●第56話~決着!四天王~
大変お待たせしました。m(_ _)m投稿再開します。ヾ(≧∇≦)
タイトル通り四天王側目線の話となります。
但し、さらりと流されます。
sideルーンフェリア 『百獣王』ルイ視点
ルイが向かった先に居たのは侵略者の大軍と、それを指揮する敵の指揮官、長い黒髪に黒目の蝙蝠のような羽根を背中に生やした中世ヨーロッパの貴族風の服を身に纏った美男子、ベリアルだった。
激しい戦いの決着が今が付こうとしていた。
ザシュッ!!
ルイに与えられた人工神器『聖爪ミーティア』がベリアルを切り裂いた。
「…。オミゴト…。」
ルイに切り裂かれたベリアルはそう言うと 満足そうに微笑みながら青白い粒子と共に消滅した。
「ふぅ…。指揮官は倒した!後は烏合の衆のみだ!全軍、突撃せよ!」
「「オオオオー!!」」
ルイの命令を受け、獣人の戦士達は侵略者を殲滅すべく猛攻を仕掛け始めた。
そして指揮官を失った侵略者達などルイ達の敵ではなく、一時間ほどで殲滅された。
「ここは終わったな。さて、他の奴らはもう終わっただろうか?まさか四天王の内で苦戦してる奴なんざいないだろうな?」
ルイはニヤリと笑った。
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sideルーンフェリア 『吸血女王』ミザリー視点
「さあ!後もう一息よ!」
ミザリーは銀色に輝くレイピア、聖剣クラウソラスを掲げ部下を鼓舞していた。
ミザリーの向かった先に居たのは侵略者の大軍、そしてその指揮官、金髪青目の漆黒に染まった天使の羽根を背中に生やした二十歳~三十歳ほどの女性、リリスだった。
ミザリーの奮闘により、敵指揮官リリスは討ち取られ烏合の衆となっていた。
そして残された侵略者達は、今、正に殲滅される所である。
「フフフ…。ここはもう終わりね。さぁて、他の所はどうなっているのかしら?まさか苦戦なんてしていないわよね?」
そう言ってミザリーは妖艶に笑った。
「皆!負傷者の手当を早急に済ませなさい!一刻も早くリル様の助太刀に行くわよ!」
「「はい!!」」
ミザリーの部下達は一刻も早く負傷者の手当を終えるために走り回るのであった。
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sideルーンフェリア 『魔導女王』アリア視点
アリアが向かった先に居たのは侵略者大軍と指揮官と思われる長い黒髪にシスターを思わせる服を身に纏った女性、ゴモリーであった。
「とどめだ!『火炎爆殺』!!」
ドゴォォォォーン!!
黄金に輝く杖、聖杖ムーンライトから紅色の光がほど走り、発動した爆破魔術により広範囲が吹き飛び指揮官ゴモリーを跡形もなく消し去った。
「指揮官は討ち取った!皆の者前進せよ!」
激しい戦いで傷付き、己の血で濡れた金髪を煌めかせながらアリアは勇ましく杖を掲げた。
「「オオオオー!!!」」
ある者は剣を、ある者は槍を手に、ある者は魔術を放ち侵略者を殲滅していった。
「うん、もうすぐ終わるな。早くリル様の助太刀に行けそうだ。」
アリアは満足そうに笑っていた。
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sideルーンフェリア 『死霊王』レイ視点
レイが向かった先に居たのは侵略者の大軍と指揮官、黒髪黒目の道化師姿の鷲鼻の老人、メフィストフェレスであった。
「ナゼ…。ナゼ…。ナゼ オマエガ イキテイル!!『深海の魔道士』レイナード=フォン=ルーン!!」
メフィストフェレスは悲鳴のような声をあげていた。
- 遙か昔、今の姿は手にしていもののまだ自我が薄かった頃に目の前の男、レイナードは『ルーン高原の戦い』の際に『浄化ノ聖光』の発動により命を落としたはずなのだ。
命から辛がら逃げ出し助かったものの今でもメフィストフェレスのトラウマとなった人物である。
そして、メフィストフェレスが悲鳴のような声をあげるのにも訳がある。
何故が骸骨姿であったはずのレイの姿が、途轍もない量の魔力の放出と共に今、目の前でにこやかに笑う深海を思わせる濃藍の髪と星のような白銀の瞳を持つ濃藍のローブを纏った少年へと変わったからである。
そう、彼のトラウマとなった人物、『深海の魔道士』レイナード=フォン=ルーンへと…。
「…。生きてなどいませんよ?一度死んだ私は『不死帝』として蘇っただけですからね。ですので今の私はあくまでも『死霊王』レイですよ。」
「イマイマシイヤツメ…。オトナシク シンダママデイレバ ヨイモノヲ…。」
メフィストフェレスは忌々しげにレイを睨みつけていた。
「さて、この姿は長くは保てないのでさっさと終わらせましょう。『激流葬』!」
ゴゴゴゴゴ…。
世界樹から作られた魔本、魔書『ネクロノミコン』が金色に輝き、その力で増幅された『激流葬』がメフィストフェレスを襲う。
そして、魔術をまともに受けたメフィストフェレスは津波のごとく押し寄せる水流に飲み込まれ跡形もなく消え去ったのであった。
ちなみにこの魔術はレイ…。いや、レイナードのオリジナル魔術であり深海の魔道士の異名の由来となった魔術である。
「…。終わったようですね。さて、私も…。」
「レイ~!!」
レイの元に頭に白い二本の角を生やした銀髪碧眼の少女が…。いや、少し透けているから死霊が手を振りながら駆け寄ってきた。
彼女の名はルル。彼、レイの妻である。
「ルル。そちらも終わりましたか?」
「ええ。レイも終わったみたいね。」
ルルはニコニコと笑っていた。
「ええ。少々懐かしい相手でしたが葬り去りましたよ。」
「?懐かしい??」
「ええ。私が死んだ『ルーン高原の戦い』で倒したと思っていた相手です。どうやら生きていたようでしてね。」
レイは溜息をつきながらそう言った。
「あら、自分の敵が討ててよかったじゃない。」
ルルはコロコロと笑っていた。
「まあ、そうですけどね。」
そうレイが言い終わると同時にレイの姿は元に戻っていった。
「あら。懐かしい姿が見えたのにもう戻っちゃったの?残念。」
「あの姿は、魔術出力を高められるのは良いのですが身体の負担が大きい為、長くは保てないのでね…。すみません。」
レイはそう言って苦笑していた。
「いいのよ。どっちのレイも素敵よ♡」
ルルはそう言うとレイの頬に軽くキスをした。
- これがルイ、ミザリー、アリア、レイの戦いの結果である。
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