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☀ 妖精さんと私  作者: 雪*苺
【 14歳 】
4/23

⭕ 危険な子 4


──*──*──*── 舘嵜家


舘嵜春加

「 ただいまぁ~~ 」


???

「 お帰り、はるちゃん! 」


舘嵜春加

こず

  てたんだ。

  久しりね 」


梢憙

「 うん♪

  会いたかったよ、はるちゃん♥️ 」


舘嵜春加

「 もしかして留守番してた? 」


梢憙

「 まぁね!

  はるちゃん、今晩の御飯は生姜焼き丼だってさ 」


舘嵜春加

「 ふぅん、そう。

  宿題するから部屋にははいってないでね 」


梢憙

(リビ)(ング)ですればいのに 」


舘嵜春加

「 今夜は洋画を見ないとだから、集中したいの 」


梢憙

「 洋画って、劇場版【 ナルシュカ 】の事?

  未公開シーンを加えたノーカット放送だっけ? 」


舘嵜春加

「 そっ!

  それを見る為に夕飯までに宿題を終わらせて、入浴も済ませたいの 」


梢憙

「 録画しないの? 」


舘嵜春加

「 当然するけど 」


梢憙

「 するのに見るんだ……。

  まぁ、頑張ってね?

  邪魔はしないから 」


舘嵜春加

がとう、こず! 」


 私は[ 居間リビング ]をて、階段をがる。

 2階の[ 自室 ]にはいったらドアの鍵を施錠した。

 セーラー服を脱いで、部屋に着替えたら机に向かう。


舘嵜春加

GWゴールデンウィーク用に出された宿題を終わらせるよ。

  チックも手伝ってよね 」


妖精チック

〔 任せてよ。

  人間の宿題なんてのは、ボクにはチョチョイのチョイだよぉ~~ 〕


舘嵜春加

「 頼もしいね。

  GWゴールデンウィークちゅうに清掃活動が出来るかは、チックのフォローに掛かってるからね! 」


妖精チック

〔 手始めになにから始めるんだい? 〕


 私は妖精チックに手伝ってもらいながら、された宿題を順調にかたける。

 妖精チックがてくれる御蔭で宿題がはかどって助かるわ♥️











舘嵜春加

「 ふぅ~~。

  なんとか終われたねぇ~~。

  がとう、チック。

  助かったよ 」


妖精チック

〔 どう致しましてだよ、はる

  これでGWゴールデンウィークは清掃活動に専念出来るね! 〕


舘嵜春加

「 そうね。

  で──、肝心のぼしは付いてんの?

  獲物ターゲットを探す所から始めるのはいやだからね 」


妖精チック

〔 任せてよ。

  リストアップは済んでるよぉ~~ 〕


舘嵜春加

「 仕事が早いわね、チック 」


 妖精チックは獲物ターゲットの名前が書いてある用紙とバッテンをしてある地図を見せてくれる。

 用意がんだから──。

 しんせいりょくを高める心臓の事になるとさすね。


舘嵜春加

「 60近い獲物ターゲットるのね。

  全部れるかしらね? 」


妖精チック

〔 大丈夫だよぉ~~。

  近場からかたけて行こうね!

  4日も有るからさ、回れるよぉ~~ 〕


舘嵜春加

「 だといけどね 」


???

「 ──はるちゃん、夕飯の時間だよぉ~~。

  りててぇ~~ 」


 階段のしたから私の名前を呼ぶこえが聞こえた。

 こずこえだね。


舘嵜春加

「 宿題も終わったし、着替えを持って1階にりよっか 」


妖精チック

〔 そうだね。

  生姜焼き丼かぁ~~。

  しいだろうね 〕


 私は入浴用の着替えとフェイスタオル,バスタオル,下着,パジャマをカゴにれる。

 ドアの鍵を解錠したら、[ 自室 ]をて、階段をりる。


──*──*──*── 1階


妖精チック

においだねぇ~~♪

  これは間違い無く、しい生姜焼き丼だよ、はるぁ~~♥️ 〕


舘嵜春加

「( チックは食べれないでしょ )」


妖精チック

〔 食べれなくてもいんだよぉ~~。

  ほとけさまだかさつさまだかの御飯は “ 線香の煙だよぉ~~ ” って、じんじゃぶっかくの番組で言ってたじゃんか。

  しい料理のにおいはぁ~~妖精の御飯だよぉ♥️ 〕


舘嵜春加

「( ほとけさまだかさつさまだかって──。

   なんで覚えてないの?

   そもそもTVテレビで言ってるのは “ ほとけさま ” じゃなくて、亡くなった人を指す “ ほとけさま ” のほうでしょ?

   “ じんじゃぶっかく ” だって、亡くなった人間のれいこんを神格化してかみさま扱いしてまつってるぶっかくの事じゃなかった? )」


妖精チック

迄は覚えてないよ。

  今、大事なのはね、“ 線香の煙が御飯 ” って所なのさ! 〕


舘嵜春加

「( なにい加減よね、チックって。

   神様になる為にしんせいりょくを高めてんのに── )」


妖精チック

〔 僕達がクラスチェンジしてなれる “ 神様 ” と〈 おんじつじょう 〉── “ しょてんぜんしんしょぼとけしょさつ ” とは異なるよ。

  さかちしたって、別次元の存在である〈 おんじつじょう 〉にはのさ。

  僕達も人間と同様に “ ” から構成されている生体だけどね、〈 おんじつじょう 〉は “ ” で構成されていない存在なんだよ。

  “ ” をみ出す存在なんだよ。

  宇宙,大宇宙,暗黒宇宙,原始宇宙,ブラックホールだけじゃなく、彼等の怨念すらも〈 おんじつじょう 〉が “ ” からみ出したんだよ。

  まさに〈 おんじつじょう 〉は別次元の存在なのさ! 〕


舘嵜春加

「( 壮大なはなしね )」


妖精チック

〔 そうだよ。

  壮大なはなしだよ。

  でも、今、大事なのはしい料理のにおいは、“ 妖精の御飯 ” って事なのさ★ 〕


舘嵜春加

「( はいはい )」


──*──*──*── ダイニングキッチン


 [ 居間リビング ]と[ DKダイニングキッチン ]を仕切っているカーテンをけて、[ DKダイニングキッチン ]にはいる。

 食卓には出来立ての生姜焼き丼が3つ置かれている。

 こずぶん,私のぶん,母のぶんね──。


舘嵜春加

かぁさん、ねぇさんは?

  かぁさんが帰宅してるなら、ねぇさんも一緒の筈じゃないの? 」


母親

あいは《 囲碁サロン 》に残ってるわ。

  なんでもイケメンの男子と対局をするとかでね 」


舘嵜春加

「 またイケメン?

  ほんねぇさんはイケメンきだよね……。

  さすかぁさんだね 」


母親

なに言ってるの。

  はるだっておとこよりも顔面偏差値の高いイケメンがきでしょ。

  こえも大事よ★ 」


舘嵜春加

「 まぁ……そりゃね……。

  めんくいいがおとこよりイケメンきなのは普通でしょ?

  とうさんは全然イケメンじゃないけどね…… 」


母親

「 あらっ、ひどい子ねぇ。

  パパだって若い頃はイケメンだったのよ!

  今は見る影も無いけどね、女子にキャーキャー言われてモテモテだったんだからぁ~~。

  今はツルピカだけど、髪だってフサフサしていたのよ 」


舘嵜春加

「 想像も付かないんだけど…… 」


母親

「 証拠の写真は火事で全部、燃えちゃったから……。

  見せてあげられないのがやまれるわぁ~~。

  ひとれしちゃうイケメンだったのに…… 」


 かぁさんは残念そうに話してくれる。

 生姜焼き丼は文句無しにしい。

 とうさんの胃袋をわしづかみにしたのは親子丼だって言ってたっけね。


 夕飯を食べ終えた私は、30ぷんに入浴を済ませた。

 でも寝れるようにパジャマ姿で準備は万端!


──*──*──*── 居間


 【 ナルシュカ 】が始まる時間まで、ソファーにすわって待機ちゅう

 暇だから[ 居間リビング ]に設置してるほんだなに並べられている囲碁漫画を手に取って読む。


梢憙

あいちゃん遅いね。

  もう9時(21時)になるよ 」


舘嵜春加

ねぇさんは高校生だから、大丈夫だよ。

  防犯グッズも持ってるし、護身術のこころも有るからねぇ~~ 」


梢憙

「 護身術って合気道の事だよね? 」


舘嵜春加

「 そっ。

  ねぇさんを襲うと返り討ちに遭って病院送り確定だよ。

  あれでも危害を加える犯罪者には容赦しないからねぇ~~ 」


梢憙

「 頭脳めいせきで合気道もきわめてるって凄いよね 」


舘嵜春加

ねぇさんは私と違って、運動神経も抜群だからねぇ~~。

  心配するだけ無駄かな 」


梢憙

「 そうだね…… 」


妖精チック

〔 そろそろ、“ 木曜洋画劇場 ” が始まるね 〕


舘嵜春加

「( やっとか。

   楽しみぃ~~♥️ )」


 開始の時間になって、“ 木曜洋画劇場 ” が始まった。

◎ 訂正しました。

  此処(居間リビング) ─→ (リビ)(ング)

  施錠する。─→ 施錠した。

  頼もしいわね。─→ 頼もしいね。

  掛かってるんだからね! 」─→ 掛かってるからね! 」

  終われたわねぇ~~。─→ 終われたねぇ~~。

  ❌(バッテン)をしてある ─→ バッテンをしてある

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