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転生したら魔王のペットだった件  作者: 西音寺 秋
第5章~エルトリア王国剣技大会 ~

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● 第27話 ~ エルトリア王国からの招待状 ~

新章突入です。

「ふふふ~ん♪」


今日、休日のミラージュは寝間着姿でベッドの上でゴロゴロしながら最近買った魔道書を読んでいた。


「へぇ~付与ってこんな事も…。」


考え事をしていたミラージュの耳に


「クウ!!」


とシルクの声が聞こえてきた。


「ん?どうしたのシルク?」


「バウワウ!!」


シルクは注意を促すようにベッドの近くにある目覚まし時計を見つめた。


「あ…。もうそんな時間?着替えて鍛練に行かなきゃ。」


「クウ!」


シルクは布の袋に入った木刀を(くわ)えてきた。


「ありがとうねシルク。」


ミラージュは木刀を受け取ると動きやすい服に着替えた。









「1…。2…。3…。」


訓練所に着いたミラージュは日課の素振りを始めた。


一方シルクはミラージュの邪魔をしないようにか近くで小さな虫を相手に遊んでいた。






暫くして…。



「…。99…。100…。よし、終了!」


「クウ?」


シルクは『もう終わりですか?』と言う感じでミラージュの元へと尻尾をブンブン振りながらやってきた。


「おーよしよし。待たせたよねー。じゃあ少し遊んでいこうか。」


「クウ♪」


「じゃあ…。よし!取ってこーい♪」


ミラージュは持ってきていたポシェットから出したフリスビーを投げた。


「ワウワウ♪」


シルクは投げられたフリスビーを追いかけると見事にキャッチした。


そしてそれを嬉しそうに尻尾をブンブン振りながらミラージュの所へと持ってきた。


暫くこうしてシルクと遊んだミラージュはその後、城の近くにある兵舎を訪れていた。


「デイビッドさーんよろしくお願いしまーす!」


ミラージュが兵舎に入ると銀髪銀目に黒い角を持つ三十~四十歳位のがたいの良い魔神族の男性がいた。


彼はデイビッド=ルシフェニア…。ルーンフェリア王国近衛隊の隊長である。


「お!来たねミラージュちゃん。」


「はい!」


ミラージュはニッコリ笑っていた。


「では!丁度訓練も始まる所だから一緒に行こうか。」


「よろしくお願いします!」


ミラージュは元気良くお辞儀をした。


ー ミラージュは休みの日になるとたまにデイビッドの元を訪れて近衛兵達に混ざっては訓練を共に受けているのである。


これはアルベルの指導を常に受けられると言う訳では無いので都合がつかない時、こうして剣を振るためにリルの許可のもと、おこなっている事である。


但し最近ではどちらかと言うとミラージュが指導する立場になりかけているのはご愛嬌である。


ちなみに数時間後、『良い汗かいたー。』とでもいわんばかりの笑顔で出てきたミラージュとは対称的に訓練に参加していた兵士達はゲッソリとした顔をしていたとかいなかったとか…。一体何があったのやら…。


それはご想像にお任せしよう。


この後、一旦城へ帰ったミラージュは食堂で昼食をシルクと食べ終えるとシャワーを浴び、服を着替えると今度は町へと繰り出して行った。











「う~ん…。シルクはどの服が好き?」


ミラージュはペットショップの犬用の服のコーナーでシルクの服を買おうと服を選んでいた。


「クウ♪」


シルクはピンクのフリルの付いた可愛らしい服の前でブンブンと尻尾を振っていた。


「それが良いの?」


「クウ!」


シルクはブンブンと尻尾を振りながらコクリと(うな)いた


「よし!じゃあソレとー…。コレとかも良いかな?」


ミラージュはシルクの選んだ服とデザインの良く似た服を二~三着を買うことにしたのであった。


この後、本屋を見たり雑貨屋等を覗いたりした後、ミラージュ達は城へと帰った。


「お!お帰りミラちゃん。」


「ただいまリル様!」


ミラージュは尻尾を振りながらリルに抱き付いた。


「可愛い奴よのう♪お!そうじゃったミラちゃんに手紙が来ておるのじゃ!」


「へ…?手紙ですか?」


ー ほとんど城に居る私に手紙をくれるような相手はいないはずなのですが?


「エルトリア王国剣技大会への招待状じゃ。」


「エルトリア王国剣技大会ですか?」


ミラージュは首を傾げていた。


「うむ!一年に一度エルトリア王国で開かれる全国から剣士を集め、一番を決める大会じゃ!」


リルはそう言って一通の封筒をミラージュに渡した。

いつも読んで頂きありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[良い点] ミラちゃんの日課を書いたような話でした。次回ではミラちゃんがどう活躍するのか楽しみです(笑)
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