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8 アイテムの番人

 このダンジョンすごいぞ。とんでもないアイテムが落ちてる。


 このダンジョンのアイテムを集めまくっていけばかなり強くなれる! 特にさっきの赤い宝石は兵士達との相性も良さそうだ。

 こりゃ、本当に『最強軍団』になれる日も来ちゃうかもな!


 青い宝石も早く使ってみたいな。どんな効果があるのか楽しみだ。



 とにかく先を進んでみよう。

 もう、マザーゴブリンだって怖くないんだ、ちょっとくらい強いモンスターが出てきたって対抗できる力が俺にはある!


 っと言っても俺自身は相変わらずヘナチョコだけど……


 この兵士達は俺が上手く指示を出してやればしっかり成果を上げてくれる。

 ずっと憎たらしかった傭兵も今はなんだか頼もしく感じるし、見た目だってちっちゃいのに頑張ってくれてよく見たらクリクリとした可愛い目をしてて愛らしさすら感じてきた。


 出れるかもしれない……


 生き延びることに必死になりすぎて先のことを全く考えてなかった。

 このスキルがもっとパワーアップして、このダンジョンのアイテムももっと発掘していけさえすれば、ここから出れるかもしれない。



 マザーゴブリンも倒せるようになったことだし、また盗賊を使ってアイテム集めも再開だ。


「フンッ」相変わらずキザな第一声で盗賊はアイテムを集めにダンジョンの奥へ進んでいった。


 近くにアイテムがあるなら、まずはそこを狙ってくだろうから近くにはもう何もないんだろう。


 マザーゴブリンが現れてからはずいぶんと広く真っ直ぐな道が続いてる。


 どこまで続くんだろうなこのダンジョンは。

 ダンジョンのゴールもこの真っ直ぐな道の先にあるのかな。



 先に進んだ盗賊が帰ってこない……またマザーゴブリンでもいたか。

 盗賊一体じゃ、マザーゴブリンとあったらひとたまりもないだろうしな。


 またやられちゃったか……


 仕方ない、レベルアップも兼ねてこのダンジョンの先をとにかく目指すか。

 盗賊は進んだ後の取り残しアイテム回収役をしてもらおう。


 

 不気味なダンジョンだと思ってたけど、レベルも上がって対処ができるようになってきたせいか、はじめほど、恐怖はなくなってきた。


 でもまだ油断はできない……先が見えないし、所属してたギルド『ゴッティ』だったらまだこんなモンスター達くらいじゃ苦戦しないだろう。

 『墓場』なんて言われてるくらいのダンジョンだ、この先もっと強敵は間違いなく出てくる。


 覚悟しておかないとな……






 広く先の見えない道は続く。


 もしかして同じ場所をループしてるんじゃないかって思うくらい、似たような道を歩かされている……


 こりゃ心が折れる。

 モンスターも全然出てこなくなったし……


 一体盗賊は何にやられたっていうんだ?



 おや……広い道の先の一部に先に進めそうな小道がある。

 なんか久しぶりに分岐があるぞ。


 こういう小道にはアイテムが置いてあるってのが相場だよな!

 同じような道ばかり歩いてだれてたところだ、早速言ってみよう!



 この小道で試しに盗賊を使ってみるか。

 俺の嗅覚が確かならこの先にはアイテムがあるはず。



ポンッ!


 「フンッ」


 よし頼んだぞ盗賊!


 俺の狙い通り、小道の奥へ盗賊は進んでいく。

 間違いなくこの先にアイテムがあるみたいだ!




ズダァァァァァァン!!!!





 えええぇ……っ!!??


 なんだなんだなんだ?

 今の音は多分先に行った盗賊がやられた音だよな……


 すごい音だったぞ……

 マザーゴブリンでもあんな音はしなかった。


 この先にはきっと今まで以上に強いモンスターが待ち構えてる。



 せっかくこの先にアイテムがあるっていうのに……もったいないなぁ。


 どんなモンスターなのか一応見てみるだけ行ってみようかな。



 こっそり……


 足音を立てず、バレないように……






 チラ……



 こっそりと岩場の影からのぞいた先にはその先に進ませないようにたたずむモンスターの姿があった。


ウィィィィン……


 機械だ……こいつは確か魔導兵器ゴレアム。


 モンスターのレベルでいったらマザーゴブリンなんて比較にならないくらいの超高レベルモンスターだ……

 というかこんなモンスター、ゴッティでも倒したって聞いたことないぞ……


 なんか見た感じ動き回るっていうか、先に進ませないように立ち塞がっているって雰囲気だ。



 さすがにレベル的には今の俺の兵士達をどう活用したって勝てる相手じゃないぞ……

 傭兵の攻撃じゃ下手すりゃ相手の鎧に傷一つ付けられないかもしれない……


 悔しいな……せっかく奥にアイテムがあるっていうのに……


 この際ゴレアムなんて相手にしなくていい。アイテムだけ手に入れられないもんかな。

 こんな強いモンスターが守ってるアイテムなんだから、かなりいいアイテムがあるのは間違いないだろうし。



 

 よし、試しに仕掛けてみるか!




ポポンッ!


「「ウオオーー!!」」


 二体の傭兵をゴレアムに向かわせる。


 勝てないことはわかってる、どんな攻撃をしてくるかをまずは確認だ。



 強敵かどうかなどお構いなしに、傭兵はゴレアムを見つけ早速突っ込んでいく。



ピピピピピピピピ…………


 ゴレアムから謎の起動音がなった。

 顔を傭兵にむけてきた。どうやら認識されたらしい。


 

ヒュン……


 その直後ゴレアムは一瞬で傭兵に近づき、持っている巨大な剣を振りかざした。



ズダァァァァァァン!!!!




 振り落とされた巨大な剣によって瞬く間に1体の傭兵は消滅してしまった。

 もう1体もあまりの攻撃の凄まじさに吹き飛ばされゴロゴロと転がっていく。



 これが盗賊もやられた攻撃……

 射程に入ったら一瞬で打ちのめされる……



ピピピピピピ…………


 転がっているもう一体の傭兵も捕らえられた。


 あっという間に間合いに入られ、もう一体の傭兵も簡単に消滅した……




 こりゃやっぱり勝ち目はないな……

 何体傭兵を出しても結果は一緒だろうな……



 俺もこれ以上近づいたて補足された時には確実に殺されるだろうな……



 この先に進むことはできない……

 ゴレアムを倒すことは諦めよう。




 奥のアイテムは諦めないけどな!


ここまでお読みいただきありがとうございます。


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