表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら魔王のペットだった件  作者: 西音寺 秋
第3章~四ヶ国会議とエルフの国~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/66

● 第15話 ~ 世界樹の声 ~

投稿がだいぶ遅くなりすみませんでした。

これからは新作の投稿も始めますので大体月に一~二話の投稿スピードになります。

結局話は一向に進む事が無かったため次の日に持ち越される事となった。


実際に先のように同時多発的な攻撃をされれば連携も何も無いからである。


今回宿泊する事となった迎賓館にてリルはため息をついていた。


「まったく…。議論するだけ無駄なのじゃ!」


ボフリとリルは備え付けられたソファーに身を任せるように座った。


リル達の宿泊する迎賓館は寝室が六部屋、広いリビングルームが一つという間取りである。


そしてリビングルームには大きな木製のテーブルと椅子が六つ。そして小さなガラスのテーブルと大きな赤いソファーが二つあり、繋がってはいるが中央辺りで二部屋になるように別れている。


ミラージュは少しイラついている様子のリルに紅茶とクッキーを差し出した。


「リル様。気持ちはわかりますが議論すべき事ではありますからそんな事言わないで下さい。」


「そうじゃがのう…。」


リルはクッキーを口の中へと放り込んだ。


「まぁリル様の言う通り打つ手がねぇんだからどうもしようがねぇ。議論は無駄ってのは一理あると思うぜ?」


「ルイ!それを言っては元も子も無いぞ?」


リルの正面のソファーに遅れてルイとアリアが座った。


ミラージュは二人にも紅茶とクッキーを準備すると子狐の姿へと変化してリルの隣にチョコンと座った。


「それは置いておくとしてルイ、アリアよ。何か良い案はあるかのぅ?」


「俺はまったくありません。」


ルイは申し訳なさそうに言った。


「そうですね…。私も無いです。」


「そうか…。」


リルはため息をついた。


この世界には勇者や魔王はたったの四人しかいない。どうした所でそれがネックになってくる。


「あの…。リル様一言よろしいですか?」


「ん?何じゃミラちゃん。」


「神器って新しく作ったり出来ないんですか?」


「ふむ…。考えても見なかったのう。そう言えばどうなんじゃろうな?」


リルは首を傾げていた。


「出来なくは無いわよ?」


と、何処からか声がした。


リルの横に立て掛けられたルーンの声である。


「本当か?」


「ええ。材料さえあれば私達に比べたら多少は劣化するかもだけど作れなくは無いわ。」


ルーンは力強く答えた。


「そ、その材料とは何じゃ?」


「え~っと…。世界樹の枝とかヒヒイロカネ。後はそうねぇ…。魔石かな。」


世界樹とは別名生命の樹と呼ばれるここファルシア王国の中心にそびえ立つこの世界の始まりからあると言われる木でこの国では信仰の対象となっている木である。


ヒヒイロカネは永遠不変の特性を持つ伝説の鉱石である。


魔石はとても魔力が濃くなっている場所で出来る透明な虹色の結晶でとても強い魔力を秘めている。


「う~む…。少々厳しいかのう。」


リルは考え込んでいた。


世界樹はエルフ達にとってとても大切な木であり神聖な物として扱われている。


ヒヒイロカネなど何処にあるかも検討がつかない。


魔石にしても魔力の濃い所には魔獣と呼ばれる動植物の変異した凶暴な生物が住んでいてとても危険である。


「無理ならの古代竜(エンシェントドラゴン)(ヒゲ)や神獣フェンリルの毛とかも使えるわよ。」


「どちらも伝説の○○と名前の前に付くような生物じゃろうが。」


リルはガクリと肩を落としていた。


古代竜は齢千年を越える竜の事であるし神獣フェンリルは白銀の毛を持つ神獣の王。またの名を狼王フェンリルとも呼ばれている。


どちらも伝説の生物である。


結局この日はこれ以上の案など浮かぶ訳もなく就寝する事となった。










~ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ~








???side



「…。とうとう大罪の獣が現れましたか。」


真っ白な何もない空間で腰まで長い緑の髪に若葉のような緑目のうす緑色のドレスを見に纏った女性が深刻そうな顔をしていた。


アレ(・・)は罪より生まれし穢れその物…。現れたと言う事はとうとうこの世界も末期に近づいてきた証拠…。」


「見つけなければ…。この世界の ー になってくれる存在を…。時間がない。」


女性は物鬱気にそう呟いた。


「この世界を見守り続けてどれ程の時が流れただろうか?いつからこの世界は神のごみ捨て場のような扱いになったのだろうか…。私はここから動く事も出来ない。誰かにこの声が届きますように…。」


「私は世界樹…。この声が聞こえていたらどうか私の元に来てください!」


世界樹の声は空しく響くだけであった。







~ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ~









ピピピピピピ…。 ポチッ。


「ん~。あれ?夢か…。」


目覚ましを止めたミラージュはボーッとした頭で何かを思いだそうとしていた。


…。たしかごみ捨て場だとか私の所へ来て欲しいだとか緑髪の女の人がそんな事言っていたような…。


「ま、いいか。よく覚えてないし…。リル様達の朝食を…。あ、泊まってるんだから私がしなくてよかったんだった。」


ミラージュはボストンバッグからメイド服と執事服を取り出した。


「う~ん昨日はメイド服だったし執事服にするかな。」


ミラージュは執事服に着替えるとリルの元へと向かった。


「リル様。起きて下さい。」


ミラージュはまだ眠っているリルを揺するが


「後、五分…。」


と全く起きる様子が無い。


「ハァ…。ダメですよー!」


バサッ!!っとミラージュは布団を剥ぎ取った。


「ムニャ!!え、ミラちゃん!わ、わかった起きるのじゃ!」


「やっと起きましたねリル様。ルイ様とアリア様を起こしてきますので着替えておいて下さいね。」


そう言うとミラージュは部屋を後にした。


ルイとアリアが起きて、メンバー全員が揃うとリル達は朝食が準備されているファルシア王国の王城であるフェリシス城内にある客間で会議の参加者全員と共に朝食をとった。


朝食後暫く歓談をしながら時間を潰し会議開始時間を待つ事となった。


「あの…。リル様。」


「何じゃミラちゃん?」


「緑髪に緑目のうす緑色のドレスの女の人に心当たりありませんか?」


「緑髪に緑目じゃと?」


リルは首を傾げていた。


「何かそんな感じの人が出てくる夢を見たんです。」


「ふ~む…。そうじゃなぁ。植物の体を持つアルラウネか樹の精霊のドライアドなら緑髪緑目じゃのう。」


リルはそう答えた。


「そうですか…。アルラウネかドライアドか…。」


「どちらもかなり珍しい種族じゃ。」


リルはミラージュの頭をワシワシと撫でた。


「夢で見ただけですけど本人に会って見たいです。」


「会えると良いの。」


リルは優しげに微笑んでいた。


「はい!あ…。もうそろそろ時間ですね。行きましょう。」


「おお!そうじゃな。」


客間を後にして全員が会議しに集まり今日の四ヶ国会議が始まるのだった。






いつも読んで頂きありがとうございます。

面白いと思ってくださった方は広告の下に★があります評価をくださると嬉しいです。

感想やブックマークも是非よろしくお願いいたします。

新作、転生魔王創世記も投稿開始しましたのでそちらも是非読んでみて下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 今回は新しい登場人物がいなかったからか、分かりやすく、読みやすかった。 [気になる点] 世界樹の辺りが某ゲームと似てたかな(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ