衝撃の事実、呆気なく発覚(ネタバレ)!
エリュシカは地図を指差しながら説明を続けた。
「我が帝国イドは、このナイフォン大陸の中心に堂々と位置する。そして我が国以外にも、ナイフォンにはもう四つの国が存在する。左上のここがシーナ。左下がザイオン。右上がワートナー。右下がサラーガだ」
「へえ」
さあなろうファンタジー系な感じになって参りました!
テンション上がるね!
だが次にエリュシカが発した言葉で、それは無惨にも消し飛ぶ。
「そしてこの世界はお前の居た世界の未来の姿だ」
「……はい?」
「ナイフォン大陸も、元はニーホン? だかと言うらしい。その辺りはお前の方が詳しいのではないか?」
「……日本のNIをナイと読み、NIPPONのPとNIHONのHに、母音のOを付けてフォ。……じゃあまさか本当に、ナイフォンは日本だった……?」
「だからそうだと言っておろう」
「なんだってー!?」
――でも!
「でもちょっと待って下さい! ナイフォン大陸の形と日本の形が、僕の知ってるものと違うんですが!?」
「そんなことを私に言われても困る。そこまでは知らぬ」
……待てよ。
やはりこの地図の形、さっきも感じたけどやっぱり見覚えがある。
僕は微かな記憶の糸を辿り、ある一つの仮定に行き着いた。
日本は幾つもの活断層の上にある国だ。
ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、北米プレート、太平洋プレート。
これらは日本列島の真下でぶつかり合い、アルファベットのHのような形をしている。
長い時間をかけ、上記した大陸プレートが活発に動き出し、衝突し続けて隆起。
結果日本列島はその姿をアルファベットのHのような形に変化させたと、考えられはしないだろうか?
馬鹿げてはいる。
地殻変動がそんな単純なものじゃないことだってわかってる。
馬鹿げてはいるが……。




