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2011年4月8日

今日は始業式だ。

二度目の高校一年生の。

つまり、後輩がタメになる日。タメが先輩になる日。

ああどこでこうなってしまったのかと今更ながら後悔するのだが。留年生にだってプライドというものがある、言葉にはしにくいのだが、確かにそれに準ずるものが、心の中にはある。


ああ、留年した日。告げられた日…。

3月18日、電話が来た。覚えているのは、それが丁度震災一週間後の出来事だったからだ。


3月26日、親共々呼び出された、覚えているのは、それが重要な日だったからだ。


あなたは成績が足りないので進学保留処分とする


実際はもっと柔らかい表現で長々と述べていたが、つまりはそういう内容だった。いつも毒舌調の担任が、その日は妙に優しい喋り方をした。


さて留年である。並大抵な出来事ではない。我が校に残る選択だって勇気が要った。


初めに考えた事、それは高校を中退して、自立の道を行くこと。最初はバイトでもいい、大検を受けて大学には行こうと。

だが留年してみてすぐ気づく


そんなスゲェ人生歩めねぇよ、と。


次にはロクでもない考えが一瞬だけ浮かんだ。どうしようもない考えだ。


自殺


自分で自分を殺す。


やり方はいくらでもあるだろう、屋根から飛んだり、首を括ったり、手首を切ってみたり。

だが、これも却下だ。

自分を変えることもできなかった奴が、自分を殺すなどと大それたことを実行できるわけもない。

そんで残った道、まだ選択肢はあるのかも知れないが、とりあえず俺が選んだ選択肢。

前述の通りだ、繰り返す必要はないだろう。



今日は始業式。

果たして新たなる同級生は俺をどのように迎えてくれるだろうか。

冷遇されるかもしれないし、もしかすると歓迎してくれるかもしれない。


始業式はこれからだ、多分このあとにも語りたいことは沢山あるだろうから、今日はPart2をやらせてもらいたい。

今日の午後、始業式が終わった頃合いに更新させていただこう。

二部に何を書くか、当然のことながらまだ分からないが。


では後ほど…


後編は8日18時ころに更新予定です。

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