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黒闘 -メーラスファイト-  作者: 黒陽
黒球 -メーラスフィア-
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第3話 大学説明会

第3話 大学説明会


学校も夏休みに入り、ついにこの日が来た。


8月7日〇〇大学

ついにこの日が来た。案内人の案内により、大きな集会場に来た。1000にぐらいは入りそうなくらい大きい。周りがざわつく中、もう決意の決まったマサルと翔は気を楽にして座席に座っていた。ただ今日来た人が全員学校に入るわけではなく説明会だということだ。


学校の集会場には、500人程度いた。明確な時間表記がなかったのによく皆来たなぁと大学側も驚いていた。さすが日本人だ。しかし説明が始まったのは12時ぐらいであった。


アンドレウ 博士は堂々と出て来た。

「皆さん、こんにちは。これから配布する紙を読んでください」

とだけのいった彼はどこかにいなくたった。もう解散らしい。


周りは今一度騒ぎ始めた。マサルも周りの様子を伺っている。

「終わりってないだろ」

「配布しただけ」

「わざわざ時間削って来たのに」


しかし、翔はいたって平然としている。黙々と配布された紙を読んでいる。マサルは早くも読み終わった翔に内容を聞いた。要約するとこうゆうことが書いてあるみたいだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1. 大学は現在中学三年生から高校三年生を対象とする

2. 全員寮に入ることを強制する

3. 完全に無償:食費、学費、寮の費用

4. 必要なものがあれば、大学に明確な理由を提示することで、無料で提供

5. この9月から三年間、親に会うことは許されていない

6. 授業内容は難易度別に高校と同じ内容に加え、毎週土曜日は大学の黒球についての研究に付き合う

7. もし参加するなら下部の紙に記入し出口の箱に入れる

もししないのなら白紙のまま箱に入れる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


恐らく最後の項目は他に干渉を受けないようにする工夫だろう。


勿論、マサルと翔は記入し出口の箱に入れた。翔は満足していたみたいだが、マサルは多少物足りなさを感じていた。大学があれほど徹底している理由がわからなかったからだ。


数日後、マサルの家に一通の封筒が届いた。

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