愚(グ)ル
命は平等
人の中だけでのルール
他の命は
平等では無い
その考え方は
僕らが
一番嫌いな考え方ではないか
けれど
その考え方をしなくては
世界中にある命に
一番疎まれている
人間という動物が
生きてはいけない
厄介者はいつも
はみ出る
後ろ指が常にある
だとしても
後ろ指さしてるヤツも
他の命に疎まれてる
グルグル回る
なぜか回る
意味ありげに
全く意味なく
グルグル回る
そんな世界だから
それなりの光がある
裏表が
人一人に貼り付いてる
裏の顔が
優しいか卑しいか
表の顔が
優しいか卑しいか
正と悪が
人一人に貼り付いてる
正が多いか
少ないか
悪が多いか
少ないか
グルグル回る
なぜか回る
必要みたいに
不必要に
グルグル回る
そんな世界だから
それなりの暗闇がある
何に動かされてるのか
何に想いを馳せるのか
どうでも良くなっても
どうにか
しなくてはいけなくても
グルグル回る
決めても
決めなくても
居ても
居なくなっても
グルグル回る
そんな世界だから
命が減っても
なんとかなってる
グルグル回る
日々が回る
時計が回る
価値が回る
僕らが回る
一番中心が
一番回らない
僕らはきっと
中心に向かわなければ
いけないんだ
それが僕らの望んでる
有るべき形だ