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キケロー2

アメリーウス、スッラの部下の一人で、スッラが終身独裁官になった後行った政敵の粛清を任された人物。


アメリーウスは金と権力にがめつく、粛清時に自身の汚職を調査していたとある金持ちの男を殺害し、その息子に父親殺しの罪を着せ、汚職の証拠を隠蔽した。


アメリーウスを裁くための証拠を集めていたキケローのもとに手紙が届く。


おお、何と言う偶然。ほほう、ある青年がアメリーウスに嵌められたと。なるほどな。


キケローは書簡を読み興奮していた。


というのも、スッラは部下にたいして情が厚く、スッラの報復を恐れアメリーウスの裁判を引き受ける弁護士はローマに一人といなかった。


有罪を勝ち取ればキケローの名は世界史に残る。


アメリーウスの私生活は女絡みの問題が多く不誠実極まる痴態をさらしていた事は、買収した使用人から聞いていた。


この青年の件もアメリーウスの信用失墜行為として列挙できると踏んだのだ。


ユピテル殿、今回の裁判は権力の回りに巣くう害虫どもを駆逐するための大きな一歩になることでしょう。


キケローは私への返信を書き終えると、直ぐ様裁判資料の作成に取りかかった。


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