EP19 ちょろいんは、ちょっと......
「やっとアンタと二人きりになれたわ!」
其れはこっちの台詞だ。
「前交わした約束!全然守ってくれてないじゃないのよぉ!」
はぁ?約束?そんなもの結んだ覚えなんかないんだが。
「小夏くんの気持ちが完全に小雪ちゃんに戻っちゃったの!!アンタたちが朝熱烈なキスしたから凄い顔してたでしょ!もう!鈍感!変態!毒キノコ!」
こいつは助けて欲しいのか喧嘩を売ってるのか______まぁ何はともあれ、今は二人きりで空き教室にいる。
______行動に起こすなら今しかない。
バンっ!
「ちょっ、何するのよ!」
小畑を机へと押し倒す。
「いいから黙ってろ。」
そして髪を即座にサイドに結び彼女の顔の両サイドに手を置く。
「俺に此処で襲われるか、古賀の元に戻るか選ばせてやる。俺は案外とお前みたいな女、キライじゃないからな。」
キノコに押し倒された。気持ち悪い。私、こんな奴に犯されるの?
何でいつも私はこんなにも不運なんだろう。
好きな人にただ振りむいて.......
(って誰この美人さん!?)
目の前に存在するのは美を体現した人間だった。アイドルやモデルなんて比較出来ない程の美しさ。まるで御伽話の登場人物。見惚れてしまう。目が離せない程、魅力的な顔形。
「俺に此処で襲われるか、古賀の元に戻るか選ばせてやる。」
ちょっ!?何その究極の選択肢!古賀くんに決まって........うぅ、決まって!うぅ........なんでその先の言葉が口から出ないのよぉ!
「俺は案外とお前みたいな女、キライじゃないからな。」
はい決まりー!襲われるに一票!いや、無理でしょ、こんな美青年にそんな事言われたら一発で子宮に響くからぁ♡
「小夏くん、ごめんなさい____○ンコには勝てなかったよぉ♡」
その台詞が俺の髪型を比喩して言ってんのならぶち殺すぞ、オラァ!




