お母さんがカゼをひいた
土曜日の朝起きたらお母さんが、なんかのど痛いから、今日はおふとんにいてもいいかな?って言った。
本当はいっしょにパジャマを買いにいく予定だったけど、いいよって言った。
ということでぼくがかんびょうしないといかん。
父さんは朝から走りに行っちゃっていない。たぶん返ってくるのはお昼すぎだ。
お母さんに頼まれて薬局にヴィックスを買いにいった。店員さんにお母さんのことを話したらえらいねって言われた。
あとポカリとお昼ごはんにお弁当を買った。カルビ弁当だぜ!
冷え冷えだった。
お母さんの冷凍うどんをレンジでチンしてあげた。
ぼくの弁当もチンすればよかった。
夕方、父さんが帰ってきてお母さんカゼで寝てるって言ったらびっくりしてた。
いっしょにカレーを作った。お母さんも起きてきて食べた。
だけどまたすぐおふとんの国に帰っていった。
日曜日、お母さんに調子どう?って聞いたらまだのどが痛いって言う。熱はそんなに高くないって。
木曜に授業参観だから早く治してほしいから、今日も寝ててって言った。
ぼくが特撮を見てる間に父さんが洗たくを干し終わってた。
昼はお母さんがラーメンを作ってくれて、また寝た。
夜はぼくが本を見てあんかけチャーハンを作った。
月曜日の朝起きたら、お母さんが治ったかもって朝ごはんを作ってた。
ぼくはハグしてって言った。
お母さんがギュってしながら、ずっとおふとんにいて寂しくなっちゃった?って聞いたから、うんと言った。
お母さんが、ありがとう助かったよって言った。
えらいって言ってって言ったら、えらいよって言ってくれた。
がんばった。
リビングに開いてあったノート、ひょいと見たら子どもの日記でした。
褒められたこととカルビ弁当のこと数行しか書いてなかったから、私が補完してここに残しておくことにしました。