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転生したら魔王のペットだった件  作者: 西音寺 秋
第6章~ 本戦、開始! ~

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● 第39話 ~ 決勝、そして ー ~

決勝が始まりました!(^o^)v

次の日…。


「皆様!大変お待たせ致しました。エルトリア王国剣技大会最終戦が間もなく開始いたします。」


リアの声に会場からは溢れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。


そして ー


「お待たせ致しました。それでは決勝戦!ミラージュ=ルーンフェリア選手VSミハエル=フリードリヒ選手、試合開始!!」


リアの宣言と共に決勝戦の火蓋が切られた。















「…。流石は歴代王家の影の中でも最も強く優秀じゃと言われた男じゃ。ミラちゃんがかなり苦戦しておるのう。」


スクリーンを見ながらリルは感心したようにそう言った。


「へぇ~彼、王家の影だったんだ。」


と、リルの隣でアルベルがメリルソーダ片手にポトチップスを食べていた。


「…。そうじゃよ。結婚を期に引退したのじゃ。」


「またお前か。」と言いたげな顔をしながらリルはアルベルにそう答えた。


「へぇ~そうなんだ。」


「影には良くあることじゃ。うむ?ミラちゃんが仕掛けるようじゃのう。」


リルはスクリーンに視線を移した。


「『「炎」(エンチャント)付与(・フレイム)』、『筋力強化(パワーブースト)』、『速度強化(スピードブースト)』!」


「あれ?君、今までの試合で付与魔術使わなかったよね?」


「使うほど苦戦して無かっただけですよ。では行きます!!」


自身に自己強化魔術を、刀に「炎」属性を付与したミラージュは体を青白く輝かせ刀には紅い炎を纏ませミハエルへと素早く斬りかかかった。


ガギィィィィーン!!


「くっ…。これはキツいね。」


ミハエルはかろうじだがミラージュの刀を受け止めていた。


「受け止められちゃったなぁ…。じゃあもっと強化しても大丈夫ですよねぇ。」


ミラージュは獰猛(どうもう)な笑みを浮かべていた。


「ちょっと勘弁してもらいたいなぁ。」


ー こっちは自己強化とか限界までつけていっぱいいっぱいなんだけどなぁ。


と、思いながらミハエルは苦笑していた。


「悪いけど師匠と戦いたいから負けたくたいんだ。ごめんねぇ。」


「…。『筋力強化』!『速度強化』!」


ミラージュは一旦距離を取るともう一段自己強化魔術をかけ地面を蹴ると一気に距離を詰めミハエルへと斬りかかった。


「こっちも嫁に良いとこ見せたいから負けられないんだ。」


ミハエルもロングソードをを構えミラージュを迎え撃った。


ザンッ!!


ミラージュの斬撃とカウンターを狙ったミハエルの斬撃が交差した。


「…。私の勝ちですね。」


ゆっくりと倒れるミハエルにミラージュはニコリと微笑みながらそう声をかけた。


勝利を確信し、刀を鞘に戻すミラージュの頬には一筋の紅い傷が新たについていた。


「決まりました!!エルトリア王国剣技大会優勝者は ー ルーンフェリア王国出身、ミラージュ=ルーンフェリア選手です!」


リアの宣言に会場が拍手の音で溢れかえった。














「リル様!優勝しましたよー♪」


子狐姿に戻ったミラージュは尻尾をブンブンと振りながらリルの胸へと飛び込んだ。


「おめでとうミラちゃん。良くやったのじゃ。」


「おめでとうミラージュ。」


「おめでとう嬢ちゃん。」


「おめでとうミラージュちゃん。」


「…。おめでとう。」


「良くやったねミラージュ。」


リル達は口々に祝いの言葉を言った。


「えへへ♪後は師匠とのエキシビションマッチだけですよ。」


「そうだね。楽しみにしてるよ。」


アルベルはリルに抱かれたミラージュの頭を優しく撫でた。





























「師匠、今日こそ勝たせてもらいます!!」


「来ると良いよ!ミラージュちゃん。簡単には勝ちは譲らないからね!」


二人は互いの得物を構えた。




























こうして一時間の休憩の後に行われたエキシビションマッチは歴史に残るほどの名勝負だったそうだ。


え?どっちが勝ったかって?それは皆様の想像にお任せします。


だってそっちの方が面白いではありませんか。


ー こうしてエルトリア王国剣技大会は幕を閉じたのであった。

いつも読んで頂き誠にありがとうございます

m(_ _)m


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― 新着の感想 ―
[良い点] ミラージュの戦闘シーンが良かった [気になる点] 待ちに待ったアルベルとの決戦がご想像におまかせします。であっさり書かれて終わっていたのが残念だった。
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