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2011年4月11日

今日は、東北関東大震災からちょうど一ヶ月。月日が経つのは、本当に早いものだ。


ここ最近、時が経つのが妙に早く感じる。すべてはどのみち気のせいなのだが、前はこれほど時は早く流れてなかった。


ついこないだのようだが、まだ今の同級生を後輩と呼んでいた時のこと。いや、それより昔の話から始めなくてはならない。


知っての通り、俺は受験をして中高一貫校に入った。その時の気分的に中学三年高校三年といった気分ではなく、むしろまた決まった通学路を六年歩き続けなければならなくなったことにうんざりしたものだ。


所謂「学校生活」というものは自分のキャラ設定が肝心だ、最初の一学期で印象のすべてが決まってしまう。萌えキャラ、がき大将、不思議ちゃん等、様々なキャラがいるが、これはすべて出会って数ヶ月から継続されている印象の場合が多い。

俺はこれを見事失敗した。


それからというもの、敬遠でもいじめでも無いが、何となく学校に通う日々が続いた。そういう日々は、果てしなく長い。

恐らくこの間に、俺は本当に色んな事を考えていたのだろう。そのせいか、中学三年間、どんな生活をおくったのか、不思議な程覚えていないのだ。

色んなことが、色んな瞬間が、起きて過ぎていったのだろうが、それらを覚えていないのだ。学校も通学路も、灰色の風景に感じた。


色づいてきたのは、ほんの最近、高校に上がってからだ。

高校のことはよく覚えている。というか、去年のことがまるでこないだのように感じる。

それでもやはり、何が起こっていたのか、既に思い出せない。

覚えているのは、「中学よりは楽しかった」という、感覚だ。


それからだ。この世界が、急に目まぐるしく、回りはじめたのは。



震災から一ヶ月ということで、この災害によって亡くなった方の御冥福をお祈りするとともに、被災者の皆さんにエールをおくりたいと思います。

「必死に生きて、一回かぎりの人生を」



こんなことしか言えず、すみません…。



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