●第60話~世界の真実①~
ミラージュが知った真実とは…。
これはミラージュが行方不明になった時…。つまり世界樹の元に連れてこられた時の話である。
「初めましてミラージュさん。私はセレシア…。元、主神です。」
いつの間にか迷い込んだ真っ白な世界に居たのは夢の中で見たあの女性と瓜二つの人物であった。
「貴女は夢の中で見た…。」
「やはり私の声、届いていたんですね。」
セレシアはほっとしたような笑みを浮かべていた。
「確か…。世界がどうとかって言っていましたよね?」
「はい。その事であなたを呼ばせて頂きました。実は - 」
セレシアはポツリポツリと事情を話し出した。
- 自分が亡くなった後、自分の後を継ぐ神が居なかったが為にこの世界が主神不在と言う異常事態に陥ってしまったと言う事。
ここにいるセレシアは只の残滓のような物で殆ど出来る事はないのだと言う事。
主神になる…。と言うか神になる条件の一つに『異世界からの転生者である事』と言う物があるらしいが残念ながらそれを満たせる人物は殆ど居ないらしい。
- 転移ならともかく魂だけで異世界へと渡れる者は十万人に一人居るかいないか。
との事だそうだ。
その他にも魔力が一定以上だとか色々厳しい条件があるらしい…。
「え~つまり私がここに呼ばれた理由って…。」
「はい。あなたに私の後継ぎ…。つまり新たな主神になってもらいたいからです。」
セレシアは苦笑していた。
- 話によると私以外に条件を満たした…。と言うか満たせる存在が居ないらしい。
「そんな面倒事を引き受けたくなんかないんだけどなぁ。」
- 神様やれとか勘弁して欲しい。
「…。この世界の存亡に関わっても…。ですか?」
セレシアは今までになく真剣な顔をしていた。
ー あれ?もしかしてコレ…。絶対に引き受けないとダメ系な話ですか??本当勘弁して欲しい!!
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