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EP1 女神様が救いを!


『さぁ救うのです勇者よ!』


は?


『汝の旅はこの先より始まぁる!』


は?


『『いざ来たらん安寧の地を!』』


この女神様達は何を仰っているのだろうか?


「________負け犬ヒロインはお好きですかぁ?」


ご注文はう○ぎですか?見たいな発音で言うのやめろ。


「負け犬ヒロインお好きですよねぇ♪」


さも当然の様に同意を求めて来るのをやめろ。


「か•わ•い•そ•う♡」


先ず説明して置くと今の状況は決して死後、いわゆる異世界ものでお馴染みのトラックに轢かれて女神と邂逅とやらの状況下にいる訳では無い。


「そう思いますよねぇ♪」


そして突如、異世界召喚に選ばれ女神と対峙している訳でもない。


「瀬名ぁ!!」


授業中ど真ん中に突如として二人の女神達が出現したのだ。


「先生.........」


教室内はパニック状態に陥いるが直ぐに静寂となる。何故なら______


「..........逃げてください。」


_______自分を除く生徒達は女神達により殺されたからだ。


「生徒を置いて逃げられるか!」


残ったのは自分と教師のふたりだけ。しかし、残念ながら身動き一つ出来ない。


「汝も邪魔だな_______消え失せよ。」


先程まで金髪女神と一緒にニコニコと笑みを浮かべていた黒髪女神の表情が一瞬にして冷たくなる。


「や、やめろーーーッ!!」


「必ず助けてや」


熱血漢であり、生徒思いであった教師の言葉が途中で止まる。


「.........ッ」


いや、正確には教師の上半身が消し飛んだのだ。


「う、うわあああぁ!!」


血飛沫が舞う。その突然の衝撃に叫び声を上げることしか叶わない。教室は生徒と教師の鮮血で染まる。


「ヒロイン!メインヒロイン!ダァメ♡残り物には福がある♪さぁさぁ、負け犬ヒロイン達を救い出して差し上げましょう♡」


二人の女神が包み込むように自分を抱き締める。


「「_______ねぇジョン♡」」


その表情は歪んだ笑みを浮かべていた。









第一話 「負け犬ヒロインに救済を!」


題名【悲恋の園】

一人の男を巡り二人のヒロインが様々なドラマを繰り広げる恋愛小説。


主人公「古賀小夏」

『コガコナツ』

恋愛面では優柔不断であり鈍感だが、困っている人がいると助ける。


ヒロイン「小畑心春」

『コバタコハル』

春のように暖かいオレンジ色の髪を持つ美少女。


負け犬ヒロイン「小鐘島小雪」

『コガネジマコユキ』

雪の様に透けた肌、黒髪を靡かせる美人。


「さぁ始めるザマスよ♪」


「始めるでガンス♪」


女神達に拉致され、最初の異世界に連れて来られてはいるんだが、何故か二人はセーラー服を来て踊り始めていた。


「もってけー♪最後までって歌うか!!」


バックグラウンドに曲が流れ始めたからつい歌いだしそうになってしまった。


「「歌わんのかーい!!」」


クスクスと笑う黒髪と金髪の女神達。


「いやもう勘弁して下さい本当に。元の世界に返してください。」


「え?元に戻しても良いですけどぉ、殺人犯で捕まっちゃいますよぉ♪」


右側の頬をツンツンとする金髪の女神。


「汝が大量殺戮犯で牢へと自ら入りたいと言うのなら、止めはせぬぞぉ?」


左側の頬をツンツンとする黒髪の女神。


「「ツンーツン!『負け犬ヒロインに救済を』放送中♪」」


(おでんツンツン男か!て言うかどこ向いて言ってねん!)


明後日の方向を向いて言う二人に心の中でツッコむ。


「はぁ..........」


(此れからどうすればいいんだ......)


この頭の可笑しい女神達はある条件を付けてきた。教室内で殺した計30名の人間を負け犬ヒロイン一人助ける毎に一人蘇生させると言うのだ。


(クソッ、胸糞悪い.......逃げればクラスメイトを殺した殺人犯として捕まり死刑。逃げなくても負け犬ヒロインを救済しなきゃなんねぇ........)


そもそも恋愛経験皆無な俺にどうしろと言うのだ。


(友人だっていなかったってのに........うぅ、悪夢なら覚めてくれよぉ。)


「ッ........何だよ?」


突然女神二人に両腕を絡められる。


「「__アニメじゃない!アニメじゃない!本当の事さー♪」」


「うるさいわ!」


こいつ等何時までやってんだ。さっきからしょうもない事ばっかしやがって。


【ポチッとな】カチ


テレテレテレテンテン♪


「「だから!」」

「ニ○ニンジャー♪」

「ニ○ジャー♪ニ○ジャー♪」

「「カ○レンジャー♪ニ○ニンジャー♪ニ○ニンジャー♪」


二人で肩車し合いながら合体ごっこをし始める。て言うかチョイスが古い!ケ○ン・コスギ世代だよね、それ!


「はぁ.......憂鬱だ。」


こいつ等常にふざけていないと死ぬ病にでも掛かっているのではないだろうか。


「あぁ〜(^q^)今日もいい天気♪」


なんかアホみたいな顔で空を見上げる金髪女神。


「問おう、汝が妾のマスターか?違うな、もっとミステリアスに言ったほうが良いな。」


何やらキャラクターのものまね練習を黒髪女神が始めだしたぞ。


「問おう、汝が妾のマス○べーション!」


「お前の頭がミステリアスだわ!」


もうやだこの女神達。そもそも何時までついてくる気だよ.........


「うんうん♪今回はチュートリアルだし、初回特典として何と!女神ちゃん達が付き添って上げますよぉ♪」


要らないです。 


「それに何と!美しい女神である妾との添い寝占有権も付くのだ!そら、嬉しかろう?」


嬉しくないです。


「いや、結構です。帰ってください。」


二人はニコニコしながら躙り寄ってくる。て言うかこの二人異様に距離が近いな。


「女神エルミアの寵愛を受けられるというのに___________」


「女神エレンミアの寵愛を授けると言うのに_______」


二人は自分へと覆い被さりニマニマと気色の悪い笑みを浮かべた。


「「__照れ屋さぁん♡」」


そう言いながら舌なめずりをする二人に恐怖を覚える。


「エルミアよ......もう我慢ならぬ。食べてしまっても良いかぁ♡」


「カーニバル♪カーニバルダヨ♪」


食べないで下さーい!(必死の叫び)ていうかこいつ等マジで力強いな!?逃げられないぃ!!


「安心して良い。妾は性欲のフレンズだからなぁ♡」


耳元でそう呟く黒髪女神のエレンミア。


「むしろより安心出来んわ!」


て言うかもう負け犬ヒロインを攻略させろーーー!


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