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スッラ体制下の暮らし

さて、元老院議員である私は今まで戦争と政治についてを記述してきたが、たまには視点を変え、ローマ人の生活とその様子について書いてみようと思う。


マリウスやスッラのローマ進軍により、一時期は荒廃した町や村も点在していたが、その多くはもとの活気を取り戻し、多くのローマは市民が望んだ平穏な日常が戻りつつあった。


しかし、マリウス等の焦土作戦やスッラにたてついた地域の復旧は後回しにされていたのもまた事実だ。


何はともあれ、我等が海(地中海)を通した貿易を安定して行えることで経済的な不安も今は昔の事となった。


ちなみに、私が後にカエサルから聞いた話によるとこの時期に、香辛料の貿易船に乗り、密かにローマへ戻ってきていたそうだ。


奴隷市場には敗戦国や先の戦いに負けた残党の女子供がならび、それらをこぞって買い漁る変態貴族のバイヤー業界も完全に復活していた。


私は、世の中を回すためには綺麗事は言っていられないし、敗者の義務と報いは当然だと考えているから、彼等に同情はしない。


一部には奴隷の解放と一般市民の地位向上を叫び、人気を集める民主派の残党もローマには残っていた。


民主派を一掃せず、彼等に自由と政治活動認めたスッラは寛大で、真の民主派だと私は思った。




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