● 第18話 ~ 町ぶら再び~
大変長らく御待たせしました!(^o^)v
仕事も一段落し、投稿の余裕も出てきましたので執筆を再開します!(*^^*)
これからは出来るだけですがなるべく一週間に一回投稿したいとは思っています。
無理そうなときは活動報告にてあらかじめ告知しますのでこれからも転生したら魔王のペットだった件よろしくお願いいたします(^-^)v
西音寺秋より。
リル達が世界樹が生えている町の中央に行くとシルフィードの言葉通りミラージュの姿があった。
ミラージュは世界樹の根元で子狐姿になってとても気持ち良さそうに寝息をたてていた。
「まったく…。人の気も知らずに呑気なものじゃ。」
リルは少し呆れた様子でミラージュを優しく抱き上げた。
「う~ん…。あれ?リル様?」
「そうじゃよ!ミラちゃん。急に居なくなって心配したんじゃぞ?」
リルは寝ぼけ眼のミラージュをわしわしと撫でた。
「え…。あ、そうかじゃああれは夢じゃなかったんだ…。」
「ミラちゃん『精霊のイタズラ』にあって暫く行方不明になっておったのじゃ。」
「まったく!心配したんだぜ!嬢ちゃん。」
「まったくだ。」
ルイとアリアもミラージュを撫でた。
「…。ご迷惑をおかけしました。」
ミラージュは申し訳なさそうにそう言うと人の姿へと変化した。
「気にしなくても良いのじゃ。」
「そうだぜ。」
「そうだよ。」
リル達はニコニコと笑っていた。
「さて、ミラちゃんが戻ってきたし観光の続きと行こうかの。」
「はい!」
ミラージュは嬉しそうに尻尾を振りながらリルに抱きついた。
「フフフ…。カワイイ奴め。では行くぞ。」
「はーい。」
ミラージュとの合流を果たしたリル達は観光を続けるため商店街へと歩きだしたのだった。
この時、今日の僅か数時間の間の出来事が後の歴史に大きな影響を及ぼすなど誰が気付いていただろうか…。その時はただ静かに迫ってくるばかりである。それを知るのはミラージュただ一人だけであった。
商店街へと来たリル達はここでしか売っていない珍しい果物や薬草をお土産に買ってみたり魔術書や木彫りの人形、お守りを購入していた。
ちなみにリル達はそれだけではなく洋服店を梯子しては子狐姿用の服や人の姿用のフリフリのワンピースをミラージュに着させては気に入った服を片っ端からミラージュ用に購入していた。
当の本人、着せ替え人形状態だったミラージュはと言うと少しげんなりとした様子であった。
その後、リル達はファルシア王国名物『夜鳴き鳥の香草焼き』を食べるためレストランへと入っていった。
『夜鳴き鳥』はこのファルシア王国を囲む大精霊の森にのみ生息する小型の孔雀を真っ黒にしたような夜行性の鳥でとても美しい見た目と鳴き声をしているので食用としてだけでなく観賞用としても知られている。その鳥を大精霊の森にのみ生える『ストラスミント』と言うハーブを加え塩コショウで味付けして丸焼きにした物が『夜鳴き鳥の香草焼き』である。
鳥の旨味にストラスミント特有の爽やかな口当たりが味を引き立ててとても美味であり『ファルシア王国に来たなら一度は食べるべし!』とまで言われている。塩コショウで薄く味付けされているがゴマとストラスミントで作ったゴマだれでたべるのがつう好みだそうだ。
「とってもプリプリしていて美味しい!」
ミラージュは蕩けた顔をしていた。
「ふむ、名物と言うだけあるのじゃ。」
と満足気に笑うリル。
「こりゃうめぇ。嫁と娘にも食わせてやりてえ。」
と接客係に別口でお土産用に注文するルイ。
「とても美味しい。」
と耳をピクピクさせながら幸せそうに食べるアリア。
こうして四人で食事を楽しみ再び町へと繰り出していた。
買い物はほとんど終えていたので町の名所を巡る事にしたリル達が訪れたのはファルシアン大神殿であった。
この神殿はこの世界を造ったとされる創造の女神セレシアを奉る神殿で、その中でも1位、2位を争う大きさとなっている。これはファルシア王国が女神信仰の最もさかんな国なので当然と言えば当然の事である。
造りとしては一般的なキリスト教の教会を大きくしたもので、十字架の代わりに天使のような羽根を背中に生やした腰まで長い髪をしたいかにも女神的な服を纏った石作りの女性の像が置かれているだけである。
お祈りを済ませた四人はこの後、色取り取りの花が咲き乱れる『エルフの花園』や大精霊の森に生息する動植物が飼育されている『ファルシア動植物園』を見た後、『転移陣』を使ってルーンフェリア王国へと帰ってたのであった。
ちなみにたった3日国を空けただけでとてつもない量の書類がたまっておりリルとミラージュが悲鳴をあげていたのはご愛嬌である。
ここで初めて宗教が出てきましたので少し説明をします。
ここは確かに世界樹の呟きにある通り神に見捨てられた世界ではありますが…。はい、神は確かに居たんです。それが創造の女神セレシアでした…。御察しの通り今は居ないわけですが…。
今は亡き女神への信仰こそがこの世界での宗教となっております。(^o^)v




