1/33
プロローグ
この小説の主人公は、柴田瑞希です。瑞希から見たストーリーになっています。彼氏の圭介から見たストーリーは「愛する君へ」です。良かったら、「愛する君へ」も投稿していますので、同時に楽しんでみてください。
はじめて会ったときから、惹かれていたのかもしれない。
はじめて会ったときから、恋していたのかもしれない。
それとも、運命なのかな?
生まれる前から、会うことを約束してきたんだろうか?
私たちの出会いは、偶然じゃないね。
出会ったことが奇跡って思ったこともあるよ。
でも…
必然だった。当たり前のように出会ったのかもね。
出会うことが、決められていたみたいに…。
今は、そう思う。
だけど、初めて会ったときには、まさか、
こんなにも好きになるなんて、思わなかった。
こんなにも大事な人になるなんて、思わなかったよ。
私の人生を変えちゃった。
私の生き方を変えちゃった。
この世に、こんなにもすばらしい体験があるってことも、
こんなにも愛しい存在があるってことも教えてくれた人……。
出会えたことに感謝してる。