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転生したら魔王のペットだった件  作者: 西音寺 秋
第8章~ 迫り来る滅び 『絶望編』 ~

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●第45話~怠惰なりし者『永久の眠り』~

お待たせしました。

sideエルトリア王国


「でやあぁっ!!」


アルベルがクレイモアを振り上げベルフェゴールへと斬り掛かった。


「…。『完全ナル(パーフェクト・)惰眠(ワールド)』…。」


ガギィィィィーン!!


「なっ?」


目に見えない壁なような物に阻まれたかのようにアルベルの攻撃は弾かれてしまった。


「ファ~…。ネムイナァ…。」


ベルフェゴールは何事も無かったかのようにただ眠そうに目を擦っていた。


「ハァ?何ですかあれ。」


エリは目をぱちくりさせていた。


「わからない。でも、何か硬い壁のような物に当たった感じだった。バリアか何かだろうか?」


「バリアですか?…。厄介ですね。」


クリスは顔を顰めていた。


「『完全ナル惰眠』ハネ スベテノ コウゲキヲ フセグンダヨ。」


ベルフェゴールは眠そうな声でそう言った。


「やっぱりバリアか。」


「どうやって突破しよう…。」


アルベルもエリも顔を(しか)めていた。 


「とにかく切って切って切りまくるしか無いのでは?」


クリスも顔を顰めていた。


「ヤッテミナヨ。ボクノ セカイヲ コワセルナラネ。」


「ああ!やってやるよ!」


「ええ。勿論。」


「とことんやらせてもらうよ。」


アルベルが、エリが、クリスが、剣を、刀を構えてベルフェゴールへと斬り掛かった。


そして ー …。


























「ハァ…。ハァ…。ビクともしないよコレ。」


エリは肩で息をしながらくたびれた様子で地面に座り込んでいた。


「剣も魔術も防がれて全く攻撃が通らない。」


完全ナル(パーフェクト)と言うのは伊達では無いって事のようですね。」


アルベルとクリスも肩で息をしていた。


ー かれこれ数時間は剣、魔術等ありとあらゆる攻撃を仕掛けてはいるものの全くといって良いほど効果が無かったのである。


「イイカゲン アキラメナヨ。 ボクニハ キミタチノ コウゲキナンテ ツウヨウシナインダカラ。」


ベルフェゴールは面倒くさそうにそう言った。


「悪いけど諦めは悪いんだよね僕。」


と、ニコリと微笑みながらクレイモアを構えるアルベル。


「諦めたらそこで終わっちゃいますので。」


と、天照(アマテラス)を構えるエリ。


「今現在まともに動けるのが私達だけである以上大事な物を護るため諦める訳にはいきません。」


と、白椿を構えるクリス。


「アア!!モウ メンドクサイ メンドクサイ メンドクサイ!! ドウシテ ニンゲンッテ コウモ ウットウシインダ!!」


ベルフェゴールはギロリとアルベル達を睨んだ。


「諦めが悪いのが人間なんだよ。」


「そー言う事です。」


そう言いながらアルベルとエリはベルフェゴールへと斬り掛かった。


「緋天流最終奥義『断魔ノ太刀』!!」


クリスは鋭い斬撃をベルフェゴールへと放った。


「アァ!!モウ ミンナ ネムッチャエッ!『怠惰ノ誘眠(フォールン・ヒュプノ)』!!」


ブワァァッ!!


と、ベルフェゴールから紫色の煙が放たれた。


「なっ…。う…。ん…。」


「しまっ…。た…。」


「そ…。んな…。」


パタリ…。


煙に包まれたアルベル、エリ、クリスはそのまま昏倒してしまった。


「アア…。コレデ ジャマモノハ イナクナッタ。ホカノヒトタチト オナジヨウニ オノゾミノ シアワセナ ユメ マボロシノ ナカ エイエンニ ネムリツヅケルト イイヨ。」


ベルフェゴールはそう言うと静かに目を閉じ再び眠り始めた。



ー エルトリア王国はこうして静寂に包まれた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 敵の性格がセンスありますね。
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