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その他 詩 純文学

避妊税

作者: 山目 広介

 俺が薬局前を通った時のこと。

 大勢の人がいたためセールかと思い、つい足が向いてしまった。

 薬局を覗てみると、ある棚から商品が消えていた。

 近くへ行き、値札に書かれた商品名を確認する。


「ゴムか」


 いったい何があったんだろうか。

 ちょっと気になったため、帰宅してから調べてみることにした。

 何々。


 『駆け込み需要』『避妊具』『理由』


 適当に選んで検索してみたら、理由が分かった。

 知らない間にある法律が出来ていたらしい。

 その法律こそ通称『避妊税』と言われているものだ。

 少子化対策らしい。

 「教育環境とか他にも先にやることがあるだろう」って感想だな。

 いろいろ見ていくと、堕胎にも『堕胎税』が出来ているらしい。

 「おいおい強引だなー。」

 さらに調べるとそれに伴って、ピルなどの薬は医者が処方箋出せば今まで通りだが、それを悪用して利益供与を迫る闇医者がいるらしい。

 「闇っていうよりヤブだろ、そいつ。」

 酷いのは堕胎の仕方があることだな。

 母体も死にかねないんじゃないかって乱暴な方法が溢れている。

 さらに密輸もあるらしい。

 アンケートとかには男女交際に否定的な意見も増えているようだ。

 「これって少子化を加速させてるんじゃないか」と疑うレベルだ。

 さらに『育児休学』を認める法案などもあるらしい。

 「もっと他に福祉があるだろ」と思わなくもないな。

 金がなきゃ子育て出来んじゃないかとか、産ませたらその後の保障をしろよとか、いろいろ考える出来事だ。


 「俺には関係ないがな。」


 俺の仕事場には男しかいなく、近所の店にはおばちゃんしか店員がいない。女の子との出会いがないため、現状子作りと縁が一切なかったのだった……

 まず『出会い』が欲しいと切に願うのだった。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後に笑えた [一言] 難しそうなタイトルだったが最後がおもしろかった ギャップが良かったです
2018/06/09 21:50 退会済み
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