小噺 禁断の粉
オレは禁断の粉に手を出してしまった
そう、白い粉だ
一度手を出してしまったらもうやめられない
大丈夫、みんな使ってる
そう思ってしまうオレがいる
手でそれを触ってみる
上モノだ
そんなのもわかってしまう自分がいるのが怖い
もう誰も止められない
いや、止めてほしいとも思っていないのかもしれない
いったいこれにいくら使っただろう
安いもんだ
だってこれがあれば僕はなんだって出来る
そんな気がする
さぁ!パーティーの始まりだ!
オレの気分は高まっていく
とろけていくようだ
とろけていくようだ
もう誰も止められない…
できた!麻婆豆腐!
いやー、この片栗粉でしっかりトロミがついたなぁ
これ使いこなせたら料理の幅広がるよな
よし、中華パーティーやろう