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諦念ハロウィン



ハロウィンがあります


保証さえあれば

ハロウィンに向かって

僕は邁進します


でも、

そこにはひとかけらの

保証もないのです


だから、

ハロウィンには

夢を見ることをやめるのです


いいえ、

諦めるんじゃ、

ありません


僕は、

ハロウィンを、

見ないのです


見ない

ハロウィンを、

どこかで見かけます


みんな楽しそうにはしゃいでいます


僕だけ

ひとりです


なにも欲しくない

なにもあげないし


僕は僕だけで

10月31日の夜は寒いし


10月31日は終わったし

それは確かに終わりましたし


ぜんぜんハロウィンを

知らない人がいる


そのつどハロウィンを

みんなに教えるよ


なんの保証もない

お祭り騒ぎだよ


それでもいいなら

どうぞと勧めるよ


そこに確かに

ハロウィンは、あるのですから


また、来年

ハロウィーンで、お会いしましょう、ね?



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