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ワタシトひーろーチャン

作者: 木下みのる

わたしにはともだちがいます。


それはヒーローちゃんです。


かのじょはいつもひとりでいようとして、


わたしはしんぱいでいつもつきまといます。


うっとうしがるかのじょ。


でもさいきんかのじょはこころをひらいてきてくれていて、


すこしてれくさそうにしてくれます。


ここまでこころをひらかせるのにどれだけかかったことか。


かのじょとのであいをおはなしいたしましょう。



わたしとかのじょがであったのは、あめがよくふっていたひでした。


そんななか、かのじょはかさもささずにぼーっとしていました。


まんとはちのようにあかく、めからはおおつぶのなみだがあふれでていました。


そんなかのじょをみてすぐにこえをかけたわたし。


けーわいだとよくいわれます。


でもそのおかげでかのじょとはなかよくなれました。


さいきんはいっしょにえほんをよんでいます。



そんなたのしいまいにちをすごしていたなか、



わたしはとつぜんしにました。



めのまえがまっかになって、ことばではいいあらわせないほどいたかったです。


わたしはおはかにうめられました。



あるひ、かのじょがおはなをもってやってきてくれました。


おおあめがふって、かみなりもなっていました。


それでもかのじょはわたしにあいにきてくれたのです。


でも、かのじょのめのしたにはくまがあって、


かのじょがとおったあとのみずたまはあかにそまっていました。



ああなかないで。


あなたにないてほしくない。


そんなこえもあなたにはとどかなくって。



くるしいよ。


もういやだ。



かのじょはきょうもわたしのおはかにきてくれます。








2018年10月9日 投稿

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