●第42話~降臨の強欲~
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sideカイゼル王国
「『ホール』の確認が終わった。『ホール』の数は全部で五つだ…。」
ディアスは緊張した面持ちでそう言った。
「五つも…。こんな事今まで無かったのにな…。」
「そうだなユリウス。だが今こそ我々が作り上げた人工神器の活躍となるわけだ。ユーリィ!アイリス!マーカス!オーウェン!ユリウス!」
「「「「「はっ!!」」」」」
ユリウスを含め城へと呼ばれていた五人がディアスの前で跪いた。
「各々兵士達と共に『ホール』へと赴き対応に当たってほしい。」
「「「「「はい!」」」」」
ユーリィ、アイリス、マーカス、オーウェン、そしてユリウスはそれぞれ『ホール』の開いた場所へと『転移陣』を使い向かった。
「でやぁぁぁー!!」
聖槌ミョルニルを振り下ろしユリウスは侵略者を叩き潰した。
「おう!毎度のごとく豪快だなユリウス。」
「ありがとうミョルニル。まだまだいくよっ!!」
ドッシーン!!
「グギャァァー!!」
光の粒を吹き上げながら消滅する侵略者達。
兵士達も負けじと斧やハンマーを振り上げながら襲い来る侵略者達を殲滅していった。
「アハハハ!弱い弱い!こんなものじゃ物足りないなぁ!!」
獰猛な笑みを浮かべながら侵略者達を切り伏せていくアイリス。
周囲に散る光の粒が円舞のような彼女の剣技をより幻想的に引き立てていた。
「さて、紅椿。仕上げに取り掛かろうか。」
アイリスは紅い柄巻に白銀の鍔、紅い鞘を持つ聖刀紅椿を構え侵略者達へと斬り掛かっていった。
侵略者殲滅まであと少しのようである。
聖剣アロンダイトを授けられたオーウェンも、
聖剣フロシアを授けられたユーリィも
聖剣ダインスレイブを授けられたマーカスも
それぞれの場所で活躍し、役割をはたしていた。
そして現在開いている『ホール』を閉じて帰ろうとした時、ユリウスのいる場所で異変が起きた。
ユリウスの頭上の空に空を覆い尽くさんばかりの『ホール』が開き2~3mはあろうかとおもわれる二つの頭を持つカラスがゆっくりとゆっくりと降りてきた。
「うわっ!アレ何だよ…。アレも侵略者か?」
「ああ…。そのようだぜ。」
ユリウスの問にミョルニルが答えた。
「どーしようか…。空を飛ぶ敵に対する攻撃技なんて無いよねぇ…。」
ユリウスは困った様子で頭をかいていた。
「無くたってやるしかねーだろが!とりあえず衝撃波でも飛ばしてみるか?」
「やってみるかな。」
ユリウスがミョルニルを構えたその時、
「コノ ワラワニ ナニヲ スルツモリダ?」
とカラスが口を開いた。
「へ?侵略者が喋った…。」
「ワラワハ マモン コノヨノスベテヲ テニスルモノ。 モウイチドキク オマエハ ナニヲスルツモリダッタノダ?」
マモンの紅い眼がユリウスを冷たく見据える。
「何って…。そんなのマモン…。君を倒そうとしたに決まっているだろう。」
「ソウカ…。ナラバ ソナタヲタオシ ワラワノ コレクションニデモ スルトシヨウ。」
バサッとマモンが翼を羽ばたかせると、黒いエネルギー玉がマモンの周りに現れた。
「ユリウスさん!助力に来ました!」
異変に気付いたオーウェン達が駆けつけた。
「マタ ジャマモノガ フエタカ…。マトメテキエヨ!『ゴウヨクノ アメ』!!」
黒いエネルギー球がユリウス達へと襲い掛かった。
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11月~1月中旬頃まで仕事が忙しい時期になりますのでしばらく更新は月一とさせて頂きます。
次回は12月予定です。しばらくお待ちください
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