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勇者復活?

 魔王が打ち滅ぼされて100年の月日がたった。

 しかし魔物が消えることはなく

 今もなお魔物よる被害はなくならなかった。

 そして、とある占い師の予言で新たな魔王の誕生が予期された。

 そのため人類は新たな魔王の誕生に備えて

【ヒューマン】【ビースト】【エルフ】【ドワーフ】【タイタン】

 この五種族が協力しあい世界に唯一の人類国家

【グランドムンド】を立てた


 人間ヒューマンの知恵

 獣人ビーストの俊敏さ

 森人エルフの魔力

 土人ドワーフの頑強さ

 巨人タイタンの力


 五つの種族が得意とする事柄をとある石に閉じ込める


 その石は才能あるものが触れると力を与えられ

 魔物と戦う力が備わる

 

 才能ある者が触ったとき、その者が最も才能のある役職が与えられる


 【剣士】

 【魔法使い】

 【守護者】

 【狙撃手】

 【格闘家】

 

 いづれかの才能に恵まれたものは冒険者と呼ばれ

 魔王復活阻止のため、日夜魔物と戦っていた。


 しかし

 とある昼下がり

 大きな地震と共に高さにしておおよそ100メートルはあろう巨壁が現れる

 その巨壁は人類と魔物の領土のちょうど境目にできていた

 その巨壁の向こうから黒い羽根で空を飛んでくる謎の魔物


「勇者を出せ!復習してやる!」


 それは100年前に倒されたはずの魔王であった。

 しかし勇者は死しておらず、また以前に勇者を召還した天使族もここ100年姿を現していない


 幾人もの冒険者を殺した魔王は


「つまらん、こいつらではまるで相手にならん。」


 そういうと、魔王は再び黒い翼で空を駆け上がり、巨壁の向こう側へと消えていった。


 五種族の長が集まり、魔王に対する策を話し合う中

 一つの妙案が浮かぶ

 「勇者が死んでいないのなら、復活させればよいのではないか?」と

 しかし、勇者は別世界からの転生者でありこちらで骸になった時の死骸が見つかっても呼べる保証は

なかった。

 もしも勇者自信がこちらの世界に再び干渉したいというのであれば話は別なのだが、そんなことがわかる者など少なくとも五種族の長の中にはいなかった。

 だが、時は一刻を争うものだであった、ため

 教会での勇者復活が行われた。

 勇者の墓を掘り起こし、骸となっていたが、急を要するため

 構わず復活は執り行われた

 その結果


「んあ?あれ、もしかしてここってミラフローレスか!」


 勇者は復活した!

 しかし


「っておい!こんな腐った体に入れるわけないだろ!またすぐに死ぬじゃねーか!」


 やはり、勇者の魂は骸となった自身の体に入ることがなく

 しかし魂のままで放置すると、数分後には消えていなくなってしまう。

 五種族の長が頭を抱えて案を考えていたその時

 神父の孫娘である少女が魔法の杖を持って出てきた


「見てみて!おじいちゃん!私自分で杖作っちゃった!」

「おう、よくやったのう、マリ~えらいぞ~」

 

 神父は嬉しそうに孫娘のマリーにそういうと


「おっ!お!なんだなんだか!引っ張られる!」

 

 空中をぷかぷかとまるで人魂ーというか魂なのだがーのように浮かんでいた勇者の魂が杖の先端部分に取り付けられた魔石に吸い込まれていき


 シュコン


 そして魔石の中に入って行ってしまった。


 その場の全員が動きを止めた

 というか時間が凍り付いたように動かない


「えっ!?」


 一呼吸開けて最初に驚いたのはマリーであった。

 それに続くように五種族の長が阿鼻叫喚といった風に声を上げる


「何ということ!せっかく呼べた勇者の魂が!こんな小娘の作った魔法の杖なんかに!」

「私の孫が作った物をこんなもの呼ばわりだと!こんのよくも言ったな耳長!」

「このエルフの長である私を耳長ですと!」

「まぁまぁ、両者落ち着きたまえ」


 喧嘩を始める二人を仲裁する人間ヒューマンの長

 他の長達も落ち着きを取り戻し

 そして、現状を確認する


⓵予期してた魔王の復活

⓶勇者の魂を復活させることに成功

⓷その魂が神父の孫娘の作った魔法の杖に吸い込まれた

⓸詰みだな


 絶望的な現状にうなだれる全長達に神父が声をかける


「皆さん落ち着きください、魂を異界より呼ぶことができたのであれば、物体から魂を取り出すのもきっとできましょう。」

 

 全長が声を上げる

 そんな中神父はエルフの長に近づき


「しかし、これは私も行ったことのない技術です。だからと言って誰かの魂で試すなどと罰当たりな事も出来ません、本来死人の魂を復活させること自体が神に反することなのです。しかい今回は魔王の出現に加え天使族の姿が見えないため致し方なく、皆さんの案をお聞きしました。だからここは少しばかりの時間をいただきたい。」


 神父の言葉に快く賛同する者は一人いなかった

 それもそのはず、なぜなら未知の技術の解明にかかる時間など誰にもわからないからだ。

 故に神父の「少し時間をいただきたい」という申し出は兵士や才ある冒険者を見殺しにしろと言っているのと何一つ変わらないのだ。

 誰もが、神父の案に意見しようとしたとき


 マリーの持つ魔法の杖が【話し出した】


「おいおい、辛気臭いな~、なんだよこの雰囲気、絶望感にとらわれ過ぎだろう。」


 誰もが驚いた、杖の持ち主のマリーももちろん驚いた。

 しゃべる魔法の杖の完成の瞬間であった。  

いや~おはこんばんにちは

まるで第三者の視点から書かれる作品…だと思ってるでしょう?

大丈夫次からはたぶん一人称になるから

んじゃ、もしもこの作品面白いな~って思った方。感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくお願いします。

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