【漫才・コント】コンカツお見合い
ボ→ボケ(女性役)
ツ→ツッコミ(男性役)
ツ「あー、これからお見合いだー。緊張するなぁ」
ボ「こんにちはー。もしかして山田さんですか?」
ツ「そうです。もしかして鈴木さん?」
ボ「はい!」
ツ「いやー写真よりずっと綺麗だなあ」
ボ「そうですか? 山田さんは……(明るく)うーん」
ツ「うーんってなに? お世辞の1つでも言えばいいのに」
「まあ、いいや。ひとまず座りましょう」
ボ「はい」
ツ「とりあえず趣味を聞いてもいいですか?」
ボ「趣味はお料理です」
ツ「料理、いいですね、家庭的で! 得意の料理は?」
ボ「ラーメンなんです」
ツ「ラーメンってまさか……いやいや、スープも麺も一から仕込んで、手間暇かけて作ってるんですよね」
ボ「いえ、まさかのほうのカップラーメンです」
「私、タイマーなしで3分ぴったり計れるんですよ~」
ツ「それ、時間を当てるのが得意なだけじゃないですか」
ボ「そうですか~?」
ツ「そうですか~じゃないですよ」
「ま、いいや。僕の趣味は野球観戦なんです」
ボ「野球観戦ですか。私、野球は全然わからなくて」
ツ「あー女の人だと、そうかもしれませんね」
ボ「はい。怪我で開幕戦を欠場した巨人の坂本が、高速で復帰したってことぐらいしかわからないんです」
ツ「十分詳しいじゃないですか」
ボ「サッカーも、代表で南野と三苫がポジション争いしてるぐらいしか」
ツ「スポーツ観戦! あなたの趣味は確実にスポーツ観戦ですよ」
ボ「そうですか~?」
ツ「だから、そうですか~じゃないですよ」
「いや、でも意外に僕と趣味があってるのかも……踏み込んだ話しますけど、結婚したら子供は何人ほしいとかありますか?」
ボ「子供は……ボクシングのタイトルマッチができるくらいかな」
ツ「あ、2人ね。2人って言えばいいのに」
ボ「ふふふ。恥ずかしくって。でも夜は結構積極的なんです」
ツ「急に下ネタきたな」
ボ「リングでもベッドでも、レスリングの技はかけられます」
ツ「タックルホーーールド!とか?」
「いや、すみません。僕、下ネタ好きな女性がちょっと苦手なんですよ」
「清楚な人が好みなんです」
ボ「そんな品のないお顔なのに?」
ツ「ほっとけよ」
ボ「信じかねますわ」
ツ「言葉遣いよくしたって無駄だからな」
「はー、どうしましょう。僕たち次のステップに進みますか?」
ボ「ステップの次はジャンプですよ」
ツ「三段跳びならな」
「また会って、デートしますかってことですよ」
ボ「お断りします」
ツ「言うと思ったよ」
(終わり)