● 第34話 ~ 本戦第一ブロック① ~
本戦が始まりました(^o^)v
次の日、本戦第一試合の対戦カードはファルシア王国近衛隊長、ルシル=ルーフェンVSルーンフェリア王国近衛隊長デイビッド=ルシフェニアである。
「頑張れー♪デイビッド隊長ー!」
ミラージュ達は楽しげに声援を送っていた。
視線の先にある会場に設置された大きなスクリーンの画面には激闘の様子が写し出されていた。
キィン!ヒュンヒュン!キィン!
リング上では激しい斬撃と刺突の応酬が繰り広げられていた。
ルシルの武器はレイピアで目にも止まらぬ刺突の連撃を繰り出していた。
一方デイビッドは盾とロングソードで見事レイピアの連撃を防いでいた。
「やれやれ…。防がれてしまいましたね。」
距離をとったルシルがにこやかに笑っていた。
「隙あらば切ってやるつもりだったがいやはや上手くいかないものだ。」
デイビッドはニヤリと笑っていた。
ー 実際の所、デイビッド攻撃も上手い事ルシルかわされているのだからルシルの技量が相当な物であることがい伺いしれる。
「そちらこそ。こちらの攻撃を上手く防いでいて隙がないじゃないですか!」
ヒュン!!
鋭い刺突がデイビッドを襲った。
「まぁな。何たってもっと速い奴にボコられてるんでな!」
ザシュン…。
「カハッ…。」
刺突を見事にかわし振り抜かれたデイビッドのロングソードに胴を切られたルシルはガクリと膝をつきリングへと崩れ落ちた。
「…。俺の勝ちだな。」
「そう…。で…。すね…。」
ルシルが敗けを認めたことでルシルとデイビッドの試合はデイビッドの勝利で幕を閉じたのであった。
第一ブロック第二試合の対戦カードはクリス=シュタインベルトVSアイリス=マクガーデンである。
キィン…。キン!!
リング上で黒髪赤目の人族の少年、クリスとアイリスが激しい攻防を繰り広げていた!
クリスもアイリスも使っているのは刀でであり円舞顔負けのとても流麗な剣技は見る人々を魅了している。
「まさか弟弟子と戦うことになるとはね。容赦はしないよ!」
と、獰猛な笑みを浮かべながら斬りかかるアイリス。
「ボクも同じですよ。ま、負ける気はありませんがね。」
と、ニコッと爽やかに笑いながら切りつけるクリス。
実はこの二人、同じ師匠の元で剣を学んだ弟子同士であったようだ。
「そろそろ決着つけるとするか。」
「そうだな。」
クリスとアイリスはそう言うと全く同じ構えをとっていた。
会場は静寂に包まれ、そして ー
「「緋天流奥義『乱レ桜』!」」
激しい斬撃が嵐の様に繰り出された。
そして最後、リングの上に立っていたのは ー
ー 姉弟子アイリスであった。
「私の勝ちだクリス。」
「そのようだねぇ。あーあ…。負けたよ。」
リング上で大の字に倒れたクリスは見事に真っ二つに折られた刀を苦笑しながら見ていた。
アイリスとクリスの試合はアイリスの勝利で終わった。




