✒ 新天地で❌❌❌ 1
──*──*──*── 翌日
──*──*──*── 宿泊室
舘嵜春加
「 キノコンに相談したい事が有るの 」
キノコン
「 相談エリ? 」
舘嵜春加
「 そう。
これから地図に❌を付けてる場所に行って、手力を鍛える為の訓練をしたいと思ってるの。
でね、危ないから人が近付いて来ない様にキノコンには見張り役を御願いしたいんだけど──。
どうかな? 」
キノコン
「 手力エリ?
構わないエリ。
見張り役くらい御安い御用エリ 」
舘嵜春加
「 有り難う! 」
キノコン
「 もう出掛けるエリ? 」
舘嵜春加
「 そうだね。
取り敢えず、今日は行ける所まで行こうと思ってる 」
妖精チック
〔 キノコンに断られなくて良かったねぇ。
よぉ~~し、清掃活動にレッツゴーだよぉ! 〕
[ 宿泊室 ]を出たら、廊下を歩いてエレベーターに乗る。
1階に着いたらエレベーターから出て、《 宿泊施設 》を出る。
当分は地図に❌してる場所を巡るから《 宿泊施設 》のチェックアウトはしない。
キノコンって器用に歩くよねぇ。
下にはピンポン玉みたいな丸いのが数本生えているみたいで、それを動かして歩いているみたい。
キノコンは歩いているだけでも可愛いな。
──*──*──*── 何処かのビル
舘嵜春加
「( 此処だね。
ちゃんと中に居るんだよね? 」
妖精チック
〔 バッチリ居るよぉ~~。
外に出られない様にしてあるからね。
サクッと殺っちゃお~~★ 〕
舘嵜春加
「 キノコン、今から訓練しに行って来るね。
見張り役、宜しくね 」
キノコン
「 お任せエリ★ 」
くぅ~~~~。
ウインクするキノコンも可愛い♥️
写メって待ち受けにしたいな!
半グレ集団の溜まり場となっている《 ビル 》の中へ入る。
──*──*──*── 1階
1階の中を勝手に歩き回ってみる。
半グレ集団の仲間らしき男達と鉢合わせした。
若いな~~。
半グレ
「 あ゛?
おい、ババア!
テメェ、勝手に入って来てんじゃねぇぞぉ! 」
舘嵜春加
「 ──ぷはっ!
マジでイキッてんだ?
ツンケンしちゃって若いなぁ~~。
絶賛青春中? 」
半グレ
「 何笑ってんだ、ババア!
殴り殺して埋めっぞ!
あぁ゛ん! 」
舘嵜春加
「 あははっ!
殴り殺すね。
鉄パイプで殴ってほしいの?
Mさんかな? 」
半グレ
「 あぁ゛ん?
ババア~~~~!! 」
若い男は携帯ナイフを取り出すと私に鋭い刃先を向ける。
脅してるつもりかな?
舘嵜春加
「 鉄パイプじゃなくて、携帯ナイフで殴るつもり?
ナイフって刺す為の物だからさ、殴る為の道具じゃないよね 」
半グレ
「 何でビビらねぇんだよ!!
マジで刺し殺されてぇみてぇだな! 」
舘嵜春加
「 それは無理かな?
君に私は刺せないよ。
だってほら、溶けたナイフで人は刺せないでしょ? 」
私が指でナイフを差して教えてあげると、若い男が持っているナイフの刃がトロトロに溶け始めた。
チックは神聖力を使って、ナイフの鋼だけを溶かしてくれた。
半グレ
「 なっ゛?!
何が起きたんだよど!?
何でナイフの刃が溶けちまうんだよっ!! 」
舘嵜春加
「 見たか!
“ ババア ” と馬鹿にしたババアの手力の力だよ! 」
私は手の平を広げた右手を上げると、左へ動かした。
するとチックが私に合わせて若い男の身体を左へ動かす。
思いっ切り、左へ動いた若い男の身体が壁に強く当たっちゃった!!
舘嵜春加
「 チック、やり過ぎだよ!
強くぶつけ過ぎだよ。
吐血してんじゃん 」
妖精チック
〔 めんごぉ~~♥️
でもさ、気絶させる手間は省けたよ。
新鮮な心臓、いただきまぁ~~す♥️ 〕
壁にぶつかった衝撃で気を失った若い男にチックが近付く。
チックは慣れた手口で胴体から心臓を取り出す。
両手で持ってる新鮮な心臓をチックは、一口でペロリと丸呑みにしちゃう。
妖精チック
〔 う~~ん♥️
健康な心臓は美味しいよぉ~~♥️
良いね、良いね。
もっと喰べたいよぉ~~ 〕
舘嵜春加
「 1階には1名しか居ないみたいね。
2階へ上がろっか 」
妖精チック
〔 うん♪ 〕
階段を上がって2階へ行く。
──*──*──*── 2階
2階には若い男が5名も居た。
私は手の平を広げた右手を上げて、下へ振り下ろす。
するとチックが私に合わせて若い男達をの身体を天井まで浮かせてから、床へ叩き落とした。
思いっ切り床に叩き落としたもんだから、またまた口から吐血してる。
白目を剥いて口から泡を出してる男も居る。
容赦無いんだから──。
気を失った若い男にが近付いたチックは、慣れた手口で胴体から心臓を取り出すと、新鮮な心臓を一口でペロリと丸呑み。
これを4回繰り返して、チックは5名の心臓を喰べれて満足そう。
妖精チック
〔 未々行けるよぉ~~。
3階へ行こう 〕
舘嵜春加
「 このビルって5階建てだよね。
後何名居るのかな? 」
妖精チック
〔 それは上の階へ上がっての楽しみだよぉ 〕
階段へ上がって3階へ向かう。
──*──*──*── 1階
ミニマムキノコン:A
「 あれが手力エリね。
中々面白い能力エリ 」
ミニマムキノコン:B
「 独り言が多い痛い子ちゃんなのは、大目に見るエリ。
男の胴体から心臓が浮き出て消えたのも手力エリ? 」
ミニマムキノコン:A
「 理由はどうあれ気絶してる人間ゲットエリ~~ 」
ミニマムキノコン:B
「 心臓以外の臓器を取り出して臓器売買に回せるエリ 」
ミニマムキノコン:A
「 回収して2階へ上がるエリ 」
ミニマムキノコン:B
「 使える健康的な臓器だと良いエリね 」
ミニマムキノコン:A
「 臓器売買に回せない欠陥臓器は、キノコンのおやつにするエリ♥️ 」
ミニマムキノコン:B
「 眼球,脳ミソ、喰べたいエリ~~ 」
ミニマムキノコン:A
「 駄目エリ!
眼球と脳ミソは好きもんへ調理して提供するエリ。
人気の高い子宮や卵巣が欲しいエリ 」
ミニマムキノコン:B
「 女も居ると良いエリね 」
1体のミニマムキノコンは、通常サイズのキノコンと同じ大きさに変わると床に倒れている男をパカッと開けた笠の中へカポッと入れる。
ミニマムサイズ戻り、ウキウキしながら階段を上がり2階へ向かう。
──*──*──*── 2階
ミニマムキノコン:A
「 5名死んでるエリ! 」
ミニマムキノコン:B
「 回収するエリ 」
2体のミニマムキノコンは、通常サイズの大きさに変わると床に倒れている男達を開けた笠の中へ次々に入れる。
2階の部屋に倒れていた死体を回収すると、再びミニマム化する。
階段を上がって3階へ向かった。




