● 第38話 ~ 本戦第二ブロック③ ~
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本戦二日目第五試合のカードはルミナスとミラージュである。
二人の試合はあっという間に決着がつきミラージュの勝利で終わった。
本戦二日目第六試合のカードはミーナとレイラである。
二日の試合は僅差でミーナの勝利で終わった。
こうして本戦二日目最終試合となる第七試合のカードはミラージュとミーナとなった。
「ミラちゃん随分と強くなったのう。」
スクリーンを見ながらリルは感心したように唸っていた。
「僕が手塩にかけて育てた愛弟子だからねぇ。」
と、いつの間にか何食わぬ顔でリルの隣でアルベルがポトチップ片手に観戦していた。
「何故お前がいるのじゃ?アルベル?」
「師匠が弟子の試合を見るのは当然の事じゃないかな?」
アルベルは何食わぬ顔でそう答えた。
「ここがルーンフェリア王国の席でなければじゃがな。」
「せっかくだからリルと話ながら見たかったからねぇ。」
アルベルはニコニコ笑っていた。
「妾は別に話したくないのじゃが?」
リルはジトっとした目でアルベルを見ていた。
「おや?リル。僕を見てて良いのかい?ほら、決着がついたよ?」
「なっ!ああ!?見損ねたのじゃっ!」
リルが慌ててスクリーンを見るとミラージュがミーナの剣を真っ二つに折り勝利した姿が映し出されていた。
「うんうん。流石は僕の弟子だ。見事勝利したね。」
「…。ミラちゃんの実力、もう四天王を越えておるかもしれぬのう。」
リルは苦笑していた。
「リル様~!」
嬉しそうに尻尾を振りながらミラージュが観客席へと戻ってきた。
「良くやったのじゃミラちゃん。」
「いやぁ。強くなったねミラージュちゃん。」
リルとアルベルはミラージュの頭をワシワシと撫でた。
「師匠も来てたんですね!私、師匠のお陰でこんなにも強くなれましたよ!」
ミラージュは嬉しそうに笑っていた。
「私達もうかうかしてられないねぇ。大会が終わったら修行しようかなぁ…。レイ。良かったら付き合ってくれないか?」
「…。いいですよ。」
どうやらミラージュに触発されレベルアップを目指すことにしたらしいアリアとそれに付き合うらしいレイ。
「嬢ちゃん。良かったら体術も覚えてみないか?」
と、ミラージュを誘うルイ。
「フフフ…。決勝進出のお祝いにケーキを準備しようかしら。」
と、微笑むミザリー。
「そうそう。リル。実は弟子の決勝進出の祝いに良い店を紹介しようと思うんだけど予定は大丈夫かな?」
「大丈夫じゃぞ。ちなみにどんな店なのじゃ?」
「『かつ屋』ってお店でね、揚げ物が有名なんだ。」
「何か縁起良さそうですね。」
「うむ、決勝前に行くには実に縁起が良い店じゃ。」
リルは満足そうに頷いていた。
「良かった。じゃあ予約取っておくね。」
トントン拍子で話は纏まりリル一行とアルベルは夕食を摂る為に店へと向かうのであった。
「それではミラちゃんの決勝進出を祝って乾杯!」
「「「「「「かんぱーい!」」」」」」
こうして始まったお祝いはそれはそれは大層賑やかであったそうだ。
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