっかくの冬休みがていうかよく考えたら死体だって決まったわけじゃないだろ俺。落ち着け俺。そうだよ、まずは生きてるか確認しろ確認)

手をつかんでみる。冷たい。

(まじかよなんであーもう散歩なんてするんじゃなかった嘘だろおい死体触るとかありえねー・・・)

「・・・あ、れ?」

思わず握った手を見る。もう一回しっかりと握ってみる。

「・・・これ、脈、か?ってことは・・・」

(死体じゃなかったぁ!!よかったー!)

植木をかきわける。

しばらく植物と格闘し、ようやく手の主が見えた。


それは、女の子だった。

基本、不定期&めちゃくちゃです。

ちなみに作者は恋愛とかちょっと苦手というか、わからないのであんまり甘い内容は期待しないでください・・・。

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