メタ世界:いよいよ本戦開始
神姉ヒメはおもむろに、神妹ヒメに「どうじゃった?」と付け加える。
「うーん。あのあと少し自分一人で思考を深掘りしたけど。私達プレイヤーVSプレイヤーの場合。ジャッジする人が必要って事かな」
「なるほど、ゲームマスターがわしだったのに。プレイヤーの座まで下りて来ちゃったから。最終意思決定のゲームマスターが不在と……。じゃあ作ろう」
言って、神姉ヒメは。おもむろに指パッチンをして、審判者。『ジャッジマン』を呼び出した。
「初めまして、ジャッジマンと申します。何の個性も過去設定もございませんが。神の名の下にその時々でジャッジさせていただきます」
ヒメは「これで準備は整ったな」とうながして。サキは予防線を張る。
「あとは駒の登場人数と、制限文字数ね。神のゲームは時間制限で決められるほど甘いゲームではないから。文字数で区切った方が良いと思う」
「じゃあ、さっきと同じ1万文字ぐらいか?」
「いや、あんまりにも短くて。キャラクターの深みまで出せなかったから。今度は2万文字で行きましょう。キャラクターだって、さっきは約3人だったけど今度は……」
「章のタイトルは決まってるもんな。四重奏VS最果ての軍勢」
そして盤上から駒を白を3個、黒を2個置いた。
「今度は合計5人のバトルとする。なお、モブは描写して良いがカウントしないものとする」
「了解」
ジャッジマンはおもむろに前に出て、前置きを始める。開始の合図をする。
「制限文字数は20000文字、メタ世界の文字数もカウントする。駒は白組、世界線航、浮遊戦空、凪ノ唄夜鈴。黒組、不動武、不動文。以上でよろしいですかな?」
神サキと神ヒメはお互いに合意する。
「「うん」」
「では、対局開始します」
尋常ならざる、神々の対局の本戦が幕を開けた。
◆
~神のゲームのルール~
制限文字数20000文字、メタ世界もカウントされる。
~メタ世界~
神妹サキ 神姉ヒメ ジャッジマン
~盤上の世界~
白組、世界線航、浮遊戦空、凪ノ唄夜鈴。
黒組、不動武、不動文。