⭕ テレビ出演 2
舘嵜春加の専属マネージャーのキノコンと陰陽師アイドル春舂霄囹と会話をしている時────。
舘嵜春加は、妖精チックと話していた。
妖精チック
〔 春加、コイツ、ヤバい奴だよ 〕
舘嵜春加
「( ヤバいって?
コスプレしてるから? )」
妖精チック
〔 違うよ。
コイツ、人間の姿をしてるけど──、人間じゃないんだ 〕
舘嵜春加
「( 人間じゃないって??
どう見ても人間の子供に見えるけど? )」
妖精チック
〔 違うんだよ!
コイツは異形の類いだよ!
でも、元から異形だった訳じゃなくて──、ずっと昔に人間から異形となった存在かな 〕
舘嵜春加
「( 妖精って、そんな事も分かるんだ?
人間じゃない彼が、なんで陰陽師アイドルしてるの?
新ドラマの主題歌を歌ったり、囲碁の普及活動をする親善大使だったりするの? )」
妖精チック
〔 それはボクにも分からないけど……。
でも、人間に混ざって人間の世界で生きてるって事は、共生共存派の異形なんだろうね。
この≪ 日本国 ≫には人間に見えない怪異や異形,霊的存在が当たり前の様に存在しているからね。
珍しくはないと思うけど── 〕
舘嵜春加
「( そうなんだ?
チックには人間に見えない不可思議な存在達が見えるんだ? )」
妖精チック
〔 そうだね。
この≪ 日本国 ≫では、ボクの存在も異形の類いに分類されるのかな~~ 〕
舘嵜春加
「( 何を聞かされても驚けないよね……。
≪ 異世界 ≫にも行っちゃってる訳だし……。
じゃあさ、もしかしたら、チックの事が見える人も居るかも知れないよね?
だって、人間社会に混ざって暮らしてる異形が居るぐらいだし! )」
妖精チック
〔 それは “ 無い ” とは言えないね。
はっきりと見えなくても存在を感じたり出来る奴が居ても何等不思議では無いからね 〕
舘嵜春加
「( “ 囲碁普及活動の親善大使 ” って言ってるし、悪い子ではなさそうだよね。
これからも囲碁の普及活動を続けるなら、仲良くしといた方が良いかも? )」
妖精チック
〔 そうだね。
仲良くするのは構わないけど、深入りは禁物だよ。
必要の無い時は関わらない様に心掛けた方が良いね 〕
舘嵜春加
「( そうなの? )」
妖精チック
〔 うん。
ボクの神聖力が、何処まで通用するか分からないからね~~ 〕
舘嵜春加
「( ねぇ、他には異形や怪異とかが[ 収録スタジオ ]の中に紛れてたりしない? )」
妖精チック
〔 異形は彼だけかな。
後はちゃんと人間だよ。
怪異はチラホラ居るけど、人間に悪さをしそうな様子はないね。
霊的存在の類いも居ないなか 〕
舘嵜春加
「( 分かっちゃうんだ。
怪異は居るのね )」
妖精チック
〔 長く使っている物や大事にしている物から生まれたりする事も有るからね。
危害は無いよ 〕
舘嵜春加
「( それなら安心だね。
目に見えない存在も居るのか──。
怪異や異形にはチックの姿は見えるのかな? )」
妖精チック
〔 それは分からないね。
ボクにも見えない怪異や異形が居るかも知れないし──。
まぁ、何が起きても神聖力で衛るよ! 〕
舘嵜春加
「( 有り難う、チック )」
陰陽師アイドル:霄囹
「 ♥️を飛ばすなって!
収録が始まるだろ、シッシッ 」
キノコン
「 舘嵜プロ、ボクは下がりますエリ 」
舘嵜春加
「 えあ?
う…うん!
有り難う、キノコン。
( チックと話すのに夢中になってた(////) )」
──*──*──*── 収録中
舘嵜春加
「( へぇ~~。
色んな超能力が有るんだね。
確かに面白い番組かも! )」
妖精チック
〔 中には超能力者じゃない奴も混ざってるけどねぇ~~。
人間には区別も判断も難しいからね。
番組を盛り上げる為にサクラを入れてるのかもね 〕
舘嵜春加
「( えっ?
サクラ?!
へぇ……そういう事もするだね )」
妖精チック
〔 番組は視聴率が取れてナンボだからねぇ。
“ やらせ ” も手法の1つだよ。
視聴率を取る為に、彼是と工夫してるのさ。
番組を作るって大変だよねぇ~~ 〕
舘嵜春加
「( これからは番組の見方が変わっちゃうかも── )」
妖精チック
〔 あっ、あの超能力は再来月辺りに死ぬね。
相当な事をしてるよ 〕
舘嵜春加
「( えぇ~~。
どんな事してるんだろう?
気になるね )」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 彼奴は再来月って所か。
次はどうだぁ~~。
クックックッ……カモの宝庫だな }」
舘嵜春加
「{ ねぇ、何が再来月なの?
カモって何? }」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 声に出てたか……。
彼奴の寿命さ。
再来月には、あの世生きだ。
名刺を渡す奴をチェックしてるのさ }」
舘嵜春加
「{ 名刺を渡す? }」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 僕の本業は陰陽師なんだ。
“ 今月で寿命が尽きるぞ ” って言えば、再来月までカモれるだろ。
カモは貴重な収入源だからな }」
舘嵜春加
「 そ…そうなんだ…… 」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 見ろよ──、って言っても分からないか。
あの女は今月で死ぬな。
本人をカモれ無いのは残念だが、彼奴にカモられてる被害者達をターゲットにしてカモるんだ }」
舘嵜春加
「{ えっ?
被害者もカモるの? }」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 当たり前だろ。
陰陽師は商売だからな。
商売ってのは、稼いでナンボだ。
囲碁の普及活動もタダでは出来ないからな。
収入源の確保は必須だ }」
舘嵜春加
「{ 普及活動の為に──。
でも《 セロッタ商会 》に御世話になってるなら、免除してもらえるんじゃないの? }」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 他がどうか知らないが、僕の場合は自腹なんだよ!
セロフィートは僕にだけ厳しいんだ! }」
舘嵜春加
「{ せろふぃーと?? }」
陰陽師アイドル:霄囹
「{ 《 セロッタ商会 》創立者の跡取りで、代表取締役さ。
異母違いの兄で、長男だ。
今の《 セロッタ商会 》の全権をセロフィートが牛耳ってるんだぞ }」
舘嵜春加
「{ 《 セロッタ商会 》の1番偉い人が、身内で異母兄なの?
凄いね…… }
( チック、今の聞いた?
人間じゃない彼に異母兄が居るなんて、どういう事だろうね )」
妖精チック
〔 人様の事情はボクにも分からないよ。
春加、深入りは禁物,厳禁だよ。
ある程度の距離感を保つんだ 〕
舘嵜春加
「( あ…そうだね……。
一局打ったら、関わらない様に心掛けたら良いよね? )」
それからも収録は続いて、陰陽師アイドルのカモになりそうな超能力者は結構居たみたい。
自分の名刺を広げて、アイドルらしかぬ顔でニヤニヤしてたから、収穫は有りそうなのかも?
カモってウハウハしてる超能力者達が、陰陽師アイドルにカモられちゃうなんて、何か不思議な感じがする。
不憫な気もするけど、同情は出来ないんだよね……。
だって超能力を使って、“ 寿命が縮んじゃうぐらいの悪い事をしてる ” 人達な訳だし、彼達,彼女達の被害に遭って困ってる犠牲者が実際に居るわけで……。
被害者達自身が、自分の事を「 被害者なんだ 」って自覚してるのか分からないけど──。
信じていた超能力に実は騙されていて、超能力の懐を潤す為にカモられていたなんて事を認めて受け入れるなんて難しい事だと思う。
信じて盲信していた超能力に注ぎ込んじゃった金額は、絶望的に戻って来ないんだもんね。
私利私欲を満たす為に大勢の人達を言葉巧みに騙して、多額の金銭を巻き上げてウハウハ生活を楽しんでいたんだから、死ぬ前にキッツい罰くらい受けてもらわないと、被害者も浮かばれないかもね。
私には関係無い事だけど──、似た様な事をしてないか、心配になって来たかも……。
《 宿泊施設 》に戻ったら、キノコンに相談も兼ねて確認してもらおうかな……。
お金を受け取った時は領収書を渡してるみたいだし、大丈夫な気はするけどね?




