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転生したら魔王のペットだった件  作者: 西音寺 秋
第4章~ドワーフの国と人工神器~

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● 第26話 ~ 発見!ヒヒイロカネ?(仮)~

お待たせしました。

「あれがヒヒイロカネ…。」


ミラージュは巨大な金属柱を見つめていた。


「正確には『らしい』ですけどね。」


「う~む…。伝承では確かヒヒイロカネは緋色の鉱石じゃったのう。これがそうじゃとは断定出来ぬがの…。」


「とりあえず採掘して調査…。ですね。」


ミラージュは頷いていた。


「それでは採掘しますか…。」


ルークはツルハシを金属柱に向けて振り上げた。






ガキィィィィィン…。




「あれ?」


全くの無傷の金属柱に三人は目を丸くしていた。


「う~ん…。無傷ですねぇ。」


ルークは困った様子で頭をポリポリと書いていた。


「『破砕(ブレイク)』の魔術でも付与してみるかの?」


「すみません。よろしくお願いします。」


ルークは申し訳なさそうにツルハシをリルに渡した。


「お安いご用じゃ。ホレできたのじゃ。」


リルはボゥ…。と青白く鈍く光るツルハシをルークに渡した。


「ありがとうございます。では…。」


ルークはツルハシを振り上げ金属柱に打ち付けた。


ガギィィィィィィーン…。


ピシリ…。


ガギィィィィィィーン…。


ピシリ…。


ガギィィィィィィーン…。


ピシリ…。


ガギィィィィィィーン…。


ピシピシ…。


ガギィィィィィィーン…。


バキン!!


「ふう…。やっと採掘出来ましたよ。」


ルークは吹き出る汗を拭きながら金属の欠片をリルに渡した。


「やけに固い金属柱じゃったのう。本当にヒヒイロカネかもしれぬな。」


「だと良いですね。」


ミラージュはカケラをまじまじと見ていた。


「これ程固い鉱石は初めてですので可能性は高いと思いますよ。では、採掘も済みましたし帰りましょう。」


「はーい。」


「うむ。」


ルークとリル達はこうして予定していた鉱石を入手して坑道を後にするのであった。















それから数日後…。



「そー言えばリル様。あの金属はヒヒイロカネだったのでしょうか?」


書類仕事をするリルに紅茶を出しながらミラージュはふと思い出したように聞いた。


「フフフ…。どうじゃったと思う?」


リルはニヤリと笑った。


「そうですねぇ…。違う物でしたか?」


「これが答えじゃ。」


リルは異空間から青い鞘に納まった一振りの刀を取り出した。


「その刀は?」


「ヒヒイロカネで作った刀じゃ。」


リルは刀をミラージュに差し出した。


「コレがヒヒイロカネの刀…。抜いてもよろしいですか?」


「うむ。良いぞ。」


「では!」


ミラージュは鞘から刀を抜いた。


白銀の鍔、柄には瑠璃色の柄巻が巻かれたその刀の刃は漆黒に輝いていた。


「あれ?赤…。じゃないんですね。」


「製錬したらそうなったそうじゃ。更に驚く事にのう…。ミラちゃん。刀に魔力を流してみよ。」


「はい。」


ミラージュが言われた通りに魔力を流すと漆黒の刃が虹色に変わった。


「わぁ…。綺麗な虹色…。」


「見ての通り魔力を流すとそうなるのじゃ。」


リルはどや顔をしていた。


「素敵な刀ですね!」


「今日からミラちゃんの刀になるのじゃ。」


「へ?」


「妾からのプレゼントじゃ。ミラちゃんには神器作りに協力してもらったからのう。ご褒美なのじゃ。」


リルはニッコリ笑っていた。


「ありがとうございます!!」


ミラージュの尻尾はブンブンと激しく振られていた。




ー ミラージュの細腕ではどうしても重量のある剣は扱いがたく師であるアルベルは片手剣と刀の扱いを重点的に指導していたのでミラージュにとってピッタリの贈り物であった。 ー


喜ぶミラージュの姿をリルは満足気に見ていた。


読んで頂きありがとうございました。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 描写が分かりやすく、神器の様子が想像しやすかった。 [一言] ヒイイロカネどこかで聞いたような…(笑)
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