表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界甘味処 木の実  作者: 兼定 吉行
真実、願い、決意
35/87

日本以外全部沈没

 僕は地理地形の専門家じゃないから詳しいことはわからないけど、無いとは言い切れない……のかな?

 しかし他にも問題はある。

 それは人種だ。

 この世界の人々は明らかに黄色人種ではなく白人種……つまりコーカソイドの特徴ばかりを有していた。

 しかしそれだって、長い年月を経て黄色人種と黒人種が駆逐されたと考えれば、説明がついてしまうのではないか……? 

 実際、原爆なんてものを生み出してあまつさえ使用したのも……。

 宗教の歴史を見ても、入植の歴史を見ても、戦争の歴史を見ても、彼らが本質的に残酷で優秀なことは明白。

 地球の地形が変わる程長い年月を経ても、屈強な彼らだけが生き残っている可能性はあるんじゃないか? 

 悲しくはあるが、生物としての節理なのかもしれない。

 あるいはそれ以前に、その他の某国らが暴走し、核を使用した戦争でもおっ始めて東方は自滅したのかもしれない。

 きっかけはどうであれ、結局日本はお人好しのまま積極的な軍事行動を起こさずに、巻き込まれて滅亡したんだろうな……。

 それに魔法や亜人種だって、やはりアジア圏の某国辺りがやべぇ人体実験や超能力開発でもした結果生まれたのかもしれない。

 そんなのありえ……なくは無いよなぁ。

 実際に亜人も魔法もこっちへ来て見ちゃった訳だし。

 ここで、エリュシカが訊ねてくる。

「……その顔は、どうやら私の言っていることが事実だと理解したようだな?」

「ま、まあ……はい」

……どうりでこの世界の風土や植物が日本的だった訳だ。

 都合良く小豆や米が流通してたのも、そういうことかよ……。

 もっとその辺りに、早く疑問を持つべきだったんだ。

「ところで、この地図を見て疑問に思ったところがあるんですが……」

「なんだ? 申せ」

「このナイフォン大陸以外にも大陸はありますよね?」

「無い、ナイフォン大陸以外には海だけだ」

 まさかの日本以外全部沈没。

 そりゃ一つしか島が無いなら、それはもう大陸だわな。

 筒井康隆先生が予言者だった可能性が浮上。

 元の世界に戻ったら、どうにかして会いに行ってみよう。

 もしかしたらあの人は、未来の世界を救って無事帰還した勇者だったのかもね? 

 ハハッ、ウケる。

……いや、笑えない。

 バカなことを考えてないで、ちゃんと目の前の話に向き合わねば……。

 そのために、どうしても訊いておきたいことがまだまだ僕にはある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ